gooブログ ものがたりの歴史 虚実歴史

東山紀之の『大岡越前』について補足

『必殺仕事人』では将軍家の武士が葵の紋の威光を悪用して外道を繰り返していたが、『大岡越前』の忠相は吉宗を何度か捕縛していた。

『水戸黄門』の印籠が絶対だったのは光圀が隠居していた1690年代で、大岡忠相が江戸町奉行になったのはそれから20年ほど経過した1717年の享保年間で、1736年まで江戸の町奉行だった。それから100年後は文化・文政~天保初期で、仕事人が主に活動した時代であった。忠相没後、徳川の権威が落ちたか、それとも強化されたか。むしろ幕府が権威の衰えを恐れて支配を強めたのだろうか。

東山紀之は松方弘樹主演の『名奉行 遠山の金さん』で若手同心を演じ、『必殺仕事人2013』で里見浩太朗と対決し、NHKのBSで『大岡越前』の主役になった。これで東山紀之は『水戸黄門』『大岡越前』『遠山の金さん』(ナショナル劇場では『江戸を斬るII』以降)、そして『必殺仕事人』と関わったわけだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「享保~寛政の改革、エカテリーナIIとアントワネット」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事