「これ何?」:現ナマ、現金?
「よう慎んで親だとか先祖だとか背景だとかで、
値うちを持たそうとしてはならぬ。
金や地位や着物で味をもたせてはならぬ。
現ナマじゃ。宗教とは現にナマの自分で
生ききることじゃ。」 (澤木興道)
「親の七光り、由緒ある家柄、小金持ち、地位、世間体の良さ」、
この様なものは、幸いにも私にはありません。
「一つでもあればよかったなぁ」と言う気持ちも
無きにしも非ずと言うことは、私は正真正銘の凡夫です。
凡夫の私は、違う意味の現ナマ(現金)で生きている
事を良しとする気持ちが少なからずあります。
(現ナマ(現金)欲しい… 馬鹿か …)
澤木老師は、現にナマの自分で生きることではなく、
「生ききること」と言っています。
生ききることの難しさは計り知れない事なのでしょう。
終点までいって、はじめて答えが出るのでしょう。
閑話休題:「核兵器禁止条約」
情けないかな日本という国は、この条約を批准していません。
理由は、「米国の核の傘に依存している」からだそうです。
だからこの条約を批准することは矛盾が生じるので、
批准出来ないとしています。
これを矛盾と言うなら、
「唯一の被爆国がこの条約を批准しない事」の矛盾は
どうするのでしょうか?
まずは、軍事同盟ありきではないはずです。
そもそも、核兵器不拡散条約[NPT]で核兵器保有が
条約上許されている国がある事に根本的な問題があると
思慮されますが………。
* 老夫婦麦酒の泡にも節度あり
2020.08.15.moai291