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声優を知らないで声優を取材する藝能レポーター?

@mevius1103 声が同じとわかっても名前や声まで覚えるかどうかはケースバイケースでしょう。個人的に名前と声は知っていても顔を知ったのはつい最近という声優さんはけっこういます。
2014年02月04日(火) 20:28:58
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「巨人の星」や「鋼鉄ジーグ」はご存じない?しかしこっちも「巨人の星」は再放送で見ていたものの井上真樹夫氏の名前を覚えたのは「ルパン三世2」「キャプテンハーロック」「新巨人の星」の時でした。
@R13L_Clyne_dai3 僕が初めて声優さんの名前覚えたのは古谷さんです!!
2014年04月15日(火) 12:09:48
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国松の声が大山のぶ代の声だったらしい。言われてみれば聞いたことがあるが、アニメを見ている子供が声優の名前まで記憶するようになったのは「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」のブームから。自分も「大山のぶ代」の名前はこの人がドラえもんをやってから知った。
2015年05月17日(日) 15:32:20

夕刊フジ たてかべ和也さん通夜、弔問客に四苦八苦 声優の名前が分からない…
2015.06.27

2015年07月16日(木) 21:49:05

【声優】「顔がわからない…」大物声優、葬儀の場で上がる声…
その理由を業界関係者らが解説
- DatNews
2015/07/06 16:11
2015年07月16日(木) 21:49:49

俳優であれば、視聴者は作品で顔を何度も見ているから、誰が誰かは大体、わかる。もっとも仕事以外で眼鏡をかけて、化粧を落としている人など、演技の時とそれ以外で外見が違う人は別だが。
一方、声優になると、視聴者は声優の声を聞けばどのキャラクターの声の人かわかるが、顔を見ただけではどの声の人かわからない場合が多いだろう。永井一郎やたてかべ和也についても、訃報で初めて顔を知った(または忘れていたのを再確認した)視聴者は多いだろう。
デーモン閣下など「假の姿」で法事に参列しても誰もわからないだろう。

しかし、もともと声優とは俳優の副業であった。
愛川欽也や菅原文太、小林昭二(~あきじ)など、「声優もやっていた」と思われる人は顔が有名だ。
大山のぶ代ももとは女優だったし、現声優陣の水田わさび、木村昴、関智一も同様だ。
あの、佐々木功も本来は俳優兼声優兼歌手であった。

一方、『ドラえもん』以外の大山のぶ代を知らない世代は多いだろうし、人によっては「この声優に関してはアニメの声しか聞いたことがない」という人は多いだろう。
個人的に、富山敬、井上真樹夫、神谷明、肝付兼太、山田康雄になると、アニメで声はさんざん聞いたし、顔も知っている声優も多いが、「生身」で演技しているのを見たことがほとんどない。
アニメ視聴者が声優の顔や名前まで知るようになったのは、1970年代半ばの『宇宙戦艦ヤマト』のブーム以降だったと思う。

1970年代後半から1980年代初めにかけて、昭和50年代(1975~1984)にはアニメと特撮でリバイバルブームがあった。
日テレ(読売テレビ系列)では1968~71年のアニメ『巨人の星』の続編(または原作の続編のアニメ化?)として、『新巨人の星』が1977年から79年まで放送された(原作にないエピソード同士では矛盾が多く、アニメ『新』は旧作の続編とは思えないが)。
また、1971~72年にアニメ化されていた『ルパン三世』の2作目も1977年始まり、峰不二子が増山江威子の声、五右衛門が井上真樹夫の声になったのがこのシリーズからで、『朝日小学生新聞』(『21エモン』掲載)で記事になっていた。
なお、アニメの視聴者が声優の声まで覚えるようになったのは『宇宙戦艦ヤマト』の映画がヒットしてからであって、その時期まで当時の子供は声をキャラクターの名前で言っていた。だから『ルパン』の2作目が出たとき、当時の小学生は「不二子はバカボンのママの声になった」「五右衛門は花形の声」と言っていたものだ。
個人的に『タイガーマスク』の伊達直人や『侍ジャイアンツ』の番場蛮の声が富山敬だと知ったのは、古代進の声として富山敬の名を知ってからあとのことであった。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』の頃になると、声優陣がアニメのイベントに出演し、テレビで放送されることが多く、当時の小学生は声優の名前と顔をよく覚えたものだ。
『ヤマト』の映画は1作目と、『さらば』、更に2本の同時上映でも見たので、パンフレットにあった声優の顔写真を確認できた。
だから神谷明や井上真樹夫の顔もそういうイベントや情報番組、バラエティ番組などで見て覚えたわけで、彼らの声優でない俳優としての演技は見た覚えがない。

個人的に1979年の『999』、1980年の映画ドラえもん『のび太の恐竜』、更に1986年の映画版『北斗の拳』の声優陣の顔はパンフレットで見たし、『新世紀エヴァンゲリオン』の声優陣の顔写真は1997年の映画の時にアニメ雑誌で確認できた。

ただ、アニメ作品や声優の数は膨大で、マスコミ関係者が全てを知ることはできないだろう。
自分も『ポケモン』『クレヨンしんちゃん』『名探偵コナン』などは余り見ておらず、声優がどんな顔をしているかもよく知らない。

小倉智昭は『ドラえもん』自体に関心がなく、たてかべ和也の声を聞いてもジャイアンの声とは思えないようだ。高齢者の中には大山のぶ代と野沢雅子の区別ができない人もいるだろう。

問題は顔を出さないような声優まで、取材の対照にするほど、マスコミが声優をスターにしていることだ。
葬儀に出た声優がどの声の人かは、早い話が声優の公式HPやブログ、ツイートでも見ればわかる。声優をレポーターが追いかける方が無理がある。

Fist of the North Star (Full Anime Movie)

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参照
Y!Blog>「ロングおじさん」、吉村光夫氏死去
Y!Blog>『知らないほうが幸せな話』(雑学活脳研究会、アントレックス、2010年)
Y!Blog>小倉智昭は『ドラえもん』を観たことがないらしい
Y!Blog>大山のぶ代認知症+ドラえもん声優交代10年1箇月「野比家は三十階」「暴走!プレゼントの木」「水はみていた」
Y!Blog>たてかべ和也死去+2015年6月19日の『ドラえもん』 その2
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