随分、久し振りの更新になりますね。^^;
実は引越しをした為、今はインターネットが使えない状態です。
今日はインターネットカフェで更新しています。^^
私がインターネットを使っていない間に、
棋界ではゴキゲン中飛車が猛威を振るっていますね。^-^
戸辺誠さんがB級2組への昇級を決め、同時に新六段に。^-^
同い年の棋士なので、大変うれしく思います。^^
そして、女流では里見香奈倉敷藤花がストレートで女流名人を奪取。
久保棋王も、A級への昇級を決め、王将戦でもあと一勝で奪取と迫っています。
この3人は、先手では石田流、後手ではゴキゲン中飛車を主軸にしているのが共通していますね。
これが、現代の振り飛車党のスタンダードと言えるのかもしれません。
**********************************************************************
さて、前回の▲3七銀急戦対△4四銀型の記事に関して美濃囲いではダメかというご質問を頂きました。
今回はその疑問にお答えすべく、美濃囲いでの戦いを取り上げたいと思います。
今週の週間将棋に載っていた実戦例が教材として適していたので、それを用いたいと思います。
第18期銀河戦▲中村太地四段vs△遠山雄亮四段です。
テーマ図は後手が美濃囲いに組んだところ。
前回の第1図から端歩の突き合いを消して、△6二銀を△7二銀にしたものです。
銀が上がる位置がひとつ違うとどの様に変わるのか注目頂ければと思います。
テーマ図からの指し手
▲3七桂△5一飛(途中図)▲5八金右△9四歩▲9六歩△8四歩(第1図)
◇銀冠を目指す
▲3七桂と跳ねて先手は攻撃準備完了。
いつでも▲4五桂や▲4五銀の仕掛けを敢行できる体勢です。
▲3七桂に△5一飛はワンセットと記憶して下さい。
例えば、先に△3二金と上がれば▲4五銀△同銀▲同桂に対して、
(a)△2二角▲2四歩△同歩▲4一銀(A図)
(b)△5一角▲5三銀(B図)でどちらも必敗級です。
しかし、これが△6二銀型(C図)であった場合は、
C図から△5一角▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲5五銀(D図)で、
劣勢ながらも先に△3二金と上がった罪は軽く済みます。
▲5八金右では▲2四歩(E図)の仕掛けも考えられます。
これは△同歩と取れません。
つまり、▲4五銀△同銀▲同桂不成△4二角▲5三銀(F図)といきなり打ち込む手が成立するからです。
以下、△同角▲同桂不成△同飛▲2四飛(G図)と突破されてしまいます。
E図では△2四同角と取るしかないのですが、▲5五銀左△同銀▲同角(H図)で先手好調です。
以下、△同飛▲同銀△5七角成▲6六銀△4七馬▲4八銀△3六馬▲2三飛成(I図)が一例。
この仕掛けは、△6二銀型であれば▲5三銀の打ち込みが無い為不成立です。
まずは、この桂跳ねから▲5三銀を気にしなくて良いのが△6二銀型の第1の長所です。
先手も仕掛けを見送ったので、後手は片銀冠への組み替えを狙います。
無事に片銀冠に組めれば良いのですが…。
第1図からの指し手
▲1六歩△1四歩▲2九飛△3二金▲6八金上△1二香(第2図)
◇離れ駒が出来て危険
第1図から第2図に至る手順のどこにおいても、先手はすぐに仕掛け狙えます。
その為、離れ駒のできる△8三銀は指しにくいのです。
△1四歩のところで△8三銀は前述の▲2四歩の仕掛けがあります。
これは▲5八金右が入って△5七角成を消していて、より万全の仕掛けになります。
先手は▲2九飛で第2戦備体制完了です。
例えば△8三銀には▲4五桂と跳躍し、
(c)△4二角▲5五銀左△同銀▲同角(J図)の仕掛けが脅威ですし、
(d)△2二角▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三歩△1三角▲2九飛(K図)で、
次の▲5五銀左の仕掛けがあって支えきれません。
