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今の時代劇(俳優とキャラクター)

2011-10-14 03:11:00 | 21世紀~未来
20世紀の1970年代~80年代~90年代、時代劇を観ていたときは俳優がキャラクターに見えた
今の時代劇を見ると逆で、キャラクターが俳優に見える

つまり、かつて『水戸黄門』で横内正が格之進を演じていたときは、横内正が格之進に見えたので、『コスモス』のナレーションで横内正が出ていたときも「格さんが洋服を着ている」ように見えた。東野英治郎はブラウン管の中の水戸光圀に見えたものだ。『水戸黄門』の里見浩太朗は助三郎に見えた。
『必殺仕事人』を観るとその中の藤田まことは主水であり、最初は現代ドラマに出てくる藤田まことも主水に見えたものだ。

今の時代劇は逆である。里見浩太朗が光圀を演じているのを見てもそれは、あくまで「光圀の格好をして光圀を演じている里見浩太朗」に見える。
助三郎と格之進はそれぞれの格好をしている東幹久と的場浩司に見えるだけである。
『必殺仕事人2009』などでもあくまで俳優が衣装を着て必殺シリーズのドラマに出演している映像に見える。
初めから終わりまで「俳優が和服を着てカツラをかぶって演技をし、それをスタッフがカメラで撮影した映像」に見える。もともとそうなのだから仕方がないので、脚本や劇中の時代設定に注目して見ることにしている。

もっとも知らなかった俳優や意識していなかった俳優に関してはキャラクターのイメージが強くなる。
宮崎あおいに関しては『NANA』をほとんど観ていなかったこともあり、篤姫のイメージがあるので、同時期にCMで観たときは面喰った覚えがある。
『のだめカンタービレ』もまったく観ていなかったので、上野樹里はおそらく別の番組やCMで観ても江姫に見えるだろう。「江がのだめに見える」という意見があるが、それは『のだめ』を観た人に限った感想であり、『のだめ』を全く観ていない者にはそうは見えない。
水川あさみは『仕事人2009』に出ていたようだが、名前も顔も意識していなかったので、『江』を観てからこの人がお初に見えるようになった。

井上真央は『おひさま』の主役で、『おひさま』は余り観ていないのだが、CMで井上真央が出ると『おひさま』に出てきた昭和初期の女学生が今の時代に現れたように見える。井上真央は『花より男子(だんご)』で牧野つくしを演じていたようだが、これまた観ていないのでそういうイメージはない。

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2011年10/14 10月


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