平泉駅から中尊寺は、バス、タクシー、徒歩、レンタルサイクルなどいろいろな方法があるようですが、炎天下の徒歩はきついし、坂が昇りのようなのでタクシーにしました(苦笑)。
「『月見坂』はのぼりが結構きついので、行けるところまで奥へ行きますか?」と聞かれたので、素直に「はい」と答えたところ、蓮池の前でおろしてくれました。
距離的には月見坂とほぼ同じ距離を上ってくれていて、この蓮池の右の方に沿った道を上っていくと数分で中尊寺に到着です。
多分月坂を上ると10分どころじゃなく上るので、タクシー運転手さんのアドバイスを聞いて正解だったと思います。
金色堂と宝物殿は拝観料大人700円、中学生300円。
これは金色堂の覆堂の出口になります。
実はこの中は完全撮影NG。
屋根から金箔を張り付けた金色堂を、保存のためにコンクリートの建屋で覆ってあり、更に拝観はガラス越し。
音声で数分の説明が流しっぱなしになっており、ガイドなしで金色堂の説明を聞くことができます。
今でも金色堂の中には奥州藤原氏4代のご遺体が保存されているそう。
奥州藤原氏滅亡が1190年ごろですから、実に800年以上ということになります。
すごいですね・・・。
こちらは、順路に沿っていくと次に見ることができる経蔵。
こちらもなかなか歴史を感じる佇まいですが、よく見るとここも黄金の仏像が祭られています。
そして順路をめぐると次に見えるのが旧覆堂。
この左に松尾芭蕉の銅像があります。
我が家の近所を出発したと言われる松尾芭蕉が、遠くはばれた東北のこの地に来ていたというのも不思議な縁です。
中尊寺内や、後程行く毛越寺にいくつかの句碑があり、毛越寺には有名な「夏草や 兵どもが 夢の跡」を詠んだ句碑があるそうです。
さらに順路をめぐると、能舞台と白山神社があります。
おっ、あれが能舞台ですかね。
左に回るとこのような能舞台があります。
奥にある白山神社の裏側は山の下りになっていて、木の隙間から開けた景色が見えます。
再び金色堂付近に戻りました。
続いては讃衝蔵(宝物殿)へ。
こちらは国宝級のものがゴロゴロ展示されていますが、こちらも残念ながら撮影不可。
見学後は隣のお土産屋さんで、各自自分の記念品を購入しました。
最後は中尊寺本殿へ。
こちらは手前にある賽銭箱の所まで入って仏像を拝むことができます。
この後は月見坂(表参道)を下ってタクシーが拾える位置まで戻ります。
途中の物見台から見える景色がこれまた素晴らしいです。
遠くに新幹線が見えますね。
月見坂の途中にあるのは弁慶堂。
そして、タクシー乗り場の横にあるのが弁慶の墓と言われる場所。
後から作られたものだと思いますが立派な石碑です。
ここからタクシーで毛越寺へ向かいます。
料金は最初から決まっていて、780円で行ってくれるとのこと。
義経の妻子のお墓があるという金鶏山、観自在王院跡などの世界遺産登録の史跡近くの道を通って毛越寺に到着。
門で拝観料を払って、まっすぐ奥に進むと本殿があります。
こちらは焼失してしまったのちに建て替えられたものなので、中尊寺の史跡と比べるとかなり新しく見えます。
この右側にある大泉が池を中心とした広大な庭園が平安時代の浄土庭園を復元したものだそう。
芭蕉の句碑と共に写真が無くてすみません・・・。
ここでは宝物殿の見学、庭園の散歩の跡入り口近くの茶屋でかき氷を食べて後にしました。
時間があれば金鶏山や観自在王院跡、無量光院跡なども見るべきだったかもしれませんが、電車やバスの時間が迫っていたのと、正直観自在王院跡や無量光院跡は跡地が庭園になっているだけのようにも見受けられたので、とりあえず中尊寺見学主体で良かったのかなあと。
この後は仙台に移動して牛タンを頂きます!