また、△1二香に替えて△8三銀でも、
▲4五桂△2二角▲2四歩△同歩▲同飛
(e)△2三歩(▲2三歩の防ぎ)▲3四飛△4二金▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三歩(L図)
で1歩損して(c)の仕掛けに合流してしまいます。
(f)△3三桂の受けは本譜の進行に合流するのでそちらで解説します。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【番外編】
後手はカウンター狙いでひたすら手待ちに徹するのですが、先手も手待ちに付き合うのも有力手段です。
第2図の後手はこれ以上駒を動かしようがありません。
例えば、▲1八香の手待ちに
(i)△1三香は▲4五銀△同銀▲同桂△1一角▲2四歩△同歩▲1二銀△4四角▲2四飛(M図)
(ii)△6四歩は勿論▲7五銀
(iii)△4二金は▲4五銀△同銀▲同桂△1一角▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三銀
ただ、(iv)△9二玉の手待ちは有力かもしれません。
これは、ひたすら△9二玉~△8二玉~…を繰り返して、千日手を狙う構想。
先手が打開するなら▲4五桂が考えられる仕掛け。
以下、△1一角▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4二金▲2四歩△3三桂▲2三歩成
△4五銀▲2四飛△5四飛▲同飛△同銀▲1二と△6四桂▲7七銀△2八飛▲1一と
△1八飛成▲1二飛△5二金寄(N図)が一例です。
角桂交換の駒損でも、自玉は鉄壁で△7四香の攻めもあって、
先手は壁角がほぐし様の無い格好で後手が指せるでしょう。
これなら美濃囲いの顔も立つでしょう。
この△9二玉~△8二玉の手待ちはちょっとした発見かもしれません。^-^
第2図を金美濃囲いにしたO図の場合ですが、これは展開がガラリと変わります。
▲1八香に対して
(v)△6四歩が木村美濃への発展を狙った一着で、それでも先手が手待ちを繰り返す場合、
▲6九金△6三銀▲6八金上△5四銀(P図)と力強く繰り出せば、先手は仕掛けの糸口を失います。
これは、片美濃囲いと金美濃囲いの大きな差でしょう。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
第2図からの指し手
▲4五桂△2二角▲2四歩△同歩▲同飛△3三桂▲同桂成△同角▲2九飛△2三歩▲3五歩△同歩▲3九飛(第3図)
◇先手、快調な攻め
▲4五桂の仕掛けに本譜は△2二角と引きました。
▲2四歩△同歩▲同飛は当然で、ここで△2三歩は前述の(e)の展開になるでしょう。
本譜は、先程説明を省略した(f)△3三桂の反発。
以下、▲同桂成△同角▲2九飛に△2三歩は、▲2四桂を防いだものでしょう。
しかし、▲3五歩~▲3九飛で先手の仕掛けが受かりません。
△2二角に替えて△1一角なら番外編(iv)△9二玉の変化と同じ様な進行となってこれも指せると思います。
**********************************************************************
【考察】
≪片美濃囲いと金美濃囲いを比較した結論≫
・駒組が飽和状態になってから仕掛けられた場合、後の変化にそれほど差は認められません。
片美濃囲いは左金を寄せやすいですし、金美濃囲いは端攻めに耐久性があるので一長一短。
・E図~F図に現れた▲5三銀の打ち込みがあるのが片美濃囲いの難点。
この変化に自身があれば問題ないが、金美濃囲い(早囲い)ならこの打ち込みが無いので
無難に駒組ができる。
・相手がひたすら手待ちに徹してきた場合、片美濃囲いでは△9二玉~△8二玉の
千日手狙い以外有力な手が無いのに対し、金美濃囲いは△6四歩~△6三銀~△5四銀と
積極的に打開できる。
