星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第37回功名が辻 おぼえがき

2006-09-18 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第37回「太閤対関白」(9月17日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

拾を自分の世継ぎとするために画策する太閤秀吉。一方、秀吉に対して、自分
の立場を主張し、結果的に秀吉の怒りを買ってしまう関白秀次。
今週の一豊さん。千代とともに、秀吉と秀次の間に入って板ばさみ状態。
ついには秀次側近らの軽率な行動から謀反が露顕し、関白の宿老として立ち動
く一豊にも火の粉がふりかかることに。
今回は世継ぎ問題に話が絞られていたため、緊迫感があって面白かったです。

■今週のツボな台詞
一豊「千代にもわからぬのか」
スンマセーン! 深刻な場面なのに笑ってしまいました。一豊さんが千代さん
を完全に山内家の頭脳として頼りにしていることがよ~くわかったひと言。妻
をモノサシにしているところがナンカかわいかったんですよ~。
その後「我が殿はどうすればいいの?」と聞く千代のモノサシは六平太?
「力の強い者には従うしかあるまい」という六平太の言葉も重要ワードでした。
淀「(低い声で)もう触られとうない。老人の息、たるんだ肌。殿下には死の
臭いがする。嫌じゃー、嫌じゃー」。

あまりにストレートなので笑ってしまいました。これは戦ですから、という大
蔵卿局のピシャリとした言葉に、淀の新たな対戦相手を知りました。
前野景定ら側近「若君が太閤殿下のお子でなくとも」
ヤッパリ~!な発言。この言葉が秀次にインプットされ、秀吉の前でつい「殿
下は騙されておりまする」と。側近らの謀反の動機づけにもなった言葉でした。

■57歳 VS 26歳
秀吉が秀次に関白職を譲ってから2年後に、拾が誕生。
ってことは世継ぎ問題で豊臣家が揺れた時の年齢は、秀吉57歳、秀次26歳。
太閤の前で関白は、まるで老獪な猿に脅かされた子猫チャンって感じでしたね。
そんな若い甥っこを相手に、秀吉はなぜそこまでいじめ抜くのかと思いますが、
筋が通っていないことをゴリ押しする時ほど人間、必死になるのかも。
年齢的な理由、健康上の不安、また我が子可愛さから、どうしても自分が元気
なうちに、いったん譲った関白職を取り戻しておきたかったのですね。
一方、拾と自分の娘との婚儀を秀吉から提案され、拾が元服してからと答えて
しまった秀次。この言葉はある意味、正論かもしれないけれど、これで決定的
に太閤に嫌われちゃったみたい。とりあえず「ハイ!」と言っておけばよかっ
たのに、なぜ言わなかったんだろ。そこが若さ? 未熟さ?
それにしても、秀吉の眉の動きひとつ、手招きひとつでコロコロと気持ちまで
変わるような小さな心の持ち主秀次。それを演じる成宮さんの不安気な表情、
壊れっぷり、なかなかよかったですね!

■宿老の立場
同僚の三人は少しずつ平等に歳をとっていたのですね。この時、一豊49歳。
秀次の側近たちに「老人」呼ばわりされちゃって、私もショックでした(笑)。
二人の上司に同時に仕えるという宿老職って大変!
他の大名たちが秀吉のいる伏見に居を移しても、一豊は京に残るしかなく。
はじめは秀吉に代わって秀次を育てあげるお役目だったはずなのに。秀次に対
する秀吉の態度があからさまになった今、ともすれば秀次の監視役にもならざ
るをえない状況に。
太閤と一戦を交えようとする秀次側近らに「アホウか」と言った一氏は、彼ら
の謀反を見抜き、証拠の連判状をもって素早く太閤側への鞍替えを表明。
彼らに「焦るな」と言った一豊は心情的に秀次を突き放すこともできず、秀次
側にとどまったまま、間をとりもつ努力を続けていたわけで。
一豊の立場を理解したうえで、天下太平のためにと、関白を辞職させよと一豊
に助言していた三成は、意外とイイやつだったのか。
城の廊下でわざとよろけて「わしにつくか、秀次につくか、よく考えよ」と迫
る太閤ってどうよ、と思いつつ、そんな事言われてフリーズしちゃった一豊さ
ん、進退これきわまる、ってまさにこういうことを言うのですね。

■一枚岩な山内家
今週の一豊さんは<考える人>に変わりつつあったと思います。少なくとも考
えている顔をずうっとしていましたよ(笑)。マチガイナイ!!
千代は夫にピタリ寄り添ったまま夫婦が一枚岩となってすべての困難に立ち向
かっている様子がイイ感じに見えました。三成もビックリしちゃうほど(笑)。
山内家の一大事ですからね。
千代は千代で寧々にとりなしてもらうように参内したり。
太閤と関白のどちらにつくか、千代にもわからない状況ではあるけれど、どう
なろうと二人で決めたことであればいいよね、って私は思います。

■上川さんファンコーナー
依然として約一人に好評のこのコーナー。なくなっちゃう前に自分の事など。
<て~へんだ>の一太郎CMも「竜馬がゆく」も「毛利元就」も私はリアルタイ
ムで見ているのですが、でもねー、出逢っちまったとしか言いようのない作品が
2000年末放送の「大地の子」。当時は竜馬や隆元をやった俳優さんが、新たに
一心役でドラマ出演しているものと信じてました。(今なら笑えますけど。)
その「大地の子」を日本映画専門チャンネルで9/23に一挙放送(10:00~21:40)、
9/25~9/30には分割放送もありますよ。
キャラメルボックスの舞台でも好評だった「雨と夢のあとに」、いまテレ朝チャ
ンネルで再放送中ですが、高柴史郎役で登場する第9話は9/27と9/30に放送です。
「燃えよ剣」がらみでは9/29のスタジオパークに上妻宏光さんがご出演♪


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
9/18現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」9/23~9/29号(発売中)(←9/21追記)
P39に上川さんと唐沢さんの写真と記事が掲載されています。
(10/1放送の第39回「秀吉死す」で共演)
●「月刊TVnavi」11月号 9/27~10/31号(発売中)(←9/22追記
P185 連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>
P184 <今月の功名が辻>
   唐沢寿明さんのインタビュー、大加プロデューサーの話
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。

 
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功名が辻号外(7)9/14 スタジオ撮影終了

2006-09-16 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

9/16の土曜スタジオパークで「功名が辻」スタジオ撮影終了時の映像が流れました。


金色のクス玉が割れ、両側からクラッカーが弾けると同時にクス玉の中から現れた
のは・・・ねぎらいの言葉、ではなく、ただの白い垂れ幕。
機転をきかせた一豊&千代のお二人。
動揺することも、ましてや憮然とするわけでもなく、笑いながらすぐさまこの垂れ
幕を裏返し、集まった人たちにちゃんと文字が見えるようにしていました。
「祝 スタジオ撮影終了 おつかれ様でした!」
この垂れ幕に一豊と千代が顔を寄せて、マスコミの記者たちの一斉フラッシュが。
NHKのカメラに目線を合わせてくれた一豊さんに、まず拍手~。

次の画面では、関係者の方から花束を受け取る仲間さん。
上川さんはもう花束を抱えていて、よく見ると目をしばたたかせている感じ。
いつものクセ? と思ったら、顔を少し上げるようにして涙がこぼれるのを堪えて
いたんですね・・・。もしかしたら、少しはこぼれていたのかも。
感無量っていう、まさしくその言葉を思い出しました。
(新聞には仲間さんだけが涙を流したように書かれていましたね。)

仲間さんの挨拶。
「功名が辻」という作品に出会うことができて、今日という日をみんなで迎えるこ
とができて、すごくうれしく思っています」と、言葉をかみしめるような様子。
鳩羽鼠色の着物を着た千代さん。最後のカットを撮り終えたままの衣装でしょうか。
歳を重ねた感じのメイク。落ち着いた大人の女性でした。

上川さんの挨拶。
「なんだか正直言って、まだ実感がわきません。まだ(ここで、うつむく。)僕は
ここに明日からもずっと通い続けるような気がどこかでしています。(再び、うつ
むく。)」
ううっ! あー、上川さん。本当にスタジオ通いを楽しみにしてたんですよねー。
学校が好きでたまらない小学生のように。
本当に翌日スタジオに行ったのではないでしょうか。気持ちだけは、きっと!
鈍色の着物に白っぽい羽織を着て、これはどのシーンの衣装なんでしょうか。
一豊さん、お話的にはちょっと最後がかわいそうみたいなんですが、そこを大石さん
がどのようにマジックをかけたのか・・・期待しています。

カメラが引いて全員をとらえた中に、歳とった六平太の顔が。ん? 忍びの晩年の
姿にしては少し私の想像とは違っていました。そして、前田吟さん。最後まで出演す
ることになったと先日の「スタジオパークからこんにちは」で話していましたね。
小倉さん、神妙な面持ちに見えたのがずいぶん意外でした。
新一郎の浜田さんや、康豊の玉木さんのお二人は最後も元気そうに笑っていました。


私も一ファンとして・・・スタジオ撮影、お疲れさまでした!!
あとは20日からの高知ロケが残っているそうですが。(スポーツ紙より。)

