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今回は、不思議ではありません。
2人の小学生のお話しです。
風の強い日。
職場のビルから外に出ると、自転車置場で、ランドセルに黄色いカバーがある、おそらく小学校1年生の女の子が必死に自転車を起こそうとしていました。その友達は近くで応援したくても、なかなか手が出せずにいました。
私は、彼女が自分の自転車に、風で倒れてきた自転車がひっかかってしまったのだと思い、すぐに助けに入りました。
しかし自転車を見ると、どちらもその子の体には大き過ぎるサイズで、風で倒れた自転車を、ただなおそうとしていたのです。
「君のじゃないの?」 「はい」
「いいよ、やっておくから」と、帰してあげました。
大人だと、どうせまた風で倒れるからと、放っておきますが、その子達は、なおさなきゃという気持ちだけで動いていたのでしょう。 小さい手で必死に頑張っていました。
去り際に、いい人で良かったねと言っていましたが、いやいや君達の方ですという気持ちでした。
2人の身長は私の半分程しかなく、それでも一生懸命な姿は、えらいなと思わせてくれました。
子供の真っ直ぐな気持ちを、汲んであげられる大人でありたいと思います。