**********************************************************************
以上が、美濃囲いにおける戦いの一例です。
参考になれば幸いです。^-^
そういえば、コメント欄を承認制にしました。
不愉快な書き込みの対策ですのでご了承下さい。
【参考棋譜】
先手:中村太地四段
後手:遠山雄亮四段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲7八玉 △6二玉
▲6八銀 △7二玉 ▲3六歩 △4二銀 ▲3七銀 △5三銀
▲4六銀 △4四銀 ▲7七銀 △8二玉 ▲6六銀 △7二銀
▲3七桂 △5一飛 ▲5八金右 △9四歩 ▲9六歩 △8四歩
▲1六歩 △1四歩 ▲2九飛 △3二金 ▲6八金上 △1二香
▲4五桂 △2二角 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △3三桂
▲同桂成 △同 角 ▲2九飛 △2三歩 ▲3五歩 △同 歩
▲3九飛 △4二金 ▲3四歩 △2四角 ▲5五銀左 △6四桂
▲4四銀 △同 歩 ▲同 角 △3六歩 ▲同 飛 △7六桂
▲6九金 △4五歩 ▲3五銀 △5六歩 ▲同 歩 △4三金
▲2二角成 △3五角 ▲同 飛 △5六飛 ▲5七歩 △2六飛
▲7七銀 △3三歩 ▲4五飛 △2九飛成 ▲4三飛成 △8八銀
▲5九桂 △7七銀成 ▲同 玉 △4九銀 ▲4八金 △3八銀成
▲5八金寄 △4九銀 ▲4二龍 △5八銀不成▲同 金 △4八成銀
▲7六玉 △5二金打 ▲3一龍 △5八成銀 ▲4四角 △5三金打
▲5五角 △6四歩 ▲7五銀 △5九龍 ▲8四銀 △5一桂
▲7五桂 △5四金 ▲8三銀打 △7一玉 ▲8二金 △6二玉
▲7二銀成 △同 金 ▲同 金 △同 玉 ▲8三銀不成△6二玉
▲7二金 △5三玉 ▲3三龍
まで117手で先手の勝ち
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戸辺誠さんがB級2組への昇級を決め、同時に新六段に。^-^
同い年の棋士なので、大変うれしく思います。^^
そして、女流では里見香奈倉敷藤花がストレートで女流名人を奪取。
久保棋王も、A級への昇級を決め、王将戦でもあと一勝で奪取と迫っています。
この3人は、先手では石田流、後手ではゴキゲン中飛車を主軸にしているのが共通していますね。
これが、現代の振り飛車党のスタンダードと言えるのかもしれません。
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さて、前回の▲3七銀急戦対△4四銀型の記事に関して美濃囲いではダメかというご質問を頂きました。
今回はその疑問にお答えすべく、美濃囲いでの戦いを取り上げたいと思います。
今週の週間将棋に載っていた実戦例が教材として適していたので、それを用いたいと思います。
第18期銀河戦▲中村太地四段vs△遠山雄亮四段です。
テーマ図は後手が美濃囲いに組んだところ。
前回の第1図から端歩の突き合いを消して、△6二銀を△7二銀にしたものです。
銀が上がる位置がひとつ違うとどの様に変わるのか注目頂ければと思います。
テーマ図からの指し手
▲3七桂△5一飛(途中図)▲5八金右△9四歩▲9六歩△8四歩(第1図)
◇銀冠を目指す
▲3七桂と跳ねて先手は攻撃準備完了。
いつでも▲4五桂や▲4五銀の仕掛けを敢行できる体勢です。
▲3七桂に△5一飛はワンセットと記憶して下さい。
例えば、先に△3二金と上がれば▲4五銀△同銀▲同桂に対して、
(a)△2二角▲2四歩△同歩▲4一銀(A図)
(b)△5一角▲5三銀(B図)でどちらも必敗級です。
しかし、これが△6二銀型(C図)であった場合は、
C図から△5一角▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲5五銀(D図)で、
劣勢ながらも先に△3二金と上がった罪は軽く済みます。