9/14に友人からの知らせで撮影終了のニュースを知り、9/15には朝からスポーツ
紙各紙を買いにコンビニへ(笑)。成果を報告し合うと、同じ新聞の関西エリア内
でもカラー版とモノクロ版の違いがあってビックリ。あるいは同じ新聞でも地域に
よって内容が違うものもあったようですし、スポーツ紙って面白いですね。
土スタでは、大石さんの爆弾発言の挨拶が流れなかったのが残念。自分の目で見る
ことができたら、その場の空気や、上川さんの大人のジョークのニュアンスもよく
わかったのですが。例の報道については、翌日になってわざわざ否定報道をするメ
ディアもあったりで、ちょっとした混乱を招いたようですね。
ま、そんなことも含めて「功名が辻」が話題になった週、ということがいえます、
かね。

上川さんが最初の会見で言っていた「無事是名馬」の言葉で結ぶことができるよう、
残りの撮影での皆様のご無事を心から祈っています。


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第36回功名が辻 おぼえがき

2006-09-11 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第36回「豊臣の子」(9月10日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

世継ぎの鶴松が病死し悲嘆にくれる秀吉は、ついに大明国に討ち入ると宣言。
淀を牽制する寧々はここぞとばかりに秀次をあと押し、関白職を秀次に譲る
よう夫に進言。関白となって働き、自信を深めつつある秀次・・・。そこへ
再び暗雲が。淀が再び男児を出産。(拾は誰の子?みたいな気配もあり。)
今週の殿は明入りの足がかりとなる朝鮮へも出陣せず、秀次付きの宿老とし
て京に残留。後継者問題に翻弄される秀次の運命をただ案じるのでした。

■髻(もとどり)と茄子(なす)
三宝に山と積まれた髻にはぎょえ~となりましたが、亡くなったなかの枕元に
お供えした山盛りの茄子はナイス!(笑)秀吉の出自が名門ではないことを
見せつけるような2つのお供え物でした。
ナマ茄子を泣きながら貪り喰う秀吉、すごかったー。かと思えば、唐入りを
決意した夫の心をすべてわかっている寧々、いい女~って初めて思いました。
それにしても、髻が忠義の証とは。
諸国の大名たちが秀吉に続いて次々と髻を切るシーンでは一豊さん、目がキョ
ロキョロ。一氏が立ったのにつられて思わず、って感じでしたよ。
画面変わって髻を落としたお顔をあらためて見ると、全然ヘンじゃないのね。
(それどころか顔がくっきり・・・・・・オトコマエじゃないですか!)
次の場面では元通りの髪型に戻っててホッとしましたが。

■留守居
唐入りのため、留守居の総大将となった<関白>秀次。
秀次付きの一豊は敵ではなく、ナント本と格闘中。
さして面白くもなさそうに引きこもる一豊に、千代が新手のバクダンを投下。
掛川五万石で終わるつもりか?! だって、槍をふるう場がないんだもん!!
これからは槍を使わないのが新しいのですっ。え、ヘンな事言うなあ~。
世の動き、人の心の動きをつかみ、太閤様の心の内を読むこと。
そゆうの、オレ苦手だから。BANG~!!!(←千代バクダン by 机叩き)
そんな場合じゃないだろがっ。立て、立つんだ、ジョー! 君ならできる!!
ああ、今回の千代さん、コワかったです。五万石で満足できないのは千代のほ
うかと思った(笑)。いや、どうすれば夫に火がつくか考えたあげくの作戦で
しょうね。一豊さんもそろそろ変わる時が来たようです。
こんどは秀次付きの一豊にとって、生活そのものをゆるがす深刻な問題が。
家康のほめ殺し作戦で、すっかりその気になった秀次。が、太閤の世継ぎ誕生
で急展開。だったら、なぜ僕を関白にしたの? って責めたいところでしょう
が、太閤にとってはすでに邪魔者でしかなく。あーあー、かわいそうな秀次。

■六平太ふたたび
久々の六平太、朝鮮出兵に参加してたなんてねー。秀吉軍、敗戦色濃厚ですと。
千代は寧々のそばで太閤の心の動きを、六平太からは世の動きを聞いてるんだ
から傾向と対策はバッチリですね。
去り際に千代の顔に手をやって涙ひとすじ流した六平太・・・うう。いい場面。
ちょっとの出演時間でおいしいとこ持ち去りすぎですね~。

■上川さんファンコーナー
梅雀さんのブログに上川さんの記事(別記事に西田敏行さん)がアップされた
日、どうか写真が削除されませんように!って祈った私。トラウマです(笑)。
お二人の共演作品については、視点鋭く、思慮深く、いつも上川さんへの愛に
あふれたしろうさんの素敵なブログ「Re」に詳しく書かれています。ファンに
は既知のブログですね。(しろうさん、いきなり振ってごめんなさい~。笑。
ご迷惑なら削除いたしますぅぅぅ。)
今回のドラマで六平太が「たいくつなところだった」と宣った(笑)毛利家で
すが、広島県のHPでこんなの発見! アレー、三成にそっくりな元就様。
悩める長男、隆元様の写真は小さいけれど、こんなの!
8/15から時代劇専門チャンネルで「毛利元就」の放送が始まっていますが、
上川さん出演は9/13(水)放送の22話からですね。
22話(三本の矢)~47話(弔い合戦)、50話(よく生き、よく死に)に出演。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
9/11現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「週刊朝日」9/22号
P115~121 司馬遼太郎 戦国夫婦「出世の階段」功名が辻の世界 
第5回 長宗我部侍と土佐の酒
(P121に武田鉄矢さんのインタビュー・下)
●「NHKステラ」9/22号(9/13発売)
<功名が辻>成宮寛貴さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
WEB
スタジオ収録クランクアップの様子がスポーツ紙各紙のサイトにアップされ
ました。たとえば・・・
●「デイリースポーツ」9月15日版 こちら(←9/15追記)
 

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第35回功名が辻 おぼえがき

2006-09-04 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第35回「北条攻め」(9月3日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

天下取りの総仕上げとして秀吉が北条攻めを決行。その間に家康謀反の噂が流れ
るも自らが動いて未然に防ぎ、ついに小田原城開城。
今週の一豊さんは、山内兄弟そろって初の出陣。秀次軍の先鋒となって山中城を
攻撃し、その結果めでたく遠州掛川五万石を与えられることに!
※オープニングタイトルでは茶々が「淀」に変わっていました。

■武士の情け
針売りの行商人になった副田甚兵衛に、旭からの文を渡した千代。
一豊は「声をかけぬのが武士の情けというものじゃ」と。
私も全面的に一豊さんに賛成!!
千代は旭を自分たちが連れてきた責任上、最後まで関わらなければ気がすまない
ようなんだけど、それがそもそも思い違い。あれは秀吉の命だったのだから。
それに、長年連れ添った夫婦ならすべてをさらけ出してもいいとは思うけれど、
甚兵衛と旭はちょっと違う。一豊さんの言う通り、もしも私が旭なら、好きな人
には病気でやつれた自分の姿を最後の思い出にしてほしくない。
甚兵衛と旭の再会シーン。野口五郎さんも松本明子さんも熱演、いい場面でした
が、再会は蛇足。旭からの文を甚兵衛が読むところまでにしてほしかった・・・。
(映画「ニューシネマ・パラダイス」完全版を見たときと同じ気持ちです。)

でっ、最近の一豊さん。お顔が引き締まって素敵度が増していますね♪
特に千代に諭すシーン。絶対に怒らないのね。
病で衰えた姿で旭が甚兵衛に会いたいかどうか「わかるであろう?」(♪)
そのあとかすかに苦笑しながら、ふぅ~(♪)と息を吐いて「その話、わしは忘
れる」。・・・・・・「千代も忘れよ」(じっと見つめて♪)「よいな」。
もうポワ~ン♪ でございますよ。はい。

■北条攻め
北条攻めの合間にめまぐるしかったのが、家康側周辺の動向。
秀吉は一豊を連れて、そんな家康軍の陣内にひょっこり表敬訪問。
これにより謀反の火種を完璧に消してしまったわけで。お見事!
その後、山内家は兄弟そろって山中城で奮闘。息がぴったりのチームワーク!
岩倉城での父を思い出しつつ、<運>が大事とつぶやく一豊。

最近、演出にシリアスとコメディの境目がなく、突然はさまれるギャグにドギマ
ギしてしまいます。どう反応すればよいのじゃ~。
その1)秀吉と家康の生理現象のシーン(笑)。思いっきり隙を見せるクセ者の
秀吉、それに応じる家康。柄本さんと西田さん、二人で引っ張ってどこまでいく
のかと思った。ああいう時に暗殺したのでは、家康軍、歴史的にカッコわるいで
す(笑)。人力以外に<天運>を味方にしてください~。
その2)
石垣山城に呼ばれた千代と一豊が見つめ合うシーン、秀吉と淀を放っといて完璧
に二人の世界に入ってしまうラブラブ全開のアレはいったいなんなのだーっ!
その3)
尾張者は刀を振り回すしか能がないが、近江者は算術に明るい、知恵がある。と
淀がさんざん勝手な論理をぶちかましたあとで、千代が淀の侍女に出自を尋ねた
ら「尾張者にござりますっ」。強烈なオチだった。

■遠州掛川五万石
こんどは遠州掛川五万石、殿、おめでとうございまーす。
でも、同僚二人のほうがもっとすごかったー(笑)。
家康が東海五国と引き換えに関八州・二百四十万石の領地をもらったことを知り、
状況分析する千代。一豊ら三人はいわば牢番である、と。そして夫にアドバイス。
「牢内の人は次の天下を取る人かもしれませぬ。ゆめゆめ意地の悪い牢番であっ
てはなりませぬぞ」。ナルホド!! 千代さんの大事なひと言でした。
腰の低さ、弱みを見せる裏側で、なんて緻密で冷酷な秀吉。耐える家康。ううむ。

