今日、内視鏡検査を受けます。
検査6時間前に下剤(経口腸管洗浄剤)を飲んで、
腸内をきれいにしなければいけないので、この時間に起きているのですが…、
これがとてもまずいんです!!
また次の更新で下部内視鏡体験記でも書きたいと思います。^^;
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前回の手順中、△2六歩の垂らしに▲7七銀は、
角切りの強襲を受けて先手不利である事は紹介しました。
そこで、▲7七桂と受ける形を今回のテーマ図とします。
この方が、先手も銀冠に組み替える余地も残していて勝るでしょう。
テーマ図5からの指し手①
△2二飛▲3八銀△4二銀▲5六角△7二銀▲3四角△2四飛▲4五角(第1図)
◇自陣角からの打開策
ここでのポイントは①△4二銀として▲5三角から馬を作られる筋を消す。
②▲3四角には△2四飛と浮き、▲2三歩と抑えられない事です。
先手も持久戦にしては自陣角が活きにくいので、すぐに打開してきたらどうなるか
見て行きましょう。
第1図以下の指し手
△6二玉▲2七歩△同歩成▲同銀△4四角▲6八玉△3三桂▲3六角(第2図)
△7一玉▲7八玉△5二金左▲6八金△8二玉▲5四角△5三銀▲6五角
△6四銀▲5六角△5五銀(第3図)
◇先手は右辺の凝りを解消できない。
先手はすぐに▲2七歩と合わせて垂れ歩を消しに来ますが、
じっと△4四角が好手で先手は銀の活用が難しい。
一見5四歩がタダに見えますが、これは△3五角で角取りと角成があります。
一度▲6八玉と受けてからでも、△5六歩~△3五角の王手角取りがあります。
その為、第2図からは必然と持久戦になりますが、囲い合いは進展性に富む
後手に分があります。
囲いが安定してからの▲5四角も、自然に銀で角を追えば十分になります。
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テーマ図5からの指し手②
△2二飛▲3八銀△4二銀▲6八玉△6二玉▲7八玉△7二玉▲2七歩
△同歩成▲同銀△4四角▲2六歩(第4図)
◇やはり先手は右辺を解消できない。
どうせ持久戦になるのであれば、先手は角を手持ちににして
後手の駒組みを制限する指し方も考えられます。
先手はここでも▲2七歩の合わせから右辺を解消しようとしますが、
やはり△4四角で身動きが取れません。
次に△2六歩と叩かれると手損だけが残るので▲2六歩ですが、
これは銀が動けば△2六飛、飛車が動けば△2六角で突破される形です。
先手は飛車と右銀が何も使えないのが痛いのです。
従来は▲2七歩の合わせの前に△4四角が定跡でしたが、鈴木大介八段により、
後からの方が良い事が示されています。
詳しくは鈴木大介の将棋 中飛車編を参照すると良いでしょう。
第4図以下の指し手
△8二玉▲8六歩△7二銀▲8七銀△9四歩▲9六歩△5二金左▲8八玉
△6四歩▲7八金△7四歩▲8五歩△6三金(第5図)
◇ポイントは左銀
先手は角を手持ちにしているので、打ち込みを警戒しながら駒組みをする訳ですが、
具体的な方法は左銀を4二で保留するだけ。
それだけで高美濃囲いまで難なく進展させられます。
第5図は囲いの差があり後手よしです。
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次回はテーマ図5の▲7七桂で▲7七角にした形を研究します。
検査6時間前に下剤(経口腸管洗浄剤)を飲んで、
腸内をきれいにしなければいけないので、この時間に起きているのですが…、
これがとてもまずいんです!!
また次の更新で下部内視鏡体験記でも書きたいと思います。^^;
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前回の手順中、△2六歩の垂らしに▲7七銀は、
角切りの強襲を受けて先手不利である事は紹介しました。
そこで、▲7七桂と受ける形を今回のテーマ図とします。
この方が、先手も銀冠に組み替える余地も残していて勝るでしょう。
テーマ図5からの指し手①
△2二飛▲3八銀△4二銀▲5六角△7二銀▲3四角△2四飛▲4五角(第1図)
◇自陣角からの打開策
ここでのポイントは①△4二銀として▲5三角から馬を作られる筋を消す。
②▲3四角には△2四飛と浮き、▲2三歩と抑えられない事です。
先手も持久戦にしては自陣角が活きにくいので、すぐに打開してきたらどうなるか
見て行きましょう。
第1図以下の指し手
△6二玉▲2七歩△同歩成▲同銀△4四角▲6八玉△3三桂▲3六角(第2図)
△7一玉▲7八玉△5二金左▲6八金△8二玉▲5四角△5三銀▲6五角
△6四銀▲5六角△5五銀(第3図)
◇先手は右辺の凝りを解消できない。
先手はすぐに▲2七歩と合わせて垂れ歩を消しに来ますが、
じっと△4四角が好手で先手は銀の活用が難しい。
一見5四歩がタダに見えますが、これは△3五角で角取りと角成があります。
一度▲6八玉と受けてからでも、△5六歩~△3五角の王手角取りがあります。
その為、第2図からは必然と持久戦になりますが、囲い合いは進展性に富む
後手に分があります。
囲いが安定してからの▲5四角も、自然に銀で角を追えば十分になります。
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テーマ図5からの指し手②
△2二飛▲3八銀△4二銀▲6八玉△6二玉▲7八玉△7二玉▲2七歩
△同歩成▲同銀△4四角▲2六歩(第4図)
◇やはり先手は右辺を解消できない。
どうせ持久戦になるのであれば、先手は角を手持ちににして
後手の駒組みを制限する指し方も考えられます。
先手はここでも▲2七歩の合わせから右辺を解消しようとしますが、
やはり△4四角で身動きが取れません。
次に△2六歩と叩かれると手損だけが残るので▲2六歩ですが、
これは銀が動けば△2六飛、飛車が動けば△2六角で突破される形です。
先手は飛車と右銀が何も使えないのが痛いのです。
従来は▲2七歩の合わせの前に△4四角が定跡でしたが、鈴木大介八段により、
後からの方が良い事が示されています。
詳しくは鈴木大介の将棋 中飛車編を参照すると良いでしょう。
第4図以下の指し手
△8二玉▲8六歩△7二銀▲8七銀△9四歩▲9六歩△5二金左▲8八玉
△6四歩▲7八金△7四歩▲8五歩△6三金(第5図)
◇ポイントは左銀
先手は角を手持ちにしているので、打ち込みを警戒しながら駒組みをする訳ですが、
具体的な方法は左銀を4二で保留するだけ。
それだけで高美濃囲いまで難なく進展させられます。
第5図は囲いの差があり後手よしです。
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次回はテーマ図5の▲7七桂で▲7七角にした形を研究します。