山形帰省も今年で6回目を数えることになりますが、意外と決まったところにしか行ってないよね、とzunkoと話し合って、昨年からのラーメン店開拓や加茂水族館見学に始まり少し趣向を変えてみることにしています。
今年は近場の史跡を攻めてみようということで、「出羽三山」の一つ、羽黒山へ行ってみました。
ちなみに「出羽三山」とは湯殿山、月山、そして羽黒山です。
1400年以上の歴史を持つ霊山なのだそうで、ガイドブックによると、羽黒山で現世の幸せを、月山で死後の極楽浄土を、湯殿山で生まれ変わりを願うのだそう。
特に羽黒山は五重塔や羽黒山三神合祭殿、数多くの神社など歴史的建造物が数多くあり、ミシュランガイドにも載っているそうです。
山頂を目指すには、羽黒山は随神門から徒歩で行くルートと、有料(400円)の羽黒山道路を通るルートがありますが、子供が小さな我が家は、今日は随神門から五重塔に行って引き返すことにしました。
まずは駐車場(無料)から随神門に向かいます。
すると、途中で目に入るのがこの立派なかやぶき屋根。
なんの建物か良くわかりませんでしたが、今も実用されているようです。
参道にも期待が沸きますね。
随神門の手前には、松尾芭蕉の来訪が記されています。
我が家の近所を出発したとされる松尾芭蕉がこんなところまで来ているのですね。新幹線を使わずに来るとは信じられない・・・。
ここでどんな句を詠んだか調べてみたくなりました。
ちなみに、山形市には有名な宝珠山立石寺、いわゆる「山寺」があり、そこにも芭蕉は立ち寄ったとされていますが、そこで詠んだ句は「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」ですよね。
随神門をくぐり、いよいよ神域へ入ります。
そこからは2446段の石段が・・・、と聞いて激しい登りを想像しましたが、入ってびっくり五重塔まではほとんど下り道です。
まあ、裏を返すと帰り道は登りと言う事なのですが。
五重塔に行くまでだけでも、7つの神社が祭られています。
そして、五重塔の直前には天然記念物に指定されている「爺杉」があります。
なんと、樹齢は1000年以上。
幹の太さ・高さとも周りの杉の木とは一味違う迫力。
そして目的の五重塔に到着。
この塔は平将門が建立したとされ、600年前に再建されたそうです。
少し下アングルからの写真になってしまいましたが、まっすぐ伸びる杉に囲まれ、屋根は上から下にゆったりと羽を広げる鳳凰のようなたたずまい。それが華美な塗装や宝飾がない木目とわかる色合いで作り上げられているので、なんと言いますか一言で言うと「静寂」とか「落ち着き」といった感じです。
蝉の声と川の流れる音の中にこういったシックな建造物が並ぶ石段の道は一見の価値ありです。
といっても今日は70分はあると言われる道の10分から15分だけでしたが。
子供が大きくなれば、山頂までの道もチャレンジしてみたいです。
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