熊本大学の田口教授が年に数回『木育推進員養成講座』を開講されています。
今回はそれの中級講座があるというご連絡を頂いたので、
木育工房から2名参加しました!
木育の意味を簡単に言うと、木材に対する親しみを深める事です。(森林親和運動)
その為に木材の良さや、その利用意義を学ぶ木材利用に関する教育の事です。
そして、ものづくりを通して木に触れて親しんでもらう事も木育に繋がります
ところで、木や森が大切さな理由ってみなさんご存知ですか?
豊かな森は『緑のダム』になってくれます。
大雨が降った時、水が一気に流れるのを防いでくれるんです。
根が深くはった木は土砂崩れも防いでくれます。
そして山に降った雨は養分を蓄えた地下水になって私たちに恩恵を与えてくれます。
さらに二酸化炭素を吸収してくれるので、地球温暖化も緩和してくれます。
その為にはきちんしたと手入れが必要なんですけどね!
木材の特徴も勉強しました!
木材が紫外線を吸収してくれるから目に優しい事、
調湿効果がある事、音を吸収してくれる事、熱に強い事などなど。
それに木目には1/f ゆらぎ(エフ分の1ゆらぎ)があります。
何かというと自然が生み出した不規則な間隔の事です。
例えば、人の心拍、小川のせせらぎ、星の瞬き、木漏れ日など。
1/f ゆらぎは癒しの効果を与えてくれると言われています。
だから木目は目に優しく落ち着くんでしょうね
本当に優れた素材だと思います!
講義の後は、『エコ釜作り』を見学しました。
上昇気流を利用するので、少しの燃料(端材や落ち葉など)で効果的に炊き出しできます。
材料はドラム缶2つと煙突用の筒、断熱材にバーミキュライトを使ってあります。
職人さんが作って15分くらいで完成。
これで実際にご飯を炊いて、ゆで卵も作りました
木材を有効活用できるのが素晴らしいと思います
エコ釜について詳しく知りたい方は『熊本ものづくり塾』までお問い合わせください。
それから、い草を使った小物入れを作りました
土台に木を立てて、い草ロープを編んでいきます。
最後をセンス良く作るのが難しかったですが、30分くらいでできました。
中にライトを入れてランプシェードにしてもいいそうです
その後は、班ごとに熊大の中を散策して面白い木を見つけて発表したり、
小学生対象に木育の活動計画書を作成したりして、
無事7時間の講習を終え、認定証を頂きました。
講習を受けて、木育について考える時間が持ててとてもよかったです。
木育工房としても、木のよさ、ものづくりの楽しさを伝えていけたらいいなと思います
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