こんばんは!あっという間に1月も終わろうとしていますね!
手作りフェアが終わって製作に入ったカタカタですが、今日完成しました
1台はご注文分、1台は木育工房ショップ用に作りました!!
カタカタは、昔ながらの懐かしさも手伝ってか意外とお問い合わせが多い作品なんです。
よちよち歩きの赤ちゃんが押すととっても可愛いですもんね
歩き始めの短い間しか使わないけど、与えたいおもちゃの一つなのかもしれませんね!
先日作った『つみきの手押し車』を参考に、今回も持ち手が取り外せるように作りました!
後ろにある丸い木を外すと、取っ手が取れる仕組みです。
底にはひっくり返らないようにストッパーをつけました!
そして、前には進むけど後ろには進まない構造です。
動物はうさぎ&ひよこ&ぞうさんです
1つ1つ糸のこ盤で切って作ります!
可愛らしく、パステルカラーで塗りました
2台分のパーツを並べたところ。 持ち手部分は『ほぞ組み』です!
おもちゃ作りはパーツが多くて大変手間がかかります。
でも完成するとすごく嬉しいし、このカタカタを赤ちゃんが押してる姿を想像すると
ほんわか温かい気持ちになります
木育工房の作品を通して、ご家庭に笑顔を届けられたらいいな~と思います
さてさて、次の製作は、I様邸の姿見(鏡)です
木がとてもお好きな方なので、ご満足いただけるよう頑張ります!
N様邸 壁面に取り付ける収納棚の木取りの途中です。
ヒビ割れや節、板の曲り、木目の美しさを生かすために
たくさんの板材の中から、適材適所に選んでいきます。
いつもながら木取りは結構悩みます(ー_ー)!!
熊本大学の田口教授が年に数回『木育推進員養成講座』を開講されています。
今回はそれの中級講座があるというご連絡を頂いたので、
木育工房から2名参加しました!
木育の意味を簡単に言うと、木材に対する親しみを深める事です。(森林親和運動)
その為に木材の良さや、その利用意義を学ぶ木材利用に関する教育の事です。
そして、ものづくりを通して木に触れて親しんでもらう事も木育に繋がります
ところで、木や森が大切さな理由ってみなさんご存知ですか?
豊かな森は『緑のダム』になってくれます。
大雨が降った時、水が一気に流れるのを防いでくれるんです。
根が深くはった木は土砂崩れも防いでくれます。
そして山に降った雨は養分を蓄えた地下水になって私たちに恩恵を与えてくれます。
さらに二酸化炭素を吸収してくれるので、地球温暖化も緩和してくれます。
その為にはきちんしたと手入れが必要なんですけどね!
木材の特徴も勉強しました!
木材が紫外線を吸収してくれるから目に優しい事、
調湿効果がある事、音を吸収してくれる事、熱に強い事などなど。
それに木目には1/f ゆらぎ(エフ分の1ゆらぎ)があります。
何かというと自然が生み出した不規則な間隔の事です。
例えば、人の心拍、小川のせせらぎ、星の瞬き、木漏れ日など。
1/f ゆらぎは癒しの効果を与えてくれると言われています。
だから木目は目に優しく落ち着くんでしょうね
本当に優れた素材だと思います!
講義の後は、『エコ釜作り』を見学しました。
上昇気流を利用するので、少しの燃料(端材や落ち葉など)で効果的に炊き出しできます。
材料はドラム缶2つと煙突用の筒、断熱材にバーミキュライトを使ってあります。
職人さんが作って15分くらいで完成。
これで実際にご飯を炊いて、ゆで卵も作りました
木材を有効活用できるのが素晴らしいと思います
エコ釜について詳しく知りたい方は『熊本ものづくり塾』までお問い合わせください。
それから、い草を使った小物入れを作りました
土台に木を立てて、い草ロープを編んでいきます。
最後をセンス良く作るのが難しかったですが、30分くらいでできました。
中にライトを入れてランプシェードにしてもいいそうです
その後は、班ごとに熊大の中を散策して面白い木を見つけて発表したり、
小学生対象に木育の活動計画書を作成したりして、
無事7時間の講習を終え、認定証を頂きました。
講習を受けて、木育について考える時間が持ててとてもよかったです。
木育工房としても、木のよさ、ものづくりの楽しさを伝えていけたらいいなと思います