今回は予定を変更して、▲3七銀急戦(郷田流)について書きたいと思います。
というのも、最近はプロの将棋でも最近よく現れるようになり、
第1図について考えていたときに、ふと面白い手が浮かんだからです。^-^
この▲3七銀急戦は、今月の将棋世界 2010年 01月号 [雑誌]によると、
なんと10月は居飛車が7連勝しているそうです。(!)
図から①△4四銀や②△5四銀と受ける将棋が多い(②は少ないかも…)のですが、
①△4四銀は▲3七桂と跳ねられて苦戦していますし、②△5四銀も従来と比べて
▲5八金右の一手を省略している分、後手の銀が立ち遅れています。
ここで△6四銀は▲6六歩で負担になりそうだしな…。
でも、何かありそうな…。
お?これって、この間読んだマイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイドの
新手が応用できないかな?面白いかも!?
そこで考えたのが、③△6二銀引(第2図)です。
これは一見、5五の位を安定させに行った銀が逆モーションで、
方針に反しているようにも見えますね。
しかし、飛車先を軽くしつつ、戦場になりそうな位置の銀を
手順に王様に引き寄せたと考えてはどうでしょう?
先手は当然、5五の位を負担にさせようと▲7七銀と来る事が予想されます。
思いついたばかりで、まだ研究できていませんが、以下の手順でどうでしょうか?
第2図からの指し手①
▲7七銀△5六歩▲同歩△同飛▲5五歩△同飛!(途中図)
▲同銀△同角(第3図)
◇捌き成功
どうでしょうか。
これは飛車角を捌いて、囲いは鉄壁。先手陣は横っ腹がスカスカで壁角です。
これがどこまで通用するかこれから調べて行きたいと思います。
また、途中で▲2四歩の突き捨てを入れるとまた違った展開になります。
第2図からの指し手②
▲2四歩△同歩▲7七銀△5六歩▲同歩△同飛▲5五歩△同飛▲同銀△同角
▲2四飛△2二歩▲6六銀△1九角成▲2二飛成(第4図)
◇王手にならない!
長手数進めましたが、先程と異なるのは先手の飛車が捌けている点。
しかし、△6二銀引の効果で▲2二飛成が王手になっていません。
以下、△3二銀と固めて▲1一龍△2九馬と進めてどうか。
これも検討課題です。
あと、3筋も突き捨てて攻める手段もありそうですね。
第2図からの指し手③
▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲同銀△5六歩(第5図)
▲3三角成△同桂▲5六歩△同飛▲2四飛△4五桂(第6図)
◇天使の跳躍△4五桂
急戦志向である以上、早繰り銀で銀を五段目まで進出させるのは当然あるでしょう。
5七への利きが減ったこの瞬間に△5六歩と捌いてどうか。(第5図)
ここで▲同歩は△8八角成~△5六飛で次に王手飛車を見せられて厳しいので、
▲3三角成は必然でしょうが、△同桂で手順に左桂が躍動。
以下、▲5六歩△同飛でまた△5五角が見えているので、▲2四飛はこの一手でしょう。
そこで△4五桂(第6図)が気持ちの良い跳躍で、△3三角と△5七桂成を同時に受けられません。
なので▲2一飛成と攻め合ってくるでしょうが△5二金左で良いのか…。
△3一歩もありそうですね。
底歩が利くのが大きいので指せそうですが、これも要検討でしょう。
これらを研究したいので、▲5八金右超急戦はひとまず中断させて下さい。
これが通用したら面白い事になりそうです。^-^
**********************************************************************
先程も述べましたが、今日は将棋世界 2010年 01月号 [雑誌]の発売日です。^-^
読んだらゴキゲン中飛車関連の記事について述べたいと思います。^-^
というのも、最近はプロの将棋でも最近よく現れるようになり、
第1図について考えていたときに、ふと面白い手が浮かんだからです。^-^
この▲3七銀急戦は、今月の将棋世界 2010年 01月号 [雑誌]によると、
なんと10月は居飛車が7連勝しているそうです。(!)
