ゴキ研

ゴキゲン中飛車研究ノート

定跡の基本から最前線まで詳しく紹介。

ゴキゲン中飛車・4手目△5四歩の駆け引き

2009年09月27日 11時25分55秒 | 基本変化など
このブログでは、近藤正和六段考案の升田幸三賞受賞戦法「ゴキゲン中飛車」を
紹介して行きたいと思います。
まずは基本となる変化から。

初手からの指し手
▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩(基本図)



◇狙いのスキ

4手目の△5四歩は角打ちのスキが出来て危険に思うかもしれませんが、これは後手の仕掛けた罠。
まずはその変化を見ていきましょう。

基本図からの指し手①
▲2二角成△同飛▲5三角△4二角(第1図)



◇後手2手得

先手としても角交換から▲5三角と打ちたくなるもの。
しかし、△4二角(第1図)と打たれてみると角の行き場が無いのです。
つまり、先手の▲2六歩が邪魔をして右側に成れない訳です。

基本図からの指し手②
▲2五歩△5二飛(第2図)



後手としては、基本図から▲2五歩と突かれると、今度こそ5三の地点を守る必要があるので△5二飛。
これがゴキゲン中飛車の基本形です。
角頭を守らず角道も止めていない。当然▲2四歩が気になりますね。

その変化は次回に解説したいと思います。

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