トランスポーター3 アンリミテッドをレンタルして観ました。^-^
Amazonのカスタマーレビューでは賛否両論の様ですが、私は楽しめました。^-^
車に同乗するラリった女にはイラっと来ましたが、フランクが敵に囲まれて
車で湖に飛び込むシーンがとても良かった。
どうやって脱出するのかと観ていたら、そんな方法が!!と驚きました。
ジェイソン・ステイサム演じるフランクは危機的な状況でも、
いつでもアメリカンジョークを飛ばしてクールでカッコいいです。^-^
私にもそんな余裕が欲しいものです。
**********************************************************************
さて、2連続で▲5八金右超急戦を解説しましたがどうでしたか?
今回はコメントが頂けなかったのですが、興味の無い戦型だったのか…。
プロの主流ではないマイナーな△7二玉型なので仕方の無いところでしょうか。^^;
皆様がどういった戦型に興味があるのか是非伺ってみたいです。^^
ところで、木金に行われた王将戦第2局は、この間狙い筋を紹介した
▲3七銀急戦の超速攻でしたね。
残念ながら先手が勝ちましたが、後手もやれそうに思いました。
この形は正直あまり研究していませんが、朝日杯将棋オープン戦で佐藤和俊五段が見せた浮き飛車から
銀バサミの構想はその後指されていませんがどうなのでしょう。
この超速攻については、研究してそのうち載せたいと思います。
今回は、▲3七銀急戦の郷田流を解説します。
以前、△4四銀型は後手苦戦と言ってしまったのですが、現状は郷田流対策の1番手に
なっています。
私の見る目の無さには呆れます。T-T
では、以前示したテーマ図12を起点に解説していきます。
テーマ図12からの指し手
▲7七銀△6二銀▲6六銀△8二玉▲3七桂△5一飛▲9六歩△9四歩(第1図)
◇美濃より中央志向
▲7七銀は次に▲6六銀の増援を見た手。
対する△6二銀は何気ないようで、先手が▲5八金右等ならば△5三銀▲6六銀△5四銀(A図)で、
中央の位が安定してしまいますし、△6四歩~△6五歩と銀を追い返される形になっています。
これは▲5八金右~▲7七銀の手順前後でも狙えるので、後手としては見逃したくない隙です。
▲3七桂は油断ならない手で、後手が不用意な手を指すと一気に攻め込まれます。
例えば、△3二金は▲2四歩△同歩▲4五銀△同銀▲同桂△5一角(*)▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲5五銀(B図)
(*)△2二角は▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲2三金(C図)。
これは、△7二金でも▲6一銀の割り打ちから同じ様な攻めを浴びてしまいます。
この変化は、銀の割り打ちによって、後手の飛車を5筋からずらす事が急所です。
それは、これから紹介するカウンターがなくなっているからです。
第1図からの指し手①
▲2四歩△同歩▲4五銀△同銀▲同桂△4二角▲5五銀△3三桂(第2図)
◇左桂を捌く
第1図からは2通りの仕掛けが考えられます。
まずは先程と同じ仕掛けですが、△3三桂と強く反発するのが定跡化された一手。
▲同桂成は△同角(D図)でカウンターが決まります。
D図から▲6六銀は△6五銀が王手飛車を見て強烈ですし、
▲5六歩も△6五銀~△7六銀で端攻めが脅威になります。
同じ様で、第2図から▲4六歩△4五桂▲同歩△3三角は▲4四歩(E図)で失敗します。
ここは▲4六歩△6五銀(F図)とするべきです。
先手は△7六銀を防ぐ事ができませんし、▲7七歩と追い返したくても5五銀が浮いています。