図から①△4四銀や②△5四銀と受ける将棋が多い(②は少ないかも…)のですが、
①△4四銀は▲3七桂と跳ねられて苦戦していますし、②△5四銀も従来と比べて
▲5八金右の一手を省略している分、後手の銀が立ち遅れています。
ここで△6四銀は▲6六歩で負担になりそうだしな…。
でも、何かありそうな…。
お?これって、この間読んだマイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイドの
新手が応用できないかな?面白いかも!?
そこで考えたのが、③△6二銀引(第2図)です。
これは一見、5五の位を安定させに行った銀が逆モーションで、
方針に反しているようにも見えますね。
しかし、飛車先を軽くしつつ、戦場になりそうな位置の銀を
手順に王様に引き寄せたと考えてはどうでしょう?
先手は当然、5五の位を負担にさせようと▲7七銀と来る事が予想されます。
思いついたばかりで、まだ研究できていませんが、以下の手順でどうでしょうか?
第2図からの指し手①
▲7七銀△5六歩▲同歩△同飛▲5五歩△同飛!(途中図)
▲同銀△同角(第3図)
◇捌き成功
どうでしょうか。
これは飛車角を捌いて、囲いは鉄壁。先手陣は横っ腹がスカスカで壁角です。
これがどこまで通用するかこれから調べて行きたいと思います。
また、途中で▲2四歩の突き捨てを入れるとまた違った展開になります。
第2図からの指し手②
▲2四歩△同歩▲7七銀△5六歩▲同歩△同飛▲5五歩△同飛▲同銀△同角
▲2四飛△2二歩▲6六銀△1九角成▲2二飛成(第4図)
◇王手にならない!
長手数進めましたが、先程と異なるのは先手の飛車が捌けている点。
しかし、△6二銀引の効果で▲2二飛成が王手になっていません。
以下、△3二銀と固めて▲1一龍△2九馬と進めてどうか。
これも検討課題です。
あと、3筋も突き捨てて攻める手段もありそうですね。
第2図からの指し手③
▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲同銀△5六歩(第5図)
▲3三角成△同桂▲5六歩△同飛▲2四飛△4五桂(第6図)
◇天使の跳躍△4五桂
急戦志向である以上、早繰り銀で銀を五段目まで進出させるのは当然あるでしょう。
5七への利きが減ったこの瞬間に△5六歩と捌いてどうか。(第5図)
ここで▲同歩は△8八角成~△5六飛で次に王手飛車を見せられて厳しいので、
▲3三角成は必然でしょうが、△同桂で手順に左桂が躍動。
以下、▲5六歩△同飛でまた△5五角が見えているので、▲2四飛はこの一手でしょう。
そこで△4五桂(第6図)が気持ちの良い跳躍で、△3三角と△5七桂成を同時に受けられません。
なので▲2一飛成と攻め合ってくるでしょうが△5二金左で良いのか…。
△3一歩もありそうですね。
底歩が利くのが大きいので指せそうですが、これも要検討でしょう。
これらを研究したいので、▲5八金右超急戦はひとまず中断させて下さい。
これが通用したら面白い事になりそうです。^-^
**********************************************************************
先程も述べましたが、今日は将棋世界 2010年 01月号 [雑誌]の発売日です。^-^
読んだらゴキゲン中飛車関連の記事について述べたいと思います。^-^
すいません。回線の調子が悪くてコメントを返せませんでした。
沢山コメントを頂けた方が私としてもやりがいがありますよ。^-^
気にせずこれからもコメントをよろしくお願い致します。
ご指摘の最終手▲5四歩以下、△6二銀▲5五銀△2二角で、▲3四銀と出れません。
(▲3四銀△4四歩で銀バサミ)
模様は確かに先手が良いかも知れませんが、これ以上有効な手も無いので互角の戦いでしょう。
プロ棋界では、△3二銀型から捌く順を行方八段が披露して以来流行していましが、
手数を掛けてでも△6二銀引が実現できれば「玉を固めて捌く」という振り飛車らしさがあるのかなと思っています。
yattie24さんもお体に気を付けて下さいね。^-^
個人的には▲58金右が入っていない分②を選びたい気がしますが、
▲58飛△63銀▲45銀△32金▲54歩くらいでどうでしょうか。中で戦いが起こる分には△32金を咎める意味もありそうですし、ゴキゲン側が取っていた位を逆に54につくられるようでは面白く無いと思いますが。
どうしても▲5五歩で飛車が死ぬので5筋を切るのはやりにくいのですが、△5三銀~△6二銀引は斬新な手ですね。これで▲同飛が可能(?)になるかもしれませんね。
私も5筋を支えられそうにないときに、△5一銀~△6二銀左を研究しています。
やっぱりゴキ中は軽い捌きですね^^
最近寒くなりましたね。
健康にお気をつけて頑張ってください!
