さてさて、今日は先日の講演会
『ペット先進国ドイツに学ぶ 犬の見かた』
最終章です
こんな言葉をご存知でしょうか?
「子供と犬はドイツ人にしつけさせろ」
私は正直初めて聴いたのですが、それだけドイツ人のしつけは行き届いているそうです
そして、こんな質問がありました
次の3つのうち、犬を育てるうえでドイツ人が大切にしているものの順番を述べよ
1 愛情
2 規律
3 運動
皆さんは、どう思われますか?
わたしは・・・初めはね・・・
1 愛情 2 規律 3運動
だと思っていたんですよね
やっぱ、愛情が大事よねぇ~って
しかし、関ニールス氏の回答は・・・
1 運動
2 規律
3 愛情
日本人にはこういう答えが返ってくる人は少ないと思います
かわいい、かわいいで育てられ、何かトラブルに直面すると、
「〇〇ちゃん、怖かったね~。」
といって、抱っこしちゃう飼い主さんが多いですもの
これは、私みたいに大型犬を飼っている飼い主さんは、よく直面されていらっしゃるのでは。。。
ドイツ人は、決して犬を猫可愛がりしません
餌をつってトレーニングもしません
叱るときは、ビシッと叱ります
甘やかすことは、人間にも言えることですが、最終的にその子の為には決してならないようです
公共の場で、リードで繋がれることなく、自由を与えられているドイツ。。。
犬の自由は、規律を守るうえで成り立っているのです
長くなりましたが、1位の運動ですが、以下の考え方によるものです
・犬は動物です。動物的な観点からみると、空気や水、食事などと同じように、動くこと(運動)は必要不可欠と考えます
・問題行動を起こすワンコは、運動不足からくる場合が多々ある
などなど・・・
そして、2位の規律ですが、
・犬は、基本、群れを成して行動しています。そして必ずリーダーが存在します
そして、リーダーには逆らうことなく、自分たちが決めた規律を守ります
ここで、あなたはリーダーであって、きちんと規律を守らせているか・・・ということになるのです
犬のリーダーは、甘やかしたりしません
キャッキャ言って、一緒に遊んだりもしません
リーダーは常に落ち着き、洞察力があります
たくさんワンちゃんがいる中で、遠くを見ているような子はリーダー質だと言われています
ドイツのトレーニング方法
人間がしてあげることで、真っ先にしなければならないのは、社会化です
社会化は、人間がしてあげないとけっして出来ないことです
・たくさんの人や犬に会わせる
・いろいろな音に慣れさせる
・いろんな地面を歩かせる
・車にのせて、いろんな場所に連れて行く
などなど・・・
子犬のうちから、社会化へ慣れさせることが、問題行動の縮小につながります
こうして社会化を学ばせた結果、2歳を過ぎたころから、ノーリードで歩けるようになるそうです
人や犬をみるとガウガウ言ってしまうわんちゃんは、怖がりの傾向があり、
飼い主は心配して、外に出るにもビクビクしてしまうわけですが、
社会化が上手くいっていないわけで、慣れさせていかないといつまでたっても良くならないようです
そのほか、講演会後に質問の時間を設けて頂いてまして、
みんなどんどん質問をしていました
本当に、素晴らしい時間を過ごすことが出来、今まで考えもしなかったことがたくさんあり・・・
いろんな方向から物事を考えることは、知恵にも繋がるし、人生を楽しくさせるものであると実感しました
最後に
男前を真ん中に(あ、ダーリンの次にね)、デレデレのマーフィーさんと私です(笑)
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