■上川さんファンコーナー
約一人に好評のこのコーナー。「功名が辻」からは話がそれます。
先週の殿の蹴鞠のシーン。お髭がとれちゃった顔のことを私はラスクさんの感想
を読んで初めて気づいたんです。(おそっ!)ありがとうございます~。
そのラスクさんのブログでは「大地の子」の頃からの回想を連載中(?)。
私も知らない頃のエピソード、素敵です!「たにまのおしゃべり」はここ


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
●クイズ日本の顔 NHK総合 9月5日(火) 22:00~22:30
ゲスト 大石静さん
●土曜スタジオパーク NHK総合 9月9日(土) 14:00~15:00
特集:大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト 永作博美さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●朝日新聞「TVダイアリー」8/20~(毎週日曜日、全4回。)
大石静さんのエッセイ連載中。
功名が辻の執筆秘話から今後の執筆作品のことまで。
●「週刊朝日」9/15号(←9/7追記
P101~107 司馬遼太郎 戦国夫婦「出世の階段」功名が辻の世界 
第4回 家宝のヤジリ
(P107に武田鉄矢さんのインタビュー・上)
●「週刊ザテレビジョン」37号(9/6発売)(←9/7追記
仲間由紀恵さんにインタビュー。
●「NHKステラ」9/15号(9/6発売)
<功名が辻>上川隆也さんのコメント紹介。(一豊が掛川城主に。)
●「NHKステラ」9/22号(9/13発売)
<功名が辻>成宮寛貴さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 
2006限定~今週の一豊さん バックナンバー

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第34回功名が辻 おぼえがき

2006-08-28 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第34回「聚楽第行幸」(8月27日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

秀吉は自分の威光を天下に知らしめるため、後陽成天皇を聚楽第に招くことに。
行幸は大成功。茶々もまた秀吉の子を身ごもり、翌年、豊臣家に男子が誕生。
胸中複雑な思いを抱え、さっそく出産祝いに秀吉のもとに駆けつける秀次。
今週の殿は、聚楽第行幸の世話役に任じられ四苦八苦。同じ世話役の三成に教え
を請い、なんとか当日を迎えたのでした。が・・・。
また、千代が拾った男の子は<拾>と名づけられ、山内家ですくすくと成長中♪

■世話役
先週がやや重いエピソードだったので今週はコメディに徹したのか、楽しかった!
あ、ごめんなさい。一豊さんにとっては深刻だったんですよね。
普通の人なら行幸での世話役などという大役、ここがチャンスと俄然がんばるは
ずなんだけど。せっかく三成に教えてもらったり、蹴鞠の稽古までしたのに。
当日の朝になって仮病で休むとはねー(笑)。
自分は本流とは離れ、秀次の宿老としていわば出向中。仕事といえば、自分に不
向きな事ばかり。その間に、加藤清正は九州攻めで評価され、今や肥後半国を手
に入れんとしている。一豊さん的には面白くないというのもわかるんだけどねー。
そこはほら、ポジティブ・シンキングで!
三成だって自分から近づけば、案外いいヤツじゃん・・・って思う余裕はなかっ
たかもしれないけど。でも、この二人が話しているシーン、よかったわぁ!
(だって、「毛利元就」では親子だったんだもん~笑。)
コメディな一豊さん、イイなあ。旦那様がお世話役?!と驚く千代に「ほら見ろ」
と返す顔、蹴鞠の稽古中に着物の袖をパタパタふるう仕草、誰が訪ねてきてもず
うっとわしは病じゃ!と言い張るところとか、仮病があとでバレなければいいけ
どね、と千代に言われてビクッとする表情、遅刻してこっそり覗く顔・・・上川
さんが楽しみながらやってるようで、こちらもじっくり楽しませて頂きました。

そうそう。公家に勝つには新しいもので勝負という、寧々の狙いが的中!
聚楽第で後陽成天皇に誉められた千代の打ち掛け。金糸、銀糸を見慣れた高貴な
人の目にも斬新に見えたということなんですね。
着物に風景画を描いた久保田一竹さんの<一竹辻ケ花>を思い出しました。

■拾
拾ったから「拾(ひろい)」にしましょう。エッ? そんなアホな~。
でも、ほんとだったんですねー(笑)。
新右衛門には、男の子ならなおさらやめなさいって言われたのに、育てちゃうん
ですね。将来、この子にどんな運命が待っていることやら。(知ってるけど。)
拾くん役の赤ちゃん、ほんとにカーワイイ!! 
千代さんはもちろん、一豊さんも拾くんを見る目がホントに優しそうで・・・♪

■寧々 VS 茶々
寧々からの挨拶を受けて、笑顔で答える茶々。
ん? 前回は魂の抜け殻状態だった茶々がポジティブ・シンキングになっている! 
と思ったけれど、そんな爽やかなものじゃなかった・・・。
正室 VS 側室のあからさまな丁々発止。いよいよ勃発しましたね~(笑)。
あくまでも<茶々は側女の一人>であることを強調する寧々。
上様の子を身ごもってこそ初めて<豊臣の女>と寧々の傷口をえぐる茶々。
(悔しがり方がコミカルなところが秀吉とシンクロしている浅野さん。相手を嘲
笑するようなイヤ~な笑顔がうまい永作さん。)
その茶々がついに男子を出産。我が子を見た途端、普通の母親として満たされた
表情で涙をこぼし、心から喜んでいるように見えました。(邪念はなく。)
寧々がちょっとかわいそう。来週から、秀次のことも心配。

<上川さんファンコーナー>
先々週あたりから上川さんの出演作品「SHIROH」を思い出させるキーワードや、
キーパーソンが出てくるたびにいちいち反応してしまう。困ったもんだ。
で、このコーナー(笑)。「功名が辻」とはなんの関係もございません!!
朝鮮出兵でいきなり浮上した小西行長。山内一豊と同じ位の年齢かな?
筋金入りのキリシタン大名で、関ヶ原の戦いでは石田三成の軍に属し、敗戦後は
キリシタンの教えを守り自殺せずに捕虜となったそうな。フムフム。
四郎の父親、益田甚兵衛が小西行長に仕えてたわけだから、一豊と四郎はギリギリ
同じ時代の空気を吸った可能性がありますね~。
このドラマに出演しながら、上川さんご本人はどんな反応をしてるんでしょうね♪


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 8月29日(火) 13:05~14:00
ゲスト 成宮寛貴さん
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 9月4日(月) 13:05~14:00
ゲスト 前田吟さん
●クイズ日本の顔 NHK総合 9月5日(火) 22:00~22:30
ゲスト 大石静さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●朝日新聞「TVダイアリー」8/20~(毎週日曜日、全4回。)
大石静さんのエッセイ連載中。
功名が辻の執筆秘話から今後の執筆作品のことまで。
●「月刊TVnavi」10月号(発売中)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
●「NHKステラ」9/15号(9/6発売)
<功名が辻>上川隆也さんのコメント紹介。(一豊が掛川城主に。)
●「NHKステラ」9/22号(9/13発売)
<功名が辻>成宮寛貴さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

2006限定~今週の一豊さん バックナンバー

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第33回功名が辻 おぼえがき

2006-08-22 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第33回「母の遺言」(8月20日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

性格の全く違う一豊と康豊。ちょっとした事でも諍いが生じるのがいまの山内家
の悩みの種。母親である法秀尼もその事を案じながら他界してしまいます。
今週の殿は、母の遺言により、弟との結束を固めて再出発へ。
歴史的な動きとしては、秀吉が九州攻め後にバテレン追放令を発布。また、秀吉
はついに茶々を側室に。家臣やその妻たちを巻き込んだ寧々派と茶々派の動きが
少しずつ表面化し始めたようです。

■兄と弟
九州攻めに参加できなくてイライラしている兄の心にグサッと刺さる弟の言葉。
内容は正当とわかっていても一豊さん、流すことができず。あげくに稽古用の槍
で勝負とは。自分の土俵で戦うなんてズルイ~(笑)。
(でも、この二人の勝負、なかなか迫力がありました!)
一方、近江八幡城での会議で一豊をさしおいて発言する康豊。
い草を地元の名物にしようという自分の意見が受け容れられ、秀次にも誉められ
たのが嬉しかったらしく、その時に兄を見る顔が<ほら、ねっ。勝った!>と言
わんばかり。今度は康豊の土俵だったようで。でも、兄に対してその態度は康豊
くん、ダメダメ。
武術に長けた兄と、頭の切れる弟。それが山内家。
一豊さんにとっては、千代も康豊も優秀なブレーンなのに。早くそれに気がつい
て活用できれば山内家の強力な武器になるのに。上に立つ者としてそれが見えな
いうちはツライかも。がんばれ~、殿。
二人の仲を心配するのは千代、そして法秀さんも同じ気持ちだったのですね。

