晴れていたら、高速道路を使うつもりでした。
外は真っ暗。
星どころか、月も出ていません。
一般道をちんたら走っていけば、到着する頃には晴れるかな。
なんて、淡い期待を抱きながら出発したのですが、到着しても曇り空。
ご覧のとおりです。
舞浜から見る都会のビルたちは、霞の中。
ディズニーシー越しに、何とか見える東京スカイツリー。
時々、雲の切れ間から日が差し込みますが、肝心の東京ゲートブリッジも霞みまくり。
ゲートブリッジに日が当たると反射して少し輝くことを発見。
東京湾の靄のせいで分かりづらいですが、条件のいい日にこれを狙っても面白いかも。
逆側から、夕日の反射を狙うってのも決まればカッコイイかも。
なんてことを考えながら、雲が晴れて富士山が見えることに期待してひたすら待ちます。
左下に小さく見えるのが、東京ゲートブリッジ。
私のいるあたりは晴れて来ましたが、富士山方面は思いっきり雲がかかってます。
かもめが飛んできました。
暇つぶしに、カメラの設定をとっさに変えて、ディズニーシーをバックに狙ってみます。
構図を考えて、AFポイントを選択する時間はありませんでした。
次はボート。
これくらい遅い被写体だと、構図にも気配りができます。
そんなことしながら時間つぶしをしていましたが、雲が切れそうにないので富士山は諦めました。
少し車を走らせ、ゲートブリッジまでやって来ました。
釣りをしてる人が何人か居らっしゃいました。
なにが釣れるか聞いてみたら、ハゼが釣れるそうです。
何本か釣竿がセットしてありましたが、残念ながらヒットしている場面には遭遇出来ませんでした。
東京は、いい場所がたくさんありますね。
ここから見ると、見事に晴れているんですけどねぇ。
でもまぁ、雪とかの予報が出ていたし、雨が振らなかっただけでもヨシとしないといけませんね。
羽田空港に近いので、飛行機がたくさん飛んできます。
夜に、こんなアングルで長時間露光して、飛行機の軌跡を光の線で描くものかっこ良さそうですね。
じっくり見ると、面白い形してをしています。
ゲートブリッジは、歩いて渡ることも可能です。
この白い建物にエレベーターがあり、そこから向こう岸まで歩いて行けます。
歩いて渡れるって言っても、ご覧のとおり、相当長いですよこの橋。
しかも、チョ~高い
高いといっても、通行料はタダですけどね。
いぬは、残念ながら通行禁止です。
渡る気はありませんが、とりあえずひとりで登っていました。
高所恐怖症ってわけでもないですが、これは恐いです。
建物の中から撮影しているのに恐怖を感じます。
思い切って外に出てみました。
揺れます
でかいトラックが来ると、かなり揺れます…。
はっきり言って、ものすごく恐いので、すぐ引き返します。
いぬが通行可能だったとしても、私は絶対に行きませんね。
引き返すとき、反対側の千葉方面が見えるのですが、それが絶景でした。
写真に撮ろうと思ったのですが、鉄格子が邪魔でカメラを両手に掲げて撮るしかありません。
バリアングル液晶のカメラなら頑張ったかもしれませんが、7Dだったので考えるのをやめました。
近くにいた青年がソニーのα99を持っていたのですが、こういう時は便利だよなぁと思いました。
まぁ、もっとも、私がバリアングル液晶のカメラを持っていたとしても、かなり揺れるのが恐かったので、
この状況でハンドアップする勇気があったかそうでないかは…さぁ
何と言っても、手すりの高さがこれですからね。
このあと、車でこの橋を往復しました。
車でも少し怖かったです。
ただ、帰ってくる方は、先ほど少し歩いた歩道があるぶん、あまり怖くありませんでした。
夕方、朝の場所に戻り撮影場所を探します。
しかし、残念ながらこの雲。
計算からいくと、この辺りからだとゲートブリッジのすぐ後ろか脇あたりに富士山のシルエットが浮かび上がるはずなのですが…。
この有様。
絶望を感じながら、それでも絵になりそうなものを探してシャッターをきります。
この雲なら、初めから富士山狙いじゃなく、反対側で夕陽を反射させる撮り方のほうが良かったかなぁと後悔もしました。
ということで、今回はミッション失敗。
東側には、もうこんなくっきり月が出てます。
そうだ、だったらせめて橋のライトが点灯したところを撮って帰ろう。
ということで、手持ちの1DXはお役御免。
車にしまおうとしたら、ディズニーリゾートの周りをグルグル回ってるモノレールが来たので、昔を思い出して撮ってみました。
ライトアップは、三脚に5D Mrak2を装着して挑みます。
しかし、風が出て来ました。
これは、この日最後の1DXの写真。
明かりが灯りはじめました。
ん?
あれ?
もしかして!?
右端にかすかに見えてる影って富士山じゃない?
慌ててフレーミングを変えます。
お
おおお
風の止む瞬間を狙ってレリーズ。
とはいっても、シャッタースピードは8秒。
半分運任せです。
このあと、シルエットは消えてしまいました。
最後は、お決まりのHDR。
不自然になるギリギリで。
最後の最後に、少しだけ顔を出してくれた富士山に感謝して、家路につきました。
長い長い記事を、最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。