▲5八金右では▲2四歩(E図)の仕掛けも考えられます。
これは△同歩と取れません。
つまり、▲4五銀△同銀▲同桂不成△4二角▲5三銀(F図)といきなり打ち込む手が成立するからです。
以下、△同角▲同桂不成△同飛▲2四飛(G図)と突破されてしまいます。
E図では△2四同角と取るしかないのですが、▲5五銀左△同銀▲同角(H図)で先手好調です。
以下、△同飛▲同銀△5七角成▲6六銀△4七馬▲4八銀△3六馬▲2三飛成(I図)が一例。
この仕掛けは、△6二銀型であれば▲5三銀の打ち込みが無い為不成立です。
まずは、この桂跳ねから▲5三銀を気にしなくて良いのが△6二銀型の第1の長所です。
先手も仕掛けを見送ったので、後手は片銀冠への組み替えを狙います。
無事に片銀冠に組めれば良いのですが…。
第1図からの指し手
▲1六歩△1四歩▲2九飛△3二金▲6八金上△1二香(第2図)
◇離れ駒が出来て危険
第1図から第2図に至る手順のどこにおいても、先手はすぐに仕掛け狙えます。
その為、離れ駒のできる△8三銀は指しにくいのです。
△1四歩のところで△8三銀は前述の▲2四歩の仕掛けがあります。
これは▲5八金右が入って△5七角成を消していて、より万全の仕掛けになります。
先手は▲2九飛で第2戦備体制完了です。
例えば△8三銀には▲4五桂と跳躍し、
(c)△4二角▲5五銀左△同銀▲同角(J図)の仕掛けが脅威ですし、
(d)△2二角▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三歩△1三角▲2九飛(K図)で、
次の▲5五銀左の仕掛けがあって支えきれません。
また、△1二香に替えて△8三銀でも、
▲4五桂△2二角▲2四歩△同歩▲同飛
(e)△2三歩(▲2三歩の防ぎ)▲3四飛△4二金▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三歩(L図)
で1歩損して(c)の仕掛けに合流してしまいます。
(f)△3三桂の受けは本譜の進行に合流するのでそちらで解説します。
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【番外編】
後手はカウンター狙いでひたすら手待ちに徹するのですが、先手も手待ちに付き合うのも有力手段です。
第2図の後手はこれ以上駒を動かしようがありません。
例えば、▲1八香の手待ちに
(i)△1三香は▲4五銀△同銀▲同桂△1一角▲2四歩△同歩▲1二銀△4四角▲2四飛(M図)
(ii)△6四歩は勿論▲7五銀
(iii)△4二金は▲4五銀△同銀▲同桂△1一角▲2四歩△同歩▲同飛△3二金▲2三銀
ただ、(iv)△9二玉の手待ちは有力かもしれません。
これは、ひたすら△9二玉~△8二玉~…を繰り返して、千日手を狙う構想。
先手が打開するなら▲4五桂が考えられる仕掛け。
以下、△1一角▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4二金▲2四歩△3三桂▲2三歩成
△4五銀▲2四飛△5四飛▲同飛△同銀▲1二と△6四桂▲7七銀△2八飛▲1一と
△1八飛成▲1二飛△5二金寄(N図)が一例です。
角桂交換の駒損でも、自玉は鉄壁で△7四香の攻めもあって、
先手は壁角がほぐし様の無い格好で後手が指せるでしょう。
これなら美濃囲いの顔も立つでしょう。
この△9二玉~△8二玉の手待ちはちょっとした発見かもしれません。^-^
第2図を金美濃囲いにしたO図の場合ですが、これは展開がガラリと変わります。
▲1八香に対して
(v)△6四歩が木村美濃への発展を狙った一着で、それでも先手が手待ちを繰り返す場合、
▲6九金△6三銀▲6八金上△5四銀(P図)と力強く繰り出せば、先手は仕掛けの糸口を失います。
これは、片美濃囲いと金美濃囲いの大きな差でしょう。
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第2図からの指し手