■母の遺言
理想の母であり、理想の姑の象徴のような法秀尼。
心身の自立ができているこの人の発言は、現代の私たちにも通じる視点をいつも
示してくれました。そんな「法秀尼語録」の最後は、二人の息子に残した遺言。
「お互いの異なる性分を尊びなされよ。考えが違うということは実は素晴しい事
なのです。山内家が間違った道を歩まぬよう互いの意見を闘わせよ。互いに学び
合う事を忘れてはなりません」。
それにしても、風邪をこじらせた原因が二人を案じてのお百度参りだったとは。
母の元に駆けつけた康豊が子供のような泣き顔だったのに対し、一豊が最後まで
当主らしくふるまい、静かに涙を流していたのが対照的。母の遺言に従い、先に
自らの非を認め、弟に謝ったところが兄として素敵でした。
二人に遺言を伝えて、ようやく自分自身の悲しみに浸ることができた千代。そこ
に「ありがたく思うぞ」と、自分の母を看取ってくれた妻に感謝する一豊。
相手を思いやり、同じ思いを分け合う二人・・・いい夫婦になりましたね。
そして、悲しみばかりが続いた山内家にちょっとした嬉しい出来事が。
屋敷前に赤ちゃんが捨てられていたんですねー。これって法秀さんのお導き?
<8/24追記>
臨終の床に駆けつけたときの一豊、康豊それぞれの思いが公式サイトのこちら
アップされています。(トピックス 8月23日「母に捧げるメッセージ」)

■茶々
寧々も太鼓判を押すほど、秀吉が茶々を側室にするのは時間の問題だったよう。
敵は下品なサルに見えても、時の権力者。とてつもなく大きな物を相手にいつも
心に武装をして孤軍奮闘している茶々が、今回はとても弱い女性に見えたな~。
いよいよ秀吉がやってくるという前の日。三成にそれでよいのじゃな、と何度も
確かめる茶々。
「三成、そなたの声が聞こえる。茶々がほしいと叫んでおる」という言葉は私に
は、三成と茶々を入れ替えた、茶々の悲痛な叫びのように聞こえました。
その日。拒絶の香を焚き、母の歌を詠み抵抗を試みる茶々に、秀吉がその意味を
理解した上で、香に水をかけて消してしまう残酷さ。最後の砦がくずれ、フッと
笑って哀しみの表情を見せた後、魂が抜けてしまったような茶々。
このシーン、たしかにサルがエロじじいになっただけ、とも言えるけど(笑)、
秀吉と茶々の見かけ上の上下関係が逆転し、浅井と織田が完璧に名を捨て実を
とった瞬間でもあるんだなあ~、って二人の演技や演出から伺えて面白かった。
あ、それはそうと一豊さん。淀城修築と聞き、また人手がいる~と嘆いているよ
うでは、休日出勤を嫌がっているサラリーマンと同じ(笑)。誰のための城で、
それは自分にどう関わってくるのか、ワイドショーを見て勉強してくださ~い!

■バテレン追放
バテレン追放令に揺れ動く細川家。南蛮寺で康豊が会ったたまは<ガラシャ>と
名乗り、自分には関わるなと。それがたまの精一杯の思いやりだったのでしょう。
で、上川さんファンとしては、秀吉がその追放令を口にした瞬間の一豊のビクッ
とした顔を見逃しませんでした。(もちろん、細川家を気遣っての反応ですが。)
舞台では益田四郎時貞でしたからねー。バリバリのキリシタンですからねー。
ま、山内家に逆らう坂本竜馬の役もやった人ですけどねー。
役者さんのお仕事って、こんなコトがあるから見ててホントに楽しいです~。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 8月29日(火) 13:05~14:00(←8/25追記
ゲスト 成宮寛貴さん
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 9月4日(月) 13:05~14:00(←8/26追記
ゲスト 前田吟さん
●クイズ日本の顔 NHK総合 9月5日(火) 22:00~22:30(←8/24追記
ゲスト 大石静さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●朝日新聞「TVダイアリー」8/20~(毎週日曜日、全4回。)(←8/24追記
大石静さんのエッセイ連載中。
功名が辻の執筆秘話から今後の執筆作品のことまで。
●「週刊朝日」9/1号(←8/24追記)(上戸彩さんが表紙)
P101~107 司馬遼太郎 戦国夫婦「出世の階段」功名が辻の世界 
第2回 千代とサミット
(P107に大石静さんのインタビュー)
●「NHKステラ」8/26~9/1号(8/23発売)
特集 大河ドラマ<功名が辻> 千代の聚楽第奮戦記
●「月刊TVnavi」10月号(8月24日発売)(←8/24追記
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
●「NHKステラ」9/15号(9/6発売)
<功名が辻>上川隆也さんのコメント紹介。(一豊が掛川城主に。)
●「NHKステラ」9/22号(9/13発売)
<功名が辻>成宮寛貴さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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第32回功名が辻 おぼえがき

2006-08-14 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第32回「家康の花嫁」(8月13日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

いっこうに上洛しない家康に業を煮やした秀吉。とうとう自分の妹を嫁に差し出
すという懐柔策に。北政所までが躍起になり、その矛先が山内家にも飛び火。
今週の殿。家康と旭の婚儀をまとめるためにまたまた三河へ。
秀吉と家康のまさに<猿VS狸>の知恵比べの渦中で四苦八苦する一豊さんでした。
で、秀吉の妹と母親の人質策は史実なんでしょうか?(知らないんです~、私。)

■家康と一豊 パート2
もしも私が<猿VS狸>の大芝居をあんな特等席で見ていたら、膝を打って両手を
叩き、大笑いし、ときには唸り、メモを取り、その要点を作戦ノートに記してお
くんだけどなあ。
あ、でもいきなり一豊さん本人がその筋書きの当事者になってしまったわけで。
「マジっすか!!!!!!!!!!」と、その顔には書いてありました。
旭との婚儀を申し入れた後「妹御の代わりに千代殿がほしいと申したら何とされ
る」と、瞬きもせず真剣な面持ちで提案する家康ダヌキ。「それは・・・」と口
ごもる一豊の顔に書かれた「マジっすか!」&心臓ドッキンドッキン。
プッと吹き出し、ほんの戯れ言じゃ、の言葉にみるみる目が点になる一豊。
正室と嫡男を自らの手にかけた苦労人としての経験が、家康をこんなふうにし
ちゃったのかな。戯れ言を投げかけては人の度量を測るようなフシが見られて、
<正直者の山内はいつか使い道がある>などとインプットしたのかも。
おお~コワッ。でも、一豊さんの面目は失われることなく、婚儀成立!

■一豊と千代
そもそも一豊に婚儀まとめ役が回ってきたのは千代のせい。なぜ自分なのか
「わかるか?」と千代に言うと「私が動き回ったからでございますか?」
殿、ちょっとコワい顔して千代に近づき・・・
そうじゃー!! 上様の命令に逆らってコソコソ動きおって、わしにまで迷惑
かけるな・・・って怒鳴るんじゃないかと期待した。けど違ってました(笑)。
これは「国家安寧への道」「山内家安泰のためでもある、よいな」と優しい顔
で諭すのでした。差し出た事をしたと詫びる千代。
ホント、北政所さん、こわ~い姉御ですから(笑)。まずはお家安泰ですから。
輿入れした後、千代が代筆した旭の文を読んで頷き、千代の手を握る一豊。
<よくやった、それでいい>と言うように。
旭の運命はもうとっくに二人の手を離れたところにあるんですから。

■家康上洛
秀吉の妹も母親も温かく迎え入れた家康。きっと人質時代の自分のことを思い
出したことでしょう。これで拒否する理由もなくなり、ついに大坂城へ。
関白に拝謁する前夜、秀吉のほうからやってきて家康に頭を下げるなんて!
明日は諸大名の前でカッコつけさせてくれと。本心は別だからと。
こんな面白いシーンにも一豊さん、立ち会えてるんですよね(笑)。
秀吉がお酒を毒見し終えるまでは家康の家臣たち、興奮して腰をあげたまま。
それを牽制するように秀吉を守っている一豊さんの仕事ぶりを見ました。
拝謁の席で、家康が秀吉の陣羽織を所望。緊張が走った瞬間でした。
決して私を軽んじるなよ!って釘を刺した感じの家康。
両軍の間に戦がなくなったことで、しばらく国家は安泰?
西田さん、柄本さんのタダモノではない二人のやりとりにすっかり引き込ま
れた今週のエピソードでした。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
8/14現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「週刊朝日」8/18・25合併特大号(←8/16追記
(合併号なのでまだ発売中! 米倉涼子さんが表紙)
P101~107 司馬遼太郎 戦国夫婦「出世の階段」功名が辻の世界 
(P107に上川隆也さんのインタビュー)
P153~ 司馬遼太郎「功名が辻」の舞台を歩く 千代と一豊の「城」
(各城を写真、または絵で紹介)
●「月刊 TVJapan」9月号 8/18~9/20号(←8/16追記
P59 写真入りで第33回~第37回のあらすじ(一豊さんの写真若干大きめ)
  玉木宏さんのインタビュー 
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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第31回功名が辻 おぼえがき

2006-08-08 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第31回「この世の悲しみ」(8月6日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

今週の殿。秀吉に命ぜられ、家康を上洛させるために三河に向かいます。
一豊の説得にも動かぬ返事の家康。
一方、一豊の留守中に近江に大地震が起き、よねがその犠牲となり落命。
大急ぎで戻った一豊の前には冷たくなったよねと、泣きじゃくる千代、千代を支
える法秀尼が。山内家最大の悲劇がとうとう起きてしまいました。

■家康と一豊
家康の上洛を説得できたら十万石。励め。秀吉に言われ三河までやってきた一豊。
いくら金ヶ崎の殿軍以来の仲と言われても、相手が家康では到底ムリ。上洛しな
いとすぐに攻めこむかも~、ナンテ自信ありげに言っちゃった途端、家康の顔つ
きがコワくなった! しかも、大事な使者だからと自画像を見せて一豊を立て、
自分の昔の弱みもチラッと見せるところがねー。
そのうえで、関白といえどもひれ伏すことはない、とキッパリ。
う~ん。器が違うのですね。一豊さんとは。
これで「いつでもお出ましあれ」と伝えよと言われた日には、もうこっちがひれ
伏しそうです(笑)。一豊さん、完敗!

