長野県諏訪二葉高等学校正面玄関に、明治時代のピアノがあります。このピアノは、松本ピアノというメーカーのもので、明治44年(1911年)に作られたものです。
昨年、創立百周年記念事業の一環としてこのピアノが復元され、先日9月7日に、正面玄関にて、ロビーコンサートが行われました。
プログラムの1曲目は、ピアノの多彩な音色を楽しんでいただきたいと思い、ベートーヴェン作曲ピアノソナタ作品27-2「月光」から始めました。
このピアノには、ペダルが4本あり、左から2番目のペダルを操作すると、なんとチェンバロの音色がでます。とてもかわいらしい音が奏でられ、小さな女の子がふわふわのドレスを身にまとって踊っているようでしたので、J.S.バッハのメヌエットを演奏しました。
1台のピアノで2台の楽器の音色が楽しめて、夢のようですが、チェンバロは100年ほど忘れられていたと聞いたことがあります。
1900年初頭、ワンダ・ランドフスカがチェンバリストとしてデビューし、彼女によって、チェンバロが復活・普及していったようです。
そういう頃に、チェンバロの音色が出せるピアノというのは、時代の先駆者といえるかもしれません。
このあたりのことは、個人的に、これからさらに詳しく調べてみたいと思っています。
その後、同時期に作曲されたドビュッシー、そして、ピアノの音色を充分に味わえるリストの作品を演奏しました。
当日は、予想以上の反響で、立ち見もでるほどたくさんの方たちが聴きにいらして下さいました。明治時代の二葉高校を偲び、またピアノの音色を堪能したとお声をかけていただき、私もほっとしております。
このピアノの周りに人が集い、諏訪二葉高校が益々活気溢れる学校になっていくことをお祈りします。
http://www.piano-lessons.jp/
昨年、創立百周年記念事業の一環としてこのピアノが復元され、先日9月7日に、正面玄関にて、ロビーコンサートが行われました。
プログラムの1曲目は、ピアノの多彩な音色を楽しんでいただきたいと思い、ベートーヴェン作曲ピアノソナタ作品27-2「月光」から始めました。
このピアノには、ペダルが4本あり、左から2番目のペダルを操作すると、なんとチェンバロの音色がでます。とてもかわいらしい音が奏でられ、小さな女の子がふわふわのドレスを身にまとって踊っているようでしたので、J.S.バッハのメヌエットを演奏しました。
1台のピアノで2台の楽器の音色が楽しめて、夢のようですが、チェンバロは100年ほど忘れられていたと聞いたことがあります。
1900年初頭、ワンダ・ランドフスカがチェンバリストとしてデビューし、彼女によって、チェンバロが復活・普及していったようです。
そういう頃に、チェンバロの音色が出せるピアノというのは、時代の先駆者といえるかもしれません。
このあたりのことは、個人的に、これからさらに詳しく調べてみたいと思っています。
その後、同時期に作曲されたドビュッシー、そして、ピアノの音色を充分に味わえるリストの作品を演奏しました。
当日は、予想以上の反響で、立ち見もでるほどたくさんの方たちが聴きにいらして下さいました。明治時代の二葉高校を偲び、またピアノの音色を堪能したとお声をかけていただき、私もほっとしております。
このピアノの周りに人が集い、諏訪二葉高校が益々活気溢れる学校になっていくことをお祈りします。
http://www.piano-lessons.jp/