また、F図から▲2四飛は△4五桂が厳しい切り返しになります。
以下、▲2七飛△5七桂不成▲同飛△5六歩▲2七飛△5七桂(G図)で駒得確定です。
よって、▲2四歩~▲4五銀は難しいのです。
第1図からの指し手②
▲2四歩△同歩▲4五桂△4二角▲5五銀左△同銀▲同角△同飛▲同銀△3七角
▲2九飛△5五角成(第3図)
◇桂跳ねも失敗
▲2四歩~▲4五桂が第2の仕掛け。
しかし、結論から言えばこれもうまく行きません。
ここは△4二角と引いて▲2四飛と走られるのを防ぎましょう。
対して▲5五銀右は△4五銀と桂馬を取られてしまいます。
なので、▲5五銀左ですが、△同銀▲同銀では先程と同じ展開になるので▲同角と変化しますが、
バッサリ△同飛~△3七角で銀得になります。
更に、桂馬か香車が取れる展開で後手良しは明らかです。
しかし、これは▲2九飛・▲5八金右の二手が入ると先手が良くなります。
これについては、次に紹介する変化で紹介します。
第1図からの指し手③
▲2九飛△7二金(途中図)▲5八金右△1二香▲2四歩△同歩▲4五桂(第4図)
◇少しの形の違いが成否を変える
まず、▲5八金右を省いた途中図で仕掛けると、▲2四歩△同歩▲4五桂△4二角
▲5五銀左△同銀▲同角△4四銀▲8八角△4五銀▲同銀△3三桂▲3四銀△3七桂
(H図)で損します。
そこで、▲5八金右も必要なのですが、△1二香が大事な一手。
これは、あらかじめ角筋を避けているだけに見えて、重要な狙いがあるのです。
第4図からの指し手
△1一角▲2四飛△3二金▲3五歩△2三歩▲3四飛△4二金▲2四歩△3三桂
▲5五銀左△4五銀▲同銀△同桂▲5六歩△3三銀▲5四飛△5三銀(第5図)
◇辺境に角を引く
直前の△1二香は、△1一角の逃げ場を作る為のものでした。
私が知る限りでは、最初に指したのは里見香奈倉敷藤花です。
これは、二枚銀急戦でも出てくる手筋ですね。
▲2四飛と走られてしまいますが、△3二金で受かっています。
▲3五歩に△同歩は▲5五銀左△同銀▲3三歩△同桂▲5五角で(I図)大変なので気を付けましょう。
そこで、△2三歩と打ってしまってから△4二金で駒が使いやすくなります。
先手は▲2四歩ですが、取れば▲同飛~▲2三飛成でうるさくなります。
ここは△3三桂から左桂を捌くのが好着想で、▲2三歩成は△4五銀▲同銀△同桂
▲1二と△4四角(J図)で、左辺がきれいに捌けた後手が指しやすいでしょう。
▲5五銀左にも、△4五銀から自然に桂得してから飛車を詰まして後手良しでしょう。
以上で、▲3七銀急戦・郷田流対策の解説を終わります。
今回は、かなり体系的で理論的にまとめられたのではないかと思っています。^-^
**********************************************************************
次回は未定ですが、▲7八金型も超急戦も中途半端なところで中断しているんですよね。
どちらかを紹介したいのですが、実は週末に引越しを控えているんです。^^;
すぐに更新できないかもしれませんが、ご了承下さい。
ご要望もお待ちしています。^-^
ちなみに、明日は私の誕生日です。^-^
恐らく残業ですが、順位戦C級2組を楽しみに頑張ります。^^;
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ジェイソン・ステイサム演じるフランクは危機的な状況でも、
いつでもアメリカンジョークを飛ばしてクールでカッコいいです。^-^
私にもそんな余裕が欲しいものです。
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さて、2連続で▲5八金右超急戦を解説しましたがどうでしたか?
