一昨年、白内障の手術をしました。
それまで見えていた世界が、一変しました。
手術前までは、晴天の空であっても、何か
薄いフィィルターがかかったような感じでしたが、
術後は、「ザ・青空」です。
このように視力が回復したことから、青空に浮かぶ
雲や夜の星空を眺める機会が増えてきました。
今の時期の星空は、宵の明星と言われる金星が見ごろです。
日の入り後に西の空で輝く様子は、特に目立ちます。
午後8時ごろ、西北西の方角に、ひときわ明るく
輝いています。
時おり細い月と並ぶ光景がとても美しい眺めです。
今の時期の最大光度は、「-4.5等級」位です。
金星は、太陽系で地球の1つ内側を公転しており、
大きさも質量も地球によく似た惑星です。
この星では二酸化硫黄の雲から硫酸の雨が降っており、
上空では、時速400kmの暴風(「スーパーローテーション」)が
吹いています。
美の女神「ヴィーナス」のイメージとは全く違った
過酷な環境が広がっています。
昨今の閉塞的な状況を少しでも緩和する方策として、
時折夜空を眺めてみては如何でしょうか。
*画像の上部の小さな光が「金星」です。
下部の家の横の光は「月」です。
2020.04.25 PM8:00頃撮影。
白内障手術を考えていらっしゃる方は、なるべく
早めの手術を個人的にはお勧めします。
今の状況では、なかなか病院へは行きにくい状況で
あることは、甚だ残念なことですが……
2020.04.26.moai291