■地震
よねちゃん、叔父上のことを考えながら布団をかぶって足をバタバタさせてたシー
ンがかわいかったですねえ!!
さて。長浜に大地震があったのは史実なんですね。とうとうその話。
地震で誰かが亡くなるのはドラマでも見たくないなあ~。
感情移入しないで見ようと思ったけれど無理だった。
それも、親よりも子供が先に死ぬという、この世の最大の悲しみの一つ。
山内夫婦の生涯で唯一この事だけが、起こらなくてもよかった出来事でしょう。
身内や親しい人間が死んだ時にわき起こる考え・・・
<あのとき自分がこうしていればそうならずにすんだのではないか。なぜもっと
こうしてあげられなかったんだろう。自分のせいだ>。
残された人間はつねにこの思いとの戦いなのだと思います。千代はまさしくこの
思いに囚われていて、子供を失ったうえに、猛烈に自責の念に駆られている状態。
一豊の顔を見ての第一声が「おゆるしくださいませ!」
「千代のせいじゃない」
一豊さん、死んでしまったよねと、尋常じゃない妻を同時につきつけられて、
一瞬のうちに受け止めなければならなかったのですね。父親として、夫として。
目の前にあるものをただ受け止めただけ、それが精一杯だったのでしょうね。
よねを見て口にしたのは「冷とうなって」という言葉だけ。
きっと、馬を飛ばす道中が一番涙を流した時間だったかも。

この夫婦にとって法秀さんはいつも大きな存在。
よねが死んだ後、千代が法秀さんを見て初めて、子供のように泣きじゃくったの
が印象的でした。出世から脱落した時には一豊を、いまは夫と共に長浜城を守る
立場にある千代を叱咤することで、二人を支え続けているんですね。

■天、神、あの世、現世、
よく似た言葉が出てきたので羅列してみます。
一豊「大名になる幸せの代わりに、は我らからよねを奪ったのか・・・。」
(この顔の角度、目、涙。ファン的には「SHIROH」を思い出しました~。)
千代「の元でよねが幸せに生きているのならそれもよいかと。」
千代「いっそこの手で私をあの世に送ってくださいませ。」
玉「現世のものはすべてゆるしていこうと思うのです。」
人はこの世で起きた出来事を、どうしてもこの世以外の場所とか存在と結びつけて
考えてしまうものなんですね。だからこそ生きてゆけるんですよね、きっと。
(今週は私、不可抗力の睡魔で文章ヘンかもしれません。力尽きました・・・笑。)


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
8/8現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」8/18・25合併号(8/9発売)
<功名が辻>浅野ゆう子さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
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※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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第30回功名が辻 おぼえがき

2006-08-01 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第30回「一城の主」(7月30日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

今週の殿。念願の一城の主として、長浜での新しい生活が始まりました。
秀吉から命じられ、一豊たち同僚3人は秀次の宿老に。秀吉の継嗣の重臣になっ
たことで色めきたつ妻たち。さらに、行方のしれなかった康豊が戻ったり、吉兵
衛の弟を家臣として召し抱えたり、いい事続きの山内家。
その裏では寧々派と茶々派の静かな攻防が。幽閉から解かれた玉も久々に登場。

■城主
長浜城主になれたことを吉兵衛に報告する千代、新右衛門の姿。
映像にはなかったけれど、一豊が入城して最初に天守に立った時、きっと吉兵衛
に弾んだ声で話しかけたと思うんですよね~。(私には見えました。笑)
そして、家臣たちが集まった座敷。奥から現れて上座にすわる殿。見慣れた光景
なのに一豊さんがやると新鮮! 信長、秀吉らとは違って、家臣たちの労をねぎ
らう声もまだ初々しく、なんて優しそうな目、顔。
お髭・・・似合ってます。胡散臭くならず、貫禄ヒゲになってます。
千代と二人、穏やかな琵琶湖の夕景を見つめる殿の、いいお顔♪
千代のゆったり自信に満ちた笑顔。
ここまで来た道のりをゆっくり振り返り、かみしめているかのような二人でした。
そうそう。今週の千代さんの着物、どれも素敵でした。さすが! 城主の妻。

■再会
康豊が突然戻り、法秀さんと涙の再会。
前に会ったときは仲がいいとはいえなかった兄弟も、今回は笑顔のご対面となり
ました。こんな時、体いっぱい喜びを表している素直な兄。度量が広いというか。
城主になった途端に会いに来たな、とか皮肉を言うこともなく。(すみません。
ひねくれてるのは私です。)
初めは気まずそうだったけれど、すぐに謝って、兄のもとで働く事を誓う弟。そう! 
どんな事も水に流せるのが兄弟の縁。(骨肉の争いという言葉もあるけれど。・・・
スミマセン、ひねくれてます。)
一豊の弟、吉兵衛の弟。奇しくもこの二人の弟同士が、これから一豊をしっかり
支えていくわけですね。

■接待
城持ちになった途端、難しい課題が一豊さんにふりかかります。
富山城受け取りに向かう人々の武具兵糧の支度と宿割り。むむむ。
つまり、接待。「おまかせください。接待は千代の得意でございます!」
そうでしょうとも。命じるほうも当然、千代の働きを計算に入れてのことですよ。
で、昔のおむすびって、まん丸なんだ~。
テキパキ働く康豊を見て、嫁探しの話をしながら、兄弟それぞれの顔立ちについて
語っている一豊と千代。ストレートな話題がおかしいのか、すっごく楽しそう。
で、空っぽになった米蔵を見て、うろたえる一豊さん。
一方、平然としている千代。このあと千代の、空気の転換の仕方がうまいんですね。
「こんなことで悩まれますな。末は国主様にならるお方が」。
<国主様>にドキッとする一豊。
よねと二人、こくしゅさま!こくしゅさま!と回りながら歌う・・・アッ、これ
デ・ジャ・ヴ!と思ったら、三法師様を手なずける時にも二人で「ぽんぽこぽん、
ぽんぽこぽん」って踊ってましたね~。
これで笑ってしまう一豊さんって、幼い三法師様とおんなじ?! ヤバ~イ! 
あ、でも、妻なら誰しもこれに似たようなこと、心当たりあったりして。

■玉と茶々
康豊を救い、素直になることを教えてくれたのが玉だったなんて。
その玉、幽閉から戻ってみたら、子供には避けられるし、夫には側女がいるし。
舅には、妖気が漂っていると言われるし。この後の身の振り方が気になります。
茶々はスゴイ! 茶々語録ができそうだ~。
17歳で秀吉と再会した途端、「寄るな!汚らわしい」。今回は三成に「尾張の猿に
囲われる前にそなたが我を奪っておくれ」。参りました!!
こんなこと言われて冷静な返答をする三成。できる男はこうなのか・・・。

今週は吉事続きだったのに、上げては落とす。来週は見たくないなあ~。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
7/31現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」8/5~8/11号(8/2発売)
<功名が辻>佐久間良子さんにインタビュー。
●「NHKステラ」8/18・25合併号(8/9発売)
<功名が辻>浅野ゆう子さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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功名が辻号外(6)大河ドラマ・パンフレットとフライヤー

2006-07-30 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

大河ドラマ「功名が辻」の写真入りパンフ新シリーズ。
(前回はこちら。)
いまJRの駅で入手できるものを並べてみました。(たぶん、西日本のみ)
ふだんJRを利用しないので、観劇等で出かけた時にしか手に入らず、表紙が殿
バージョンのパンフだけは友人より送ってもらいました。

<パンフレット内容>
「大河ドラマ功名が辻」パンフレット(各A4サイズ、全24ページ)
編集・発行:NHKサービスセンター(TEL 03-3464-4541)
協力:JR西日本

●表紙「千代と13人の男優陣」(左。発行:6月1日) 
表紙に殿がいないバージョン。最初これを見つけた時、殿がいないのはぜ?って
不思議に思っていたら、殿が表紙のバージョンと対になっているからなんですね!
私はこの男優陣たちのレイアウトのしかたがすごくうまいなあ、と思っています。
一人ひとりの表情やポーズが面白くて、なかなか味があります。
中面最初の見開きは右側に一豊と千代、よねちゃんの写真。左側にみどころ紹介。
その次にドラマ・ストーリーを19点の写真入りで紹介(3ページ)。
千代と名馬の話、本能寺の変を経て、賤ヶ岳の戦いのあと一豊が長浜城をもらっ
たエピソードまでがその内容です。
特集「一豊と千代ゆかりの地をゆく」では10コースを写真と記事、地図入りで詳
しく紹介(17ページ)。これは前回と同じで、とびらページのイベント情報だけ
が新しくなっています。