今回はコメントが頂けなかったのですが、興味の無い戦型だったのか…。
プロの主流ではないマイナーな△7二玉型なので仕方の無いところでしょうか。^^;
皆様がどういった戦型に興味があるのか是非伺ってみたいです。^^
ところで、木金に行われた王将戦第2局は、この間狙い筋を紹介した
▲3七銀急戦の超速攻でしたね。
残念ながら先手が勝ちましたが、後手もやれそうに思いました。
この形は正直あまり研究していませんが、朝日杯将棋オープン戦で佐藤和俊五段が見せた浮き飛車から
銀バサミの構想はその後指されていませんがどうなのでしょう。
この超速攻については、研究してそのうち載せたいと思います。
今回は、▲3七銀急戦の郷田流を解説します。
以前、△4四銀型は後手苦戦と言ってしまったのですが、現状は郷田流対策の1番手に
なっています。
私の見る目の無さには呆れます。T-T
では、以前示したテーマ図12を起点に解説していきます。
テーマ図12からの指し手
▲7七銀△6二銀▲6六銀△8二玉▲3七桂△5一飛▲9六歩△9四歩(第1図)
◇美濃より中央志向
▲7七銀は次に▲6六銀の増援を見た手。
対する△6二銀は何気ないようで、先手が▲5八金右等ならば△5三銀▲6六銀△5四銀(A図)で、
中央の位が安定してしまいますし、△6四歩~△6五歩と銀を追い返される形になっています。
これは▲5八金右~▲7七銀の手順前後でも狙えるので、後手としては見逃したくない隙です。
▲3七桂は油断ならない手で、後手が不用意な手を指すと一気に攻め込まれます。
例えば、△3二金は▲2四歩△同歩▲4五銀△同銀▲同桂△5一角(*)▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲5五銀(B図)
(*)△2二角は▲4一銀△4二飛▲3二銀成△同飛▲2三金(C図)。
これは、△7二金でも▲6一銀の割り打ちから同じ様な攻めを浴びてしまいます。
この変化は、銀の割り打ちによって、後手の飛車を5筋からずらす事が急所です。
それは、これから紹介するカウンターがなくなっているからです。
第1図からの指し手①
▲2四歩△同歩▲4五銀△同銀▲同桂△4二角▲5五銀△3三桂(第2図)
◇左桂を捌く
第1図からは2通りの仕掛けが考えられます。
まずは先程と同じ仕掛けですが、△3三桂と強く反発するのが定跡化された一手。
▲同桂成は△同角(D図)でカウンターが決まります。
D図から▲6六銀は△6五銀が王手飛車を見て強烈ですし、
▲5六歩も△6五銀~△7六銀で端攻めが脅威になります。
同じ様で、第2図から▲4六歩△4五桂▲同歩△3三角は▲4四歩(E図)で失敗します。
ここは▲4六歩△6五銀(F図)とするべきです。
先手は△7六銀を防ぐ事ができませんし、▲7七歩と追い返したくても5五銀が浮いています。
また、F図から▲2四飛は△4五桂が厳しい切り返しになります。
以下、▲2七飛△5七桂不成▲同飛△5六歩▲2七飛△5七桂(G図)で駒得確定です。
よって、▲2四歩~▲4五銀は難しいのです。
第1図からの指し手②
▲2四歩△同歩▲4五桂△4二角▲5五銀左△同銀▲同角△同飛▲同銀△3七角
▲2九飛△5五角成(第3図)
◇桂跳ねも失敗
▲2四歩~▲4五桂が第2の仕掛け。
しかし、結論から言えばこれもうまく行きません。
ここは△4二角と引いて▲2四飛と走られるのを防ぎましょう。
対して▲5五銀右は△4五銀と桂馬を取られてしまいます。
なので、▲5五銀左ですが、△同銀▲同銀では先程と同じ展開になるので▲同角と変化しますが、
バッサリ△同飛~△3七角で銀得になります。
更に、桂馬か香車が取れる展開で後手良しは明らかです。
しかし、これは▲2九飛・▲5八金右の二手が入ると先手が良くなります。
これについては、次に紹介する変化で紹介します。
第1図からの指し手③
▲2九飛△7二金(途中図)▲5八金右△1二香▲2四歩△同歩▲4五桂(第4図)
◇少しの形の違いが成否を変える
まず、▲5八金右を省いた途中図で仕掛けると、▲2四歩△同歩▲4五桂△4二角
▲5五銀左△同銀▲同角△4四銀▲8八角△4五銀▲同銀△3三桂▲3四銀△3七桂
(H図)で損します。
そこで、▲5八金右も必要なのですが、△1二香が大事な一手。
これは、あらかじめ角筋を避けているだけに見えて、重要な狙いがあるのです。
