涼麻くんが、24Lをポチるのも左の前足かな?
涼麻くん【ウエストハイランド・ホワイトテリア】
Canon EOS-1D X + EF70-200mm f/2.8L IS II USM +1.4x III
絞り優先AE f=280mm SS1/2000 F4.5 ISO1250 評価測光+2/3
私の1DXのC1モードに登録してあるのは、AvでF3.2 ISO100でセフティシフトをISOにして、シャッター速度下限1/2000という設定。
1DXは、ボタンひとつでC1~C3モードを呼び出すことができるので、被写体が急に走りだしてもすぐにこの設定に変更できます。
単純に、走ってるいぬを止める設定です。
例えば、70-200F2.8Lを装着してるとします。
この設定を呼び出すと、AvでF3.2 SS1/2000~1/2500(何故か行ったり来たりでピタッとは安定しない) ISO100 という設定になります。
そして、このまま露出補正が可能です。
露出オーバーの場合は、Avですからシャッタースピードが勝手に上がります。
露出アンダーの場合はどうなるかというと、セフティシフトが働いて、SS1/2000をキープしながらISOが勝手に上がるという仕組みです。
どんなシチュエーションでもSS1/2000~1/2500で撮れるので、被写体ブレはなくなるという単純な仕掛けです。
しかし、これには色々と欠点があります。
・シャッター速度下限は、一段単位でしか変えられないこと(本当は下限を1/1600にしたいけど、1/1000か1/2000かしか選べない)。
・シャッター速度下限の変更は、メニューから呼び出すしか無く、すぐにダイヤルで操作できないので、実質、とっさにその場で変更するのは不可能であること。
・シャッター速度下限を1/2000にしたときに1/2500と行ったり来たりして安定せず、本来は1/1600で設定したい私は、常に1/3~2/3段損をしていること。
・今回のようなシチュエーションの場合、ISO感度を稼ぐ為、シャッター速度を1/800程度まで落としたいけども、Avモードのため不可能なので画質の劣化を招いてしまうこと。
だからと言って、同じような設定をTvで行うと、絞りが任意に変えられないという、もっと不自由なことになってしまいます。
本来は、MモードでISOオートの設定で露出補正ができれば、悩みが一発解消なのですが、Mモードだと露出補正ができません。…でした。
ここで嬉しいニュースが飛び込んできました。
ファームアップの告知です。
このファームアップの内容のひとつに、これがありました。
これで、Mモード ISOオートでの露出補正が可能になります。
これは素直に嬉しいし、撮影スタイルが変わります。
来年の1月だそうですが、今からひじょうに楽しみです。
そして、マークⅢでも同じようにファームアップでこれが可能になれば最高です。
実は、シャッター速度下限とかの設定はマークⅢには無いので、これまでもこの下限設定でなんとかなった1DXとは違って、マークⅢはこれができるとできないとでは、私にとってはぜんぜん価値の異なるカメラになります。
なので、マークⅢもお願いしますよ、キヤノンさん!
でも、Mモードなんて難しいよというマークⅢオーナーの皆様とオーナー予備軍の皆様に、ひとつだけ。
今回の1DXのファームアップの中には、ISOオート低速限界の拡大があります。
ISOオート低速限界は、マークⅢにもある項目なので、マークⅢのファームアップがあれば、これも確実に採用される機能だと思います。
この機能は、AvモードでISOをオートに設定した時のシャッタースピードの下限を決められる機能です。
例えば、この設定を1/2000にしておけば、本来は1/焦点距離まで落ちるシャッタースピードが1/2000以下にならずにISOが上がるという仕組みです。
今現在は、このスピードが1/250までしか選べないので(元々は被写体ブレよりも手ブレをしないように考えられた機能だと思います)なかなか使いどころが難しかったのですが、
これが一段単位とはいえ1/8000までできるようになるというのは、実用性がグンとましてドッグランでの強い味方となるのは間違いないと思いますので、私と一緒に期待して待ちましょ