●表紙「一豊と9人の女優陣」(右。発行:7月20日)
このパンフレットが出てやっと納得。千代バージョンと一対のデザインでした。
この女優陣たちの表情がまた、ただ笑っているだけの普通の写真ではなくて、そ
れぞれの個性が出ていて面白い。
中面最初の見開きは、右側に一豊と千代、秀吉、寧々、茶々の写真。左側にみど
ころをピックアップ。(↑このお髭の一豊さんが凛々しいお顔です。)
その次にドラマ・ストーリーを19点の写真入りで紹介(3ページ)。
長浜城主になった一豊から、よねちゃんの悲劇、秀吉が太閤と名乗った後、やが
て秀吉の死期が迫り、三成、政則、家康らが台頭するあたりまでがその内容。
特集「一豊と千代ゆかりの地をゆく」は上記と全く同じです。

<フライヤー内容>
大河ドラマ「功名が辻」FMウォーク in 北近江 のフライヤー(A4サイズ)
6/3~11/30の181日間にわたり開催されているイベントの告知用です。



 
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第29回功名が辻 おぼえがき

2006-07-25 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第29回「家康恐るべし」(7月23日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

歴史的な動きのあった今週。小牧・長久手の戦いで、いよいよ秀吉 VS 家康の構
図が浮き彫りに。けっきょく先に動いた秀吉軍を夜襲で打ち破り、局地的とはい
え、家康・信雄軍の勝利。諸国に家康の力を見せつける結果に。
今週の殿。秀吉軍の総大将として敗れ帰った秀次を秀吉の前でかばい守ったこと
から、秀吉に呼び出されたのでした。関白となった秀吉が一豊に告げたのは・・・
「やまーうちーか ず と よー」。笑。長浜城をもらったよ、殿♪ 

■秀吉 VS 家康
落雁には猿はあっても狸はないのかな?
秀吉は顔だけではなく、戦っている時もキャッキャ、キーキー、猿が鳴いている
感じ。イライラして落ち着きがないし、昔のような分別もない。
一方の家康は、秀吉には一切頭を下げることなく、いっしょに組んだ信雄には言
葉で持ち上げ安心させて、裏では本物のウツケであると笑っている。ふてぶてし
さがタヌキらしい。
小牧山で対峙する二人は猿と狸そのもの。猿が煽って狸が化かす。
見た目だけでいえば、どっちも信長のような気高さや圧倒するようなカリスマ性
は感じられないけど、日本の歴史では猿や狸のほうが、ちゃんと天下人になれて
しまうんだよね。人心を把握する術を心得ていたってことだろうか。
それにしても、柄本さんも西田さんも実に笑わせてくれます!

■千代とのケンカ
同期の二人と並んですわる殿。着ているものが全然違っててかわいそう。
落雁を使って重要人物たちの動向を解説する一氏と吉晴。
徳川様が秀吉様と戦うわけがないと反論する一豊に、二人は「甘いのう!」。
さらにさらに千代に聞いてみると、千代も二人と同じ意見らしい。
ここでちょっとチェック。
秀吉様にはお子がないゆえ秀次様が跡取りがであろうと、一豊が千代に言った時、
「まっ!」と千代が驚いたのは、殿にしては上出来という意味だったのでは。
千代は一豊に惚れてはいるけれど、ちょっと鈍いと思っているフシがある。それ
がときどき殿にも伝わってしまうんですよねー。
徳川様が今まで動かなかった理由、いま動いた理由、兵力分析等について、滔々
と語る千代。夫に向かってそういう言い方はユルセナイと突然思った一豊さん。
戦や政のことで女が得意げに語るとは何事じゃ! って言っちゃった。
思ったことを申したまで、と千代。
千代を軍師と思い、早く覚悟を決めてしまえばラクなのにね、一豊さん。
千代さんはそういう人だと、もうわかっていると思ってたのに。
一方的に妻と娘に謝った一豊さん。ちょっとかわいそうだったと私は思います。
(ファンの目?)

■秀次
めまぐるしく変わる登場人物の一人。今週は秀次がインで、丹羽長秀がアウト。
(ってサッカーみたいだけど。)
千代に対して人なつっこい顔で話しかける秀次。顔はきれいし、優しそうだ~。
それが裏目に出てしまいましたね。叔父上にいいところを見せようと焦り、逆に
敗残の将になってしまって。
不肖の甥を叱責する秀吉。いよいよ斬り掛かろうとしたその時、身を呈して秀次
をかばい、守ったのは一豊。ホラッ! ねっ! イイトコあるじゃん~。
一豊はくさっておったか? と千代に探りを入れていたけれど、秀吉にも一豊の
良さがあらためてわかった瞬間だったのかも。
あのさー、大坂城に一豊を呼び出した時、手を広げて見せてくれた関白の衣裳。
左右アシンメトリーの色柄だけは信長の真似してたよねー。
「やまーうちーか ず と よー」と言われて、「?」マークが10個位ついている
一豊さん。こういう顔がまた上川さん、ウマイッ!

■「城をもらった」
「城が・・・」「城が・・・?」「城をもらった」「城をもらった?」と千代の
オウム返しの顔は「飴をもらった?」とでも言ってるみたいでオカシかった。
あの放心状態の殿。3度目の正直なんだよね。最初は長浜城の城番だと喜んだ途
端にキャンセル。次は自分勝手に皮算用して夢破れ。
3度目はほんとに意外だったと見えてフラフラ状態(笑)。
Vサインを匂わせる2本指。ウマイッ!2万石になって一城の主!
頬をつねったり、夫婦で抱き合ったまま回ったり、嬉しそうな二人。それをみて
ニコニコニコニコしているよねちゃんもカワイイのねー。
よかったよかった。とりあえず、今週は♪


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組

●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月28日(金) 13:05~14:00
<アンコール特集>ゲスト 中村橋之助さん 他  
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「月刊TVnavi」9月号(7月24日発売)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
●「NHKステラ」7/29~8/4号(7月26日発売)
一豊&千代が表紙。上川さんと仲間さんの特別対談も掲載されています。
●「NHKステラ」8/5~8/11号(8/2発売)(←7/29追記
<功名が辻>佐久間良子さんにインタビュー。
●「NHKステラ」8/18・25合併号(8/9発売)(←7/29追記
<功名が辻>浅野ゆう子さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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第28回功名が辻 おぼえがき

2006-07-17 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第28回「出世脱落」(7月16日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

坂本城での秀吉による論功行賞。
新世代の家臣たちも同僚の二人も大幅加増。そのうえ一氏も茂助も城持ちになっ
たというのに、自分だけが300石のみ。ついにキレてしまった一豊さん。
今週の殿。もしかしたら、もう殿とは呼ばれなくなるかもしれない大大ピンチに。
千代の声さえ届かず、引きこもる一豊のために母親である法秀が登場して一喝。
三成をてなずけようと企む茶々の微笑もすっごく気になりました。

■論功行賞
賤ヶ岳七本槍の面々が3000~5000石。三成は30000石相当の権利。
一氏は20000石+岸和田城。茂助は17000石+高松城。
一豊3800石!!!
これがプロ野球の契約更改なら、みんなが一発OKサインなのに自分だけ保留。
いや保留すら許されない戦国の世。アピールの機会も与えられず、ただただ提示
された数字をのむしかなく。しかも、すでに確固たる信頼関係ができあがってい
ると思っていた秀吉様なのに、まさに使い捨てにされた気分。
あまりの扱いに、事前にあらすじを知っていた私もキレそうでした!
第一、山崎の屋敷で目を輝かせながら千代に得意げに宣言しちゃったんだもん。
城持ちになるから「楽しみにしておれよ」って、意気揚々と家を出たのに・・・。
それにしても先日のフリーズに続く、一豊のショック状態の顔。おみごと!
そして、この時の一氏くん。よかった~。
落胆の一豊に声をかけようとする茂助に、やめとけと。雑誌によれば、友情から
出た言葉ではなく武士の情であると。一氏には一氏なりの武士として一本通った
優しさがあるんだよね。
で、一豊と秀吉。両者の観点はどこで食い違ったのか?
<一豊の根拠>
・亀山城で一番乗りを果たした。(それも吉兵衛の命と引き換えに、だぜ!)
・市の娘たちを迎えに行った。(お市様は無理だったけど、頑張ったぜ、俺。)
<秀吉の評価>
・お市様を連れ出せていたら10倍にしてやったのに。(←個人的すぎる理由?)
石高目録を受け取る一豊の顔をじっと覗き込むような秀吉の目線、イヤラシー!
と思ったら、今回は家臣たちの気持ちを試しているんですと。
ますますイヤラシー!! 天下人になるってこういうこと?!
でも、本気で側近として置いておきたい家臣には、こんなテストはしないよね。

■引きこもり
秀吉の真意がどこにあるのかいくら千代さんでも読めるはずもなく、ましてや
一豊さんに通じるわけもなく。お酒を飲んで、ついに殿、不登校。あ、不登城。
家康に寝返るか、浪人になるか、という一豊に、今回ばかりは千代が陽気に笑っ
ても、泣いてわびても、その心に入り込むことはできませんでした。
家の中でわらじ(?)を編んだり、写経をしたり。引きこもりの父を心配そう
に見ている千代と、そして、よねちゃん。
引きこもりの父親・・・か。これ、やっぱり大変そうだよ~。家の中の雰囲気
わるくなっちゃうし。
ろうそくで一豊の寝顔を照らす千代。「凡庸な顔」と言ったので「え?」と思っ
たけれど、安らかな寝顔をじっと見ている千代は、本当に夫に惚れているんだ
なあと納得。たしかに寝顔かわいいです、一豊さん。