第4図からの指し手
△1一角▲2四飛△3二金▲3五歩△2三歩▲3四飛△4二金▲2四歩△3三桂
▲5五銀左△4五銀▲同銀△同桂▲5六歩△3三銀▲5四飛△5三銀(第5図)
◇辺境に角を引く
直前の△1二香は、△1一角の逃げ場を作る為のものでした。
私が知る限りでは、最初に指したのは里見香奈倉敷藤花です。
これは、二枚銀急戦でも出てくる手筋ですね。
▲2四飛と走られてしまいますが、△3二金で受かっています。
▲3五歩に△同歩は▲5五銀左△同銀▲3三歩△同桂▲5五角で(I図)大変なので気を付けましょう。
そこで、△2三歩と打ってしまってから△4二金で駒が使いやすくなります。
先手は▲2四歩ですが、取れば▲同飛~▲2三飛成でうるさくなります。
ここは△3三桂から左桂を捌くのが好着想で、▲2三歩成は△4五銀▲同銀△同桂
▲1二と△4四角(J図)で、左辺がきれいに捌けた後手が指しやすいでしょう。
▲5五銀左にも、△4五銀から自然に桂得してから飛車を詰まして後手良しでしょう。
以上で、▲3七銀急戦・郷田流対策の解説を終わります。
今回は、かなり体系的で理論的にまとめられたのではないかと思っています。^-^
**********************************************************************
次回は未定ですが、▲7八金型も超急戦も中途半端なところで中断しているんですよね。
どちらかを紹介したいのですが、実は週末に引越しを控えているんです。^^;
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ちなみに、明日は私の誕生日です。^-^
恐らく残業ですが、順位戦C級2組を楽しみに頑張ります。^^;
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王将戦で出現したためか、最近は穴熊よりも▲3七銀急戦のほうをよく見かけますね。
振り飛車党としてありがたいようなそうでないような、複雑な気持ちです。
昨日のC級2組でも、超速攻の将棋が一局ありましたね。
個人的には左金を動かしにくい居飛穴で来られる方が嫌ではありますが、
この将棋も嫌ですよね。
ただ、大体の急戦は仕掛ける方に無理があるので、
超速攻もそのうち無理の結論が出ると私は信じています。^-^
▲3七銀超急戦は結構昔からアマチュアの間では指されていた気がしますが、
プロが指し出してから急速に定跡が整備され始めた印象です。
私は全然対策を知らないので、こちらで勉強させて頂きますね!
△6二銀~△8二玉の早囲いは固くなりにくいので個人的には苦手なのですが、
上記に変えて久保棋王が指された△8二玉~△7二銀の美濃は難しいのでしょうか?
よくわからないのですが、固さより中央を厚くする方が重要になる将棋なんでしょうかねぇ?
そうですね。▲3七銀急戦はゴキゲン中飛車が流行る前からありましたし、
無策で超速攻はやってくるアマチュアもいましたね。
確かに、早囲いのままでは弱いのですが、もう一手△7二金とすると引き締まります。
これは「金美濃囲い」と呼ばれるもので、藤井猛九段が得意の急戦向かい飛車を
指すときに金美濃に囲ったりしますね。
美濃囲いなのですが、低い陣形で大駒の打ち込みに強いので、捌く将棋には適すのですが、
相手が押さえ込みに来ている場合、金美濃の方が適しています。
実際、プロの実戦例でも美濃に囲って勝っているのは少ない印象です。
相手に攻め込まれた際、金美濃は5筋に1つと6筋へ2つの利きがあるのに対し、
片美濃だと6筋に1つだけです。
将来、木村美濃へ発展させる場合も、金美濃からの方が離れ駒が少ないですよね。
また、玉に紐が付いているので、端攻めを浴びた時でも、△7一玉と逃げれば王手が続きにくいのも長所です。
ただ、片美濃よりも1手多く掛かるので、組む際は注意が必要です。
個人的には、二枚の囲いの中では片銀冠の次に強いと思っています。
参考になれば幸いです。^-^
ぶろぐ村からアクセスさせて頂きました。
居飛車側を持ってよく指すのですが、ポイントがよくわかりました。
ありがとうございました。
日向さんの事は存じておりました。
ハンゲームの方でコメントしたことがありますね。
駒作り頑張って下さい。