『江戸を斬る』第1部では保科正之の双子の弟・梓右近を演じていた。
松平長七郎は徳川忠長の息子なので梓右近の甥である。
里見浩太朗が遠山金四郎を演じた『江戸を斬る』では、竹脇無我は徳川家慶を演じた。
里見浩太朗が大石内蔵助を演じた『忠臣蔵』では、竹脇無我は多門傳八郎こと重共(松の廊下の事件で浅野長矩の取り調べをした大目付)を演じていた。
竹脇無我が亡くなった日、東京では奇しくも夕方4時台に『大岡越前』を再放送していた。
『大岡越前』または『江戸を斬る』に出演していた片岡千恵蔵、大坂志郎、和田浩治(風間駿介役)、谷幹一、松山英太郎、森繁久彌はすでにこの世を去った。
竹脇無我と西郷輝彦の共演
ところで8月23日付のスポニチ電子版で竹脇無我と西郷輝彦が『江戸を斬る』で共演したとあるが、竹脇無我は『江戸を斬る』第1部の主役で、西郷輝彦は第2部から第6部までの主役で完全に入れ替わりであり、しかも第1部で竹脇無我が演じた梓右近は家光の時代の保科正之の弟という設定で最終話で由井正雪が切腹。第2部以降で西郷輝彦が演じたのは遠山景元で、家慶の時代。舞台となった時代が慶安と天保で200年ほど離れており、ストーリー上も接点はありえない。
共演があるとすれば、『水戸黄門』での東野英治郎と西村晃、西村晃と佐野浅夫のように別役でのゲスト出演以外にありえない。『江戸を斬る』で竹脇無我と西郷輝彦が共演したのが第何部の第話かわからないし、現時点では確認できていない。
Y!Japan 竹脇無我 西郷輝彦 江戸を斬る 共演 スポニチ
竹脇無我と西郷輝彦の共演であればTBSナショナル劇場では『大岡越前』で何度か実現している。いずれも吉宗の時代の小石川養生所の医者の役で、竹脇は榊原伊織、西郷は新三郎を演じており、これも入れ替わりなのだが、たまにどちらも登場する回があったようだ。
また、日テレの1985年大晦日の『忠臣蔵』では竹脇無我が前述の通り多門重共を演じ、西郷輝彦が毛利小平太(討ち入り寸前で参加できなかった赤穂浪士)を演じて、同時に登場する場面はなかったが、同じ作品に出演していたことは確かだ。
追悼・緒形拳
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