お店は大森銀座のアーケードの東の切れ目を渡ったところにある「天冨久」。
お昼のメニューは「天丼」と「エビ天丼」の2種でともに950円。
これが高いか安いかは、この後の写真等々を見て判断頂きましょう。
1階はカウンターのみで10席。2階席もあるようです。
座った席の目の前には、さばいたアナゴやエビが。
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ほほぅ、これが衣をまとって私の前に現れるわけですね。
ちなみに、エビとアナゴは小さな生簀にこんな感じで・・・。
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エビはポットで見えませんが。
いつ食われるんだー!とブルブルガタガタ震えているようです。
出ました!「天丼(950円)」。
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ご飯は50円で大盛にできるそうです。
が、今日はまず標準ボリュームを知るためにガマンガマン。
どーれ、丼をアップで。
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エビが2本、アナゴ1本、ピーマンにナスにイカなどが乗っています。
油の混じったタレが絡んだごはんはつやつやです。
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少し硬めに炊き上げて、どんぶり飯にぴったりですね。
最初にピーマンを頂いて、その後早速1本目の海老を頂きました。
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アツアツの仕上がりで、衣はさくっと、エビはプリッ。
程よく染みたタレの味に、ご飯も絡んで、これぞ天丼!という味わいです。
おっと、結論めいたことを言いかけましたが、まだ序盤でした。
アナゴも行きます。
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これまたほっこり揚げあがっています。
恐らく何時間か前まで生きていたであろうアナゴが、切り裂かれ、灼熱地獄にさらされ、そして自分に食いちぎられ・・・。
美味い・・・。
ごめんよ、アナゴ君。
残酷だとわかっていても、箸が止められないんだ。
こんな私を許しておくれ。
そしてこの天丼の素晴らしいところがもう一つ。
乗っているタネを見た瞬間に、これをやらねばいけないと思いました。
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これは・・・。
そう、玉子天です!
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しかも、カウンターには玉子天用のタレがあり、これはまさにこうして欲しいと言っているようなものじゃないですか!
これがまた、ただの半熟卵ご飯とまた違った味わいなんです。
もうこれは食べて頂くしかありません。
大森にこんなリーズナブルで美味しい天丼を出す店があったとは知りませんでした。
ワンコインやそれ未満のランチや弁当もはびこっていますが、これなら1,000円近く払う価値あり!と思う一杯でした。
まだまだ、未開拓のお店ってあるもんですね。
是非また来たいと思います。