▲4五桂△2二角▲2四歩△同歩▲同飛△3三桂▲同桂成△同角▲2九飛△2三歩▲3五歩△同歩▲3九飛(第3図)
◇先手、快調な攻め
▲4五桂の仕掛けに本譜は△2二角と引きました。
▲2四歩△同歩▲同飛は当然で、ここで△2三歩は前述の(e)の展開になるでしょう。
本譜は、先程説明を省略した(f)△3三桂の反発。
以下、▲同桂成△同角▲2九飛に△2三歩は、▲2四桂を防いだものでしょう。
しかし、▲3五歩~▲3九飛で先手の仕掛けが受かりません。
△2二角に替えて△1一角なら番外編(iv)△9二玉の変化と同じ様な進行となってこれも指せると思います。
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【考察】
≪片美濃囲いと金美濃囲いを比較した結論≫
・駒組が飽和状態になってから仕掛けられた場合、後の変化にそれほど差は認められません。
片美濃囲いは左金を寄せやすいですし、金美濃囲いは端攻めに耐久性があるので一長一短。
・E図~F図に現れた▲5三銀の打ち込みがあるのが片美濃囲いの難点。
この変化に自身があれば問題ないが、金美濃囲い(早囲い)ならこの打ち込みが無いので
無難に駒組ができる。
・相手がひたすら手待ちに徹してきた場合、片美濃囲いでは△9二玉~△8二玉の
千日手狙い以外有力な手が無いのに対し、金美濃囲いは△6四歩~△6三銀~△5四銀と
積極的に打開できる。
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以上が、美濃囲いにおける戦いの一例です。
参考になれば幸いです。^-^
そういえば、コメント欄を承認制にしました。
不愉快な書き込みの対策ですのでご了承下さい。
【参考棋譜】
先手:中村太地四段
後手:遠山雄亮四段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲7八玉 △6二玉
▲6八銀 △7二玉 ▲3六歩 △4二銀 ▲3七銀 △5三銀
▲4六銀 △4四銀 ▲7七銀 △8二玉 ▲6六銀 △7二銀
▲3七桂 △5一飛 ▲5八金右 △9四歩 ▲9六歩 △8四歩
▲1六歩 △1四歩 ▲2九飛 △3二金 ▲6八金上 △1二香
▲4五桂 △2二角 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △3三桂
▲同桂成 △同 角 ▲2九飛 △2三歩 ▲3五歩 △同 歩
▲3九飛 △4二金 ▲3四歩 △2四角 ▲5五銀左 △6四桂
▲4四銀 △同 歩 ▲同 角 △3六歩 ▲同 飛 △7六桂
▲6九金 △4五歩 ▲3五銀 △5六歩 ▲同 歩 △4三金
▲2二角成 △3五角 ▲同 飛 △5六飛 ▲5七歩 △2六飛
▲7七銀 △3三歩 ▲4五飛 △2九飛成 ▲4三飛成 △8八銀
▲5九桂 △7七銀成 ▲同 玉 △4九銀 ▲4八金 △3八銀成
▲5八金寄 △4九銀 ▲4二龍 △5八銀不成▲同 金 △4八成銀
▲7六玉 △5二金打 ▲3一龍 △5八成銀 ▲4四角 △5三金打
▲5五角 △6四歩 ▲7五銀 △5九龍 ▲8四銀 △5一桂
▲7五桂 △5四金 ▲8三銀打 △7一玉 ▲8二金 △6二玉
▲7二銀成 △同 金 ▲同 金 △同 玉 ▲8三銀不成△6二玉
▲7二金 △5三玉 ▲3三龍
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美濃囲いは案外薄い囲いで、低い陣形なので押さえ込まれると辛くなるんですよね。
糸谷流右玉でもそうですが、押さえ込みを相手が狙っている場合は、積極的に木村美濃に組み替えるべきだと思います。
参考になった様で大変うれしく思います。^-^
金美濃にする構想は中央を厚くしているんですね。
そして進展性にも富んでいるのですね。
確かに片銀冠に組む(△8三銀)瞬間は、駒がぶつかると危険ですね。
前回はコメントできませんでしたが、大変参考になりました。