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裁判は被害者の無念を晴らすためのものではない

裁判は被害者や遺族の無念を晴らす為の制度ではないのだろう。
死刑判決取り消し無期懲役…「納得いかず」 | 日テレNEWS24 
> 荻野友花里さんの父・荻野卓さん(64)「…私らの無念を晴らしてくれるのが裁判だと思っているので」
posted at 11:09:23 - 2013年10月28日(月)

裁判制度は被害者の無念を晴らすためのものではないし、裁判官は復讐の代行業者ではない。だから呉智英(くれともふさ、ごちえい)氏は「死刑を廃止して敵討を復活させろ」と主張している。
2015年2月5日18:31tw

仇討の代行と言えば闇の仕事人である。中村主水は今で言えば、法の限界で無罪か減刑になった犯罪者を警察官が裏で処刑していたようなものだ。実際の警察官が犯罪をする場合、私利私欲のためのもので、中村主水は存在しない。
2015/2/5/18:33tw

ついでに言うと裁判は社会正義のためにあるわけではないし、裁判は真相を明らかにするためにあるものでもない。ガリレオ裁判のように数百年経って判決が「覆る」場合もある。当事者が生きている間に真相がわかるとは限らない。確定した判決が間違いである場合もある。
18:40 - 2015年2月5日

ジョナサン・スイフトは「ガリバー旅行記」で裁判というものが茶番劇であるという風刺をしている。これが出たのは1726年。皮肉にも当時は大岡越前守忠相が南町奉行だった時代だ。大岡裁きの多くは実際に大岡忠相が裁いたものではないらしい。
18:44 - 2015年2月5日

ガリレオ裁判は1616年とされる。徳川家康が没した年だ(1542年生まれ)。
ガリレオは1564年生まれで1642年没。
日本で同時代の人物には
伊達政宗(1567~1636)、
徳川秀忠(1579~1632)、
直江兼続(1560~1619)がいる。
18:54 - 2015年2月5日

「被害者の無念を晴らす処刑」はヨルダンがやっている。そもそも「イスラム国」がやっているテロ自体が「空爆被害者の無念を晴らす」という大義名分によって行われている。死刑判決破棄を残念だと思う人の気持ちもわかるが、これが中東だったらどうか考えるといい。
18:58 - 2015年2月5日

ところで日本の死刑制度廃止論者は死刑判決破棄を支持するだろうが、ヨルダンに抗議しないのだろうか?リシャウィ死刑囚の釋放を望む声は日本人の人質の家族からも出てこなかったように思う(あっても報道されてないのか?見落としたのか?)。
19:02 - 2015年2月5日

東山紀之主演「大岡越前」で大岡忠相は「白洲は、人がしたことの善悪よりも(または「善悪ではなく」「善悪だけでなく」?)その人が罪人かどうかを裁く場だ」と言った。
午後3:28 · 2021年2月13日

tweet(1)〕〔tweet(2)〕

前後一覧
<平成27年>西暦2015年2月

参照
AmebaBlog>〔「裁判」と「辯護士」についてI
<平成20年>2008-10-20 00:40:11

AmebaBlog>〔「裁判」と「辯護士」についてII
<平成20年>2008-11-01 11:53:09

AmebaBlog>〔朝日新聞夕刊、『ガリバー旅行記』〕
<令和3年>2021-02-13 14:31:47
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