■法秀尼と一豊
うーん、殿、久々の長台詞。佐久間さんの静かで力強い言い方に対し、上川さん
らしい感情ほとばしる言葉の数々、見ごたえのあるシーンでした。
自分がどれほど秀吉のために働き、家臣を失ってまで戦い、秀吉を守ってきたか。
堰を切ったように切々と話し続ける、その身ぶり、口ぶり。立ったかと思うと、
すわって母親に詰め寄る仕草。その鋭く勢いのある目にも、よく動く表情筋にも、
そのふるえる手にも、強い語気にも、怒りの感情がずうっとまとわりついていて、
いっそ大爆発、絶叫でもすればいいのに、そうはせず、まるで流れる熱い溶岩の
ようにトロトロ続く怒りの台詞。
滔々と語った後に、法秀さんの「それだけか?」
マイッタ。やっぱり母です!! 一豊が心のどこかで畏敬の念を抱いている母親
に本気で向かってこられたら、もう絶対に勝てない。
愚痴にしか聞こえない一豊の言葉に、出家ではなくいっそ死ねばいい、と。
父親が自害に使った刀で一豊を刺そうとする母。ここ、鬼気迫るものが。
「どんな一豊様でも生きていてほしい」という千代、その刃を自分に当てようと
間に入る。私はてっきり法秀さんと千代で仕組んだ筋書きと最初は思っていたの
に、千代さえも知らなかった展開だったようで。
千代の本心もわかった一豊さん、まっすぐに母の目を見て「解脱などいりませぬ。
生きてこの浮世と戦って参ります」と。
夫婦でこの世から逃げずに生きていけと、いう母。三人で手を重ねたシーンが感
動的でありました。

土曜スタジオパークで佐久間さんは、上川さんの目の奥に一豊の本当の心情を見
たのだと。だから、このシーンは真剣になったと話していました。上川さんは今
でも法秀さんの「手をとって包んでくれた時の温かさが五感の中に残っている」
らしい。その温もりが、間違いなく感じることのできた法秀尼の存在なんだと。
記事では読んだことがあったけれど、あらためて本人の口から聞けてよかった。
一豊を演じている時の上川さんは、心底、一豊なのでしょう、きっと。
母の顔を見ただけで思わず居住まいを正すのは、一豊でもあり、また上川さん自
身の自然な気持ちの表れなのかもしれない、なんて思いました。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
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★気になる共演者・関係者出演番組

●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月18日(火) 13:05~14:00
ゲスト 野口五郎さん
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月20日(木) 13:05~14:00
ゲスト 中村橋之助さん
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月24日(月) 13:05~14:00
<アンコール特集>ゲスト 浅野ゆう子さん 柄本明さん 大地真央さん(←7/22追記
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月28日(金) 13:05~14:00
<アンコール特集>ゲスト 中村橋之助さん 他(←7/22追記)   
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」7/28号(7月19日発売)
<功名が辻>柄本明さんにインタビュー。
●「月刊TVnavi」9月号(7月24日発売)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
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第27回功名が辻 おぼえがき

2006-07-10 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第27回「落城の母娘」(7月9日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

前回は殿のアドリブの台詞を聞き違えており、後から訂正しました。
<参れ>を<前へ>と聞いてしまった私。かなりコッパズカシイです~。

気をとり直して、今週の殿。
いよいよ秀吉と勝家が直接対決。北陸から出陣した勝家軍を賤ヶ岳で迎え撃つ秀
吉軍。石田三成の提案で勝家軍をうまく誘い出し、揺すぶりをかけて、いよいよ
優位に立つ秀吉軍。そんな中、なかなか活躍の場に恵まれない一豊に重要な任務
が発生。落城する前に、お市様母娘を北ノ庄から救い出せ!と、秀吉からの直々
の命令が・・・。

■吉兵衛のいない図
たきが吉兵衛の後を追って命を絶ったと知らせる人あり。
吉兵衛には弟がいたんですねえ!
「功名が辻」のイベントで高知に行った時に<後藤吉兵衛の子孫の店>と書かれ
たお店を偶然見つけましたが、もしかしてこの弟方のご子孫なんでしょうか。
一方、亀山城の一豊たち。吉兵衛のいない、殿と家臣二人の図。やっぱりヘンで
した。こうして見ても、今回ここに新右衛門がいてくれてよかった。そうでない
と殿はこの戦場で立ち直れなかったかも。
殿が弱気になった時に叱咤する吉兵衛がいないのは、やはり見ていて寂しい。

■新世代
一豊さんのライバルは同僚の2人だけではなかったのね。
なになに、新世代? 賤ヶ岳七本槍に、石田三成。
秀吉いわく「一軍の将とするために政(まつりごと)、戦の仕方も教え込んでき
た」いわば生え抜き。秀吉に全幅の信頼というか、期待をかけられた精鋭たちな
のだ。そんなヤツらと同席している一豊のことを秀吉はこう宣ったのですよ。
「ん? 一豊か。おったのか」。ユルセン! そりゃあないっすよーーーーー!!
石田三成とアイコンタクトをとったかと思いきや、冷たい笑いを浴びせられ。
(とても元親子とは思えな~い・・・って、それは「毛利元就」時代のお話。)
いつぞやの中村一氏の評定の状況分析といい、石田三成のアイデアといい、秀吉
のめざす軍隊のイメージに他の家臣たちはついていっているのに、一豊さんだけ
が取り残され、居場所がない感じ。
仕事をしてる人間にはそういうの、ヒジョーにツライ。一豊さん、まじヤバイ。
それにしても大垣から賤ヶ岳へ。松明で<夜を昼に>しての大返し。こういうの
を見ると、戦の現場で命を懸けるよりも、戦の設計図を描いてコマを動かすこと
のほうに喜びを感じる人間の気持ちがよくわかるなー。

■市と茶々
北ノ庄での雪に閉ざされた生活は市の気持ちを変えた?
ウ-ン、最後の市の台詞はにわかには信じられない言葉ばかりでした。
「まことのおなごになれました」?
市が本当に女としての幸せを見つけたのかどうか、茶々があとで「わからぬ」と
言う通り、私にもわからなかったなあ。猿の顔は二度と見たくない。だから死ぬ。
勝家に納得してもらわなければ死なせてもらえないから、そう言ったような。
(疑ってごめんなさ~い。)
で、この母娘。だいたい台詞が命令形なんですねー。
救出に来た一豊に向かって市は「娘たちを助ける気がなければ、失せよ!」
茶々にいたっては登場シーンから「やめよ!」
これ、一豊が秀吉に蹴飛ばされかけた場面なのでまあいいんですが(笑)。
「寄るな! けがらわしい」。そう言われた秀吉、あまりの気高さに市を見た気
がしたのか、ナントひれ伏してしまうんですねえ!
それを見て驚嘆の表情の一豊さん。ここは私も一豊さんと全く同じ気持ちでした。
(ただ、市の気位の高さ、気の強さは私は嫌いじゃなかった。むしろ、ヒドイ言葉
が気持ちイイくらい。大地真央さんの今回の演技もとても好きでした。)
千代に対しては「我は筑前の野望を砕く。千代、手を貸せ!」「黙れ!もうよい。
下がれ!」と言っちゃった茶々。
市と千代の関係と違って、心が通ってもいないのにいきなり命令するなんて。
もしも時代が今なら、絶対イメージコンサルタントが必要だわ、茶々。

あー、来週は殿にとって切実な問題が!


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
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★気になる共演者・関係者出演番組

●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月14日(金) 13:05~14:00
ゲスト 浜田学さん
●土曜スタジオパーク NHK総合 7月15日(土) 14:00~15:00
特集:大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト 佐久間良子さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」7/21号(7月12日発売)
<功名が辻>生瀬勝久さんと田村淳さんにインタビュー。
●「NHKステラ」7/28号(7月19日発売)
<功名が辻>柄本明さんにインタビュー。
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第26回功名が辻 おぼえがき

2006-07-04 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第26回「功名の旗」(7月2日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

秀吉 VS 勝家。北陸の勝家を孤立させようと、秀吉軍が狙いを定めたのは滝川一益。
3隊に分かれて伊勢へ出陣する中、一豊は亀山城を担当。ここで敵に突破されたこ
とから、挽回のため決死の覚悟で敵城一番乗りをめざすことに。そこで悲劇が。
今週の殿。あの場面が台本通りの台詞じゃないんだ~、というだけで気分はいきな
り劇場最前列。いま目の前で起きている、と思いながら見ている私・・・。
テンションもモードも、今回は書いててヘンです。長いし。

悲劇に向かって
出陣直前。吉兵衛の不器用な恋のゆくえ。
たきに思いだけは伝えようと出かけたのに、全然言わない。濡れた着物を着替え
ても、ご飯をお代わりしても。帰ろうとして歩き始めた背中がようやくしゃべる。
「待っていてほしい」。戦が終われば迎えにくる、ニコッ・・・なんてねー!
幸せの頂点のあとには必ず悲劇が待っている。そういう見本のような展開だよ~。
いよいよ出陣。亀山城を包囲して他の城との連絡を絶つのが一豊たちの仕事。
あ、今回は新右衛門もいっしょ。先週そんな噂を新一郎がしてたっけ。古株家臣
が二人そろうなんて、ここでもドラマは悲劇への準備をしてるカンジだよ~。
陣地で油断をして敵に攻め込まれた一豊の軍、ピンチ!
今週の秀吉はクソ(しつれい!)オヤジ。一豊さんのことを無能呼ばわりしたな。
一豊はほめて使え、っていう官兵衛の言葉も悔しいけど総務担当としては正しい。
そんなワケで汚名をすすぐため一豊軍、何がなんでも敵城一番乗りをしなくては。
新右衛門と話す吉兵衛、「命に代えても」なんて言っている。
こういうふうに弓をギリギリまで引いて引いて、みたいな状況をいくつも作って、
ドラマは一気に悲劇に向かって放たれてゆくのでありました。

