今大会はグループリーグ終了時では、南米勢の好調ぶりに明暗の分かれた欧州勢、そして不振の地元アフリカ勢に、2002年大会がフロックでないことを証明したアジア勢と傾向がはっきり分かれていました。
とりわけ欧州勢は前回のファイナリスト、イタリアとフランスが揃ってグループリーグで姿を消したほか、ヨーロッパ選手権ファイナリストのスペインとドイツがグループリーグで1敗を喫して進出が危うくなるなど、とにかく不安定な戦いぶりが目立ちました。イングランドも2分け後にようやく1-0で勝利したと思ったらドイツに1-4で敗れてしまいましたしね・・・。
グループリーグから連勝で進出したオランダもブラジルとの対戦で危ぶまれましたが、そのオランダがブラジルを破ると、ガーナと対戦したウルグアイ以外、すべて残った欧州勢3チームに南米勢が破れるというこれまた予想外の結果でベスト4が揃いました。
南米対決の決勝という自分の夢も泡と消え去りました・・・。
もう予想もする気もないというか、散々外しまくりましたが、一応顔ぶれと戦跡を見てみますか。
ウルグアイ
0-0フランス
3-0南アフリカ
1-0メキシコ
2-1韓国
1-1(PK4-2)ガーナ
3勝2分(1PK勝ち)/7得点2失点
主な得点者:フォルラン(3)、スアレス(3)
ひ
オランダ
2-0デンマーク
1-0日本
2-1カメルーン
2-1スロバキア
2-1ブラジル
5勝/9得点3失点
主な得点者:スナイデル(4)
ドイツ
4-0オーストラリア
0-1セルビア
1-0ガーナ
4-1イングランド
4-0アルゼンチン
4勝1敗/13得点2失点
主な得点者:クローゼ(4)、ミュラー(4)、ポドルスキ(2)
スペイン
0-1スイス
2-0ホンジュラス
2-1チリ
1-0ポルトガル
1-0パラグアイ
4勝1敗/6得点2失点
主な得点者:ビジャ(5)
こうやって見るとドイツの得点力が際立っています。敗れたのはクローゼが退場して数的不利になったセルビア戦だけ。クローゼがきちんと出場した試合はすべて4得点と、全員が役割分担して力を発揮し、クローゼの決定力を活かすサッカーが結実していると言って良いでしょう。
それでいて、エジル、ミュラーの若手が点に絡むという、若手の登用も結果に結びつけたレーヴ采配は見事というしかありません。
それもバラックの欠場あっての賜物ですけどね・・・。
オランダはここまで5連勝ですが、意外にも4試合が1点差勝ち。
しかし、1点差勝ちを続けるのはリーグ戦でも非常に難しいことです。リーグ戦では終盤にこういう試合をできるチームが優勝したりします。Jでは鹿島とかね・・・。
得点源は突破力決定力のある3トップの後ろから仕事をするスナイデル。カイトや、怪我から復帰したロッベンも得点していますから前線がコンスタントに機能している証拠です。
今大会の驚きはウルグアイです。南米勢で最も下馬評の低い立場にいながら、唯一のベスト4入り。
しっかり守って前線の得点力を活かす戦術が機能して、FWのフォルラン、スアレスがそれぞれ3得点ずつと結果を出して成績に結び付けています。ただし、これまでの戦績が優勝経験国の中でも最もパフォーマンスの出なかったフランス以外は欧州勢・南米勢との対戦がなく、やや恵まれた感のあるベスト4です。
スペインは超守備的なスイスにカウンター一発で破れ、チリとの直接対決に突破を賭けましたが、以降は崩れない守備にビジャの得点力で勝ち進んで来ました。
しかし、全6得点中5点がビジャという偏りに少し不安を感じます。それもこれも復活が期待された前回大会の得点源・フェルナンドトーレスの不振よるものなんですよね・・・。
ドイツはアルゼンチン戦でメッシ封じが当たっただけに、ビジャ、シャビへの徹底マークは間違いないでしょう。フェルナンドトーレスの復活なるかが初優勝の鍵になる気がしています。
こうしてみると、各チームとも1試合2失点しない守備がベースで、3得点以上の得点源をする有する決定力で勝ち上がってきたといえます。
さあ、ここで外れまくっているジンクスの登場です。
1982年以降の傾向です。
(1)一次リーグ1位突破でないと優勝できない
これは全チームクリアしていますね・・・。
(2)決勝進出までに敗れているチームは優勝できない
はい、これは1982年以降の結果です。
ドイツ、スペインはいずれかが勝ち残っても敗退か・・・?
次は全大会共通で、
(3)欧州以外の大会では南米勢しか優勝しない
1930年ウルグアイ大会:ウルグアイ
1950年ブラジル大会:ウルグアイ
1962年チリ大会:ブラジル
1970年メキシコ大会:ブラジル
1978年アルゼンチン大会:アルゼンチン
1986年メキシコ大会:アルゼンチン
1994年アメリカ大会:ブラジル
2002年日韓大会:ブラジル
これをすべて満たすチームはウルグアイだけです。
しかし、(1)(2)を1982年以前で見てみると・・・。
1978年アルゼンチン大会:アルゼンチンが一次リーグでイタリアに0-1敗北
1974年西ドイツ大会:西ドイツが一次リーグで東ドイツに0-1で敗北
1954年スイス大会:西ドイツが一次リーグでハンガリーに3-8で敗北
(1)も(2)も一緒で、上記チームはすべて2位突破です。
すると、(1)(2)ジンクスを覆すのはドイツか地元になります。
地元は既にいないわけですから、
・ドイツがスペインを破れば、オランダが勝ち進んだとしても(3)のジンクスを破棄して互角。
・オランダがウルグアイを破り、スペインがドイツを破った際には(1)(2)のジンクスが生きてオランダが最有力候補。
と言うことになるわけですね。
(と言うかどこが勝つか分からないと言っています。)
ジンクス上は下記ですが、
本命:ウルグアイ
対抗:ドイツ
連下:オランダ
穴:スペイン
今の下馬評では、
本命:ドイツ
対抗:オランダ
連下:スペイン
穴:ウルグアイ
といったとこなのでしょうね。
自分は最後までジンクスを信じますよ。
アルゼンチンとブラジルの敵をとり、ウルグアイが60年ぶり3度目の優勝です!
あ、また予想したっぽくなってしまいましたが、これは夢というか妄想です。このせいで予想を外した人がいても責任持ちませんからね・・・。
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