私見では、▲5五歩で先手良しと言うほど形勢に差はついていないと思います。
二枚の歩腰銀ですし、それほど先手も良い形ではないと思います。
ここは△6四歩と突いてどうでしょうか。
①▲4五銀はいきなり△6五歩として、
以下▲同銀△5五飛▲5六銀右(左だと△4五飛)△5一飛でかなり軽い形。
②▲5八飛△6三銀の交換を入れてから▲4五銀は、
△3二金▲3四銀△4二角▲4五銀△6二銀という感じで良い勝負でしょう。
後手も低い陣形からカウンターを狙えば、楽しみの多い将棋でしょう。
序盤研究が私の楽しみですからね。^^;
いつか勝負しましょうか。^-^
私の記事を楽しんで頂けている様で、大変うれしく思います。^-^
一目無理と言うことですが、結論を出すには時期尚早かと思います。
何事も検討してみなければわからないものです。
順位戦の棋譜は私もチェックしています。
あの将棋は33手目に桂を跳ねていますが、▲4五銀で難しいというのが
現時点の結論になっていると思います。
以下、△同銀▲同桂△4二角▲5五銀は先手の主張が通った形です。
▲3七銀急戦はアマチュアには人気が無いようですね。
やはり▲4七銀型の方が5筋を受けていて安心感があるからでしょうかね。
△62銀引▲77銀△56歩▲同歩△同飛▲66銀△51飛▲55歩 にて先手良し。
が一応、今の所の結論です。5筋が切れれば満足と仰っていましたが、この順で5筋に逆に位を張られてしまうのではゴキゲン側が苦しいのではないでしょうか?先手からは次に▲45銀が見えていますし、どこかで▲58飛と飛車を活用する事もできそうだし・・・。しかも、この手順はそんなに変化の余地はないかと思います。変化するとしたら飛車を引く手で別の手を指す事になりますが、何分銀を引いたために駒が立ち遅れているため▲55歩~飛車を殺せそうな気がします。
郷田流は個人的にも気になる所で注目だったのですが、聖さんと同じで一目無理があると思いました。
駒損の上攻めが薄いので、ある程度攻められてもそれ以上に反動が大きそうです。
さて本文では
>①△4四銀は▲3七桂と跳ねられて苦戦していますし、
となっていますが、この形で戸辺五段が高野五段に順位戦で快勝しています。
この時の戸辺五段の指し方が有力ではないか、と個人的には思うのですが如何でしょうか。
自分でも試してみたいんですけど、24で指しててもなかなか郷田流やってこないんですよね^^;
私もまだ思いついたばかりなので、しっかり研究していませんが、
ゴキゲン中飛車の急戦は、5筋の位が負担になるかどうかが焦点となる事が多いので、
5筋を切れればゴキゲン側としては十分満足できます。
また、載せ忘れていましたが、△6二銀引は持久戦となったときに
△6四歩~△6三銀を用意しています。
以下、△3二金~△4三金の様な形ができれば
押さえ込まれにくくなると思います。
否定派の意見も貴重と考えていますので、またコメントお願い致します。^-^
(こうすればゴキゲン良しの意見ももちろん歓迎です。^^)
ぱっと見でこんな事を言うのも申し訳ないのですが、62銀は、飛車と角だけの攻めになってしまうので軽すぎる印象があります。
また、居飛車党(とはいえ下手糞ですが)の私からしますと、ゴキゲン中飛車に対する急戦は、文字通りの速攻ではなく、5筋の位を奪回、又は消去し、それから厚みでじっくりと押していくのが本筋だと考えております。ですので、上の手順ではなく、相手の銀が立ち遅れているのと、飛車先を切らせた(5筋の位が消えた)のに満足して、2枚の銀で中央を制圧する指し方をするのではないでしょうか。