上手と下手
敵城へ乗り込む直前。
(話を先に知ってるってヤだなあ。吉兵衛はもう覚悟を決めてるんだろうな。)
いまの殿では良い人ではあるが、上手の大将とは言えない、と吉兵衛の言葉。
上手の大将、下手の大将について吉兵衛がとうとうと語ってきかせるのを子供の
ように聞いている一豊さん。
他の家臣がいない場所での一豊はほんとに無防備というか、ある意味、親以上に
信頼しきっている様子が顔に出てるのね。何もわからない子供時代から今まで、
吉兵衛は現役の家臣としてつねに一豊の傍らにいたわけだから。
これからもいなくなるとは露ほども思っていないわけだから。
「この合戦は我が武門残るか残らないかの瀬戸際、いわば・・・功名が辻である。」
大将ならこんなふうに言ってほしい、と手本を示す吉兵衛。
一方の吉兵衛は完全に我が子を見る眼差し。この私もいつかはいなくなるんだよ、
それが明日かもしれないんだよ、と伝える必要が吉兵衛にはあったんだろうね。
戯れ言と言いつつ遺言になってしまった最後の吉兵衛語録も書いておこう。
「一つ、家来共にはつねに熱き燃えるような言葉を」
「もう一つ、吉兵衛、新右衛門共々世になき時はお方様に頼りなされ」
「お方様を大事になさいませ。」
一豊の軍師に千代を指名した吉兵衛。この言葉があとあと利いてくるのだろうか。
武田さんと上川さんのやりとり。その間というか、空気感みたいなものがいつも
素敵だった。主従で、疑似親子で、同士のような。もう見られないのが寂しい。

吉兵衛の死
「ここが功名が辻じゃ」。意を決して軍の先頭に立ち、敵城に乗り込んだ吉兵衛。
一番乗りの旗を突き刺すが、すでに激しい肉弾戦の様相。勇敢に応戦しながらも
ついに敵に背中を突かれ倒れる吉兵衛。遠くから吉兵衛の名前を呼ぶ一豊・・・。
実はここから先の殿の状態を事前に何度も思い描いてみたんですよー。
わぁーっ!と取り乱し泣き叫ぶ絶叫型。グシャグシャ鼻水たらたら型。急に歌い
出す・・・SHIROH型(それはないやろ)。
正解は、笑いながら泣く殿。笑ってから泣くまでの、境目の、グラデーションの、
一瞬の表情が上川隆也だわ~。(ワケのわからないこと言ってます、私。)
せっかくの台詞,書きとめなくちゃ。
「しっかりいたせ。なんじゃ、これしき。あまりに大仰に倒れるゆえ、たまげた
ではないか。天晴れじゃ、吉兵衛。みごと一番乗り。わしも鼻が高い。」
ははは・・・と笑ってみせ、すぐ、グラデーションな泣き顔になる。
「さ、参ろう。参ろうぞ、吉兵衛。共に参れ。共に参ってわしの城の・・・
わしの城の天守に立て。
吉兵衛。」途中から、やっぱり泣き叫んでます。
「殿。上手の大将になられましたなあ。殿、一国、一国一城の主になり・・・」。
目を閉じた吉兵衛を抱きかかえたまま、静かに涙に濡れている<無>状態の一豊。
吉兵衛の頭を抱き寄せて顔をうずめる・・・。
たきの元に届けられた吉兵衛の文。そこにも一豊のためならば命を捨てても苦し
くない、との言葉が。うう。親だけが持つことのできる愛、だよね。
こんどは、一豊の代わりに千代が泣き叫んでいました。
(ラスクさんのブログを拝見し、上記青字の台詞を訂正しました。大事な言葉な
のに間違ってた私、ナサケナイです~。7/7追記)



今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
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●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月14日(金) 13:05~14:00(←7/5追記
ゲスト 浜田学さん
●土曜スタジオパーク NHK総合 7月15日(土) 14:00~15:00
特集:大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト 佐久間良子さん
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●「NHKステラ」7/14号(7月5日発売)
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第25回功名が辻 おぼえがき

2006-06-26 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第25回「吉兵衛の恋」(6月25日放送) ●公式サイト
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当分はサッカーの話題から入ることに決定。日本代表おつかれさまでした~!!
W杯は決勝Tに移り、TV観戦と仕事の両立がますます大変な今日このごろ。
あ、アズーリの試合がはじまるっ。アップ完了!

ここから「功名が辻」です。
歴史的には、秀吉と勝家の跡目争いがとうとう戦に発展。
嫁いで柴田勝家の城に入る前に、千代を呼んで別れを告げる市。
(市は秀吉の卑しさを心から毛嫌いしているんですねー!!)
今週の殿は、秀吉の城のある山崎に屋敷を移し、柴田勝家攻略に臨むことに。
そんな折、吉兵衛と山内家の新しい女中たきとの間に恋の噂が。

■山崎の殿と千代
先週のフリーズから解凍し(笑)、入浴中の一豊さん。
なんだかゴキゲンそう♪
播州に賜った知行地に代官を置き、山崎に屋敷を移したことで秀吉にほめられた
らしい。それが千代の知恵であることを見破られ「けっきょくわしは千代には勝
てんということじゃ」。こんなことを千代に笑いながらいう殿。ちょっと器が大
きくなったようで素敵。と思っていたら、またまた新しい心配事が。
秀吉の命のもと柴田勝豊を攻めつつも、直前の佐和山城で待機を強いられた時、
功名を立てたい同期3人組は不満のプチ抗議を。が、秀吉の狙い通り、向こうか
ら折れてきた勝豊。調略は大成功。秀吉側は三法師も取り戻すことに。
(勝豊の使者は、新感線の粟根まことさんでありました。)
殿は勝ち戦の祝い酒もそこそこに、ふて寝? こんなことが続いたら自分のよう
な人間はどう生きればいいのか、と不安そう。
千代さんがまた絶妙のタイミングで(そういうドラマだから。笑)殿の表情を読
みにやってくるんだなあ。陽気に生きましょう! 人は陽気な人のほうになびく、
ナンテ陽気の代表選手みたいな千代に慰められて、元気復活している殿。
千代が殿の手をとり、「毎日、長浜城に住む姿を思い浮かべておりますと・・・
願いが叶うような気がいたします」と目をつむると、いっしょになって目をつむる
殿。こんなふうに素直に同じことをしてくれる男、チョットいないよ、イマドキ。
(って戦国時代だから。)
小首を傾げるように目をつむる殿の顔に、思わずクスッ。と笑ったのは千代さん
だけじゃないですから。なんであんな子供のような顔ができるんだろう、殿。
やはり千代といる時が、殿の心が落ち着き満たされていく大事な時間なんだよね。
(↑ サッカーが終わってから数行分書き直しました~)

■吉兵衛の恋
公式サイトを見てきたら、今回の吉兵衛の心境について書かれていました。
吉兵衛がたきに愛情を感じるようになるまでの少々複雑なプロセス(笑)。
武田鉄矢さんの解釈によれば、吉兵衛は陽気な千代にいつのまにか心の深いとこ
ろで恋慕の情を抱いていたそうな。ふむふむ。そういえば、千代からの手紙をい
つも嬉しそうに目を細めて読んでたっけ。
どういうわけか、千代とは真逆で陰気な印象の女中、たきと好き合うようになっ
た吉兵衛。とはいえ、吉兵衛のほうは最初はぶっきらぼうだったり、エラそうに
ふるまったり。この不器用さ、「101回目のプロポーズ」が時代を変えて、年齢
を重ねるとこんな感じになるんでしょうかねー。ホントうまいです。
でも、厠から始まった恋、ってどうよ?(笑)
そんな二人を見かねた千代さんが、なんとか二人を結びつけようと奮闘しちゃう。
でも、千代がたきつけなかったら、たきさんは吉兵衛に自分の父親を重ねて見て
ただけなんじゃないの? ナンテ。ま、結果的には二人は好き合うわけですが。
二人のことを知らなかったのは、殿だけだった! 一豊さん、今回もヤバイ。
よねちゃんにもニッコリ笑って「ウン!」と言われちゃったし~。

でも、この恋が吉兵衛の運命を変える伏線になっていようとは・・・。
そして「NHK大河ドラマストーリー後編」によれば、吉兵衛への上川さん自身の
心情のこもったアドリブも聞けるんですね! とっても大事だわ、来週。
私の感想アップは遅れて火曜日以降になるかもしれないけど、熱い思いをこめて
見届けますから!!


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●スタジオパークからこんにちは NHK総合 6月27日(火) 13:05~14:00
ゲスト 柄本明さん
●土曜スタジオパーク NHK総合 7月15日(土) 14:00~15:00
特集:大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト 佐久間良子さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」7/7号(6月28日発売)
<功名が辻>武田鉄矢さんにインタビュー。上川隆也さんのインタビューもあり。
●「NHKステラ」7/14号(7月5日発売)
<功名が辻>大地真央さんにインタビュー。
●「NHKステラ」7/21号(7月12日発売)
<功名が辻>生瀬勝久さんと田村淳さんにインタビュー。
●「NHKステラ」7/28号(7月19日発売)
<功名が辻>柄本明さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
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