ラグビーのワールドカップフランス大会は現地時間の9月8日(日本時間9月9日)に開幕、日本時間の4時から行われた開幕戦、開催国フランスとニュージーランドの一戦は、ワールドカップ史上初めてニュージーランドがプール戦で敗れるという波乱の幕開けで開幕しました。
翌日には日本にテストマッチで快勝したイタリアや、アイルランド、オーストラリア、そして日本の次戦の相手イングランドが登場し、それぞれ実力を発揮して快勝スタート。
そして、大会3日目の9月10日には、ついに日本が初戦のチリ戦に挑みました。
試合は、初出場のチリが声援に押され、序盤に日本のノックオンかと動きが止まりかけた隙を突いたチリに突破を許し、前回大会に続いて先制トライを献上。
しかし日本は慌てず騒がず。
失点直後のキックオフのボールから、プレーが切れることなくLOアマト・ファカタバがトライを取り返し、コンバージョンも決めて同点。
これで落ち着いた日本は、しっかりとボールをつなぎ効果的にキックを織り交ぜて主導権を取り戻すと、相手のシンビンもあり、ジョネ・ナイカブラがトライを決めて逆転。
前半終了直前には再びファカタバがトライを奪い、SO松田がコンバージョンも全て決めて21-7とリードを広げます。
後半はフロントローの入れ替えを皮切りに、ベテランで斬回大会を経験したPRヴァル・アサエリ・愛やHO堀江、ワールドカップ初出場となる若手のPR福井やLOワーナーディアンズらを投入。
試合はFLリーチ・マイケル、CTB中村亮土の前回大会経験者のトライで突き放し、4トライで得られるボーナスポイントも確定すると、終盤にはけがから復帰したディアンズのトライでダメ押し。
相手の反撃も1トライに抑えて42-12で快勝発進しました。
相手の反則を得てもショットを選ばず、ラインアウトやスクラムを選択して常にトライを追い続けて、PGなしの6トライで勝ち切ったことは非常に大きいと思います。
正直、チリ戦が一番力の差がある相手だったため、ここで力で勝たないと今後厳しいという思いもあったのでしょう。
フロントローは前回大会経験者のPR稲垣・HO坂手・PR具を並べてスクラムも安定。
直前で人選に苦慮したLOはテストマッチで活躍したアマト・ファカタヴァが2トライを奪い、サプライズ選出のサウマキ・アマナキも無難にプレー。
急遽姫野が欠場したNo.8にはLO兼務のジャックコーネルセンが入って穴を埋め、FLはベテランのリーチがさすがのプレーを見せて、若い下川も躍動。
SHには流、SOには松田と前回経験者が先発して落ち着きを与え、CTBにはやはり前回経験者の中村に、リーグワンでも埼玉の攻撃の主軸として活躍したディランライリー。
バックスリーではテストマッチで結果を残したジョネ・ナイカブラが今日も結果を出しました。
WTB松島とFBセミシ・マシレワは、テストマッチに無かった入れ替えでプチサプライズでしたが、FBバックアップがSO兼務の小倉とWTB兼務のレメキの為、格下相手にオプションを試したというところでしょうか。
ヴァルや堀江、レメキらの前回大会経験者のリザーブは安心感がありますし、先発のFL下川だけでなく交代のFL福井、LOディアンズ、CTB長田らの若手に経験を積ませたのも良かったです。
気になるのは前半の相手のシンビンになったプレーで負傷したとみられるPR具と、急遽先発を回避した姫野の状態ですね。
姫野は次戦を見据えて回復を優先させたと思いますが、具はチリ戦で相手に外側から体重をかけられる形で膝を痛め、前半はテーピングで応急処置して出続けましたが、後半から交代しました。
前半一杯プレーできていたので回復次第とは思いますが、スクラムの出来を大きく左右する3番なので、症状が軽いことを祈っています。
何はともあれ、これで2015年大会・19年大会に続いて初戦勝利を飾りました。
過去2大会はプール戦でいずれも3勝以上を挙げており、縁起の良い勝利です。
さて、次戦は日本時間で9月11日の4時ですね。
頑張って早起きします!