-------- AUTHOR: 虚実歴史 TITLE: 『水戸黄門』は報告がかりである DATE: 12/20/2020 22:40:00 PRIMARY CATEGORY: 延宝~貞享~元禄~宝永~正徳、綱吉前後 STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY:
@yoichizz ついでに言うとドラマの水戸黄門は悪代官をそんなに退治していない。多くの場合、あそこで悪代官は悪事が露見した後、印籠の前に土下座するだけで、光圀は「藩侯に申し上げる故、厳しき沙汰があるものと覚悟いたせ」と言って、その宿場を去るので、代官が裁かれたとは限らない。
〔 午前10:01 · 2013年3月13日〕→ブログにリンク予定
「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」は光圀助格が水戸に留まり、「葵の紋の権威(光圀の直筆書状)」と「各地の不正を現地の藩主に報告する使者(かげろうお銀一行)」だけが旅をする話であった。光圀助格の果たしてきた「報告」の役割だけが独立した結果であった。
「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」は「藩主への報告」と「葵の紋による権威づけ」があれば、世直し旅をするのは家来たちだけで充分であり、水戸老公本人が旅をしなくてもよかった…という話であった。
〔ちはや@suikutu〕 水戸黄門みながら、成敗された悪徳代官の後釜がちゃんとした奴じゃなかった場合これ振り出しだよな…ってブラック本丸引き継ぎに不安を募らせる刀剣男士みたいな気分になってる
水戸黄門の旅は日本各地で説教しながら移動するだけで、不正を防ぐ根本的な解決になっていない 片山善博氏が中央公論2007年4月号で「水戸黄門幻想」を批判
印籠一つで解決するような時代劇が受け入れらえるお国柄のせいかと
水戸黄門:武田鉄矢主演で復活 BS-TBSでレギュラー放送
武田鉄矢水戸黄門。「御稜威、大樹のご治世の下、藩を預かりし措置は…」から始まる10分間説教に、悪い藩主、代官が泣き出し、腹を切るというのを、これにて一件落着とか、金八先生みたいな暑苦しい「昭和世界」を見るために期待します。(1回であきるでしょうか)
武田鉄矢の水戸黄門がどうなるかわかりませんし、世直し旅はフィクションですが、水戸黄門が藩の摂り潰しまで決められますかね?あの話では代官のような藩政の中間層が腐敗して、藩主はそれに気づいていないのが問題で、水戸黄門一行は各地の藩主に藩主の家臣の悪政を報告するのがほとんどです。 〔午後1:12 · 2017年5月28日〕
実は水戸黄門をじっくり見たことがなく。。。報告の場面をしらないです。ただ、水戸黄門は藩主をこらしめるのも多いかなと。
ただ、この前、茨城県立博物館いって驚いたのですが、水戸藩3000家で版籍奉還時点で半分になってんですね。内ゲバで。この遠因の一つは矛盾を藩に埋めた黄門様にあります。
時代劇で水戸黄門が藩主を「こらしめる」のは代官など部下の不正を見逃したことに対する叱責などでしょう。藩主どころか悪代官でも切腹の場面は記憶にありません。架空の藩ならともかく実在した藩主は交代の時期が大体わかっており、悪玉になるのは架空の代官などです。
水戸黄門はパターンが定着した後、印籠のシーンの前に必ず報告の場面があったので、水戸黄門を見てた人は覚えてるはずです。老公が藩主など藩の重役あてに文(ふみ)を書き、弥七やお銀が城に忍び込んで届ける場面です。それで印籠シーンに重役が駆けつけ、悪代官らを叱責するパターンです。
パターン定着後の水戸黄門は印籠シーンで悪人たちに対し「藩侯に申し上げる故、厳しき沙汰があるものを覚悟いたせ」と言っています。つまりドラマの水戸黄門一行は各地の代官等の悪行を藩主等に報告して回っていただけで、印籠シーンは付随的なものにすぎません。もちろん全国行脚は虚構です。 〔午後7:52 · 2017年5月28日〕
〔#水戸黄門〕が時代劇でやっていた「世直し」の大半は、各藩の代官や商人の悪行をそれぞれの地元の藩政の責任者(藩主、家老など)に報告することであった。しかもその報告は弥七、お銀など、忍者たちが行っていた(全国行脚はフィクション)
時代劇で創作された水戸黄門の「世直し」の大半は「日本各地の不正を現地の藩の重役に報告すること」だった。「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」は、この報告をやる「お銀」ら忍者集団が旅をして、水戸黄門自身は関東に留まっていたという話である。
「水戸黄門」で悪人達が黄門様に平伏すのは、彼の人徳や説法に心打たれたからではなく、その背後の権力にビビッたからに過ぎん!所詮、日本の正義とはそういうモノ!
時代劇の「水戸黄門」の場合、悪い権力者をこらしめるのは誰かというと、その悪人より上の権力者に限定されている。今の政府を批判する人が安倍政権を「悪代官」にたとえると「水戸黄門」に当たる役割を日本の外に探すことになる。自分たちは何もしない。(続く)
(続き)時代劇の「水戸黄門」の場合、光圀は民衆や浪人の反乱などを止める立場。また多くの場合、光圀一行は代官などによる不正を現地の藩主などに報告しているだけ。代官を裁くのは藩主や家老の役割である。(続く)
(続き)「水戸黄門」におけるに光圀の全国旅行はフィクションである。あの旅は何度やっても日本各地の不正を防げないし、旅費だけで税金の無駄。
時代劇の「水戸黄門」の場合、悪い権力者をこらしめるのは誰かというと、その悪人より上の権力者に限定されている。
(訂正)
もし、今の政府を批判する人たちが菅(すが)政権を「悪代官」にたとえたら、それは「水戸黄門」に相当する誰か(他者)を求めることを意味する。
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関連語句
〔@kyojitsurekishi 覚悟いたせ〕(twitter)
参照
2017-06-04 11:18:23
AmebaBlog>〔『武田鉄矢の「水戸黄門」関連tw(平成29年3/19前後)〕
2017-10-08 15:11:20
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