星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

鏡のような心。

2017-01-21 | その他のイロイロなこと
先日の「SUNDAY MARK'E 765」を聴いて。
神戸で中華武術が盛んという話で思い出したことがある。
太極拳が日本でブームになってから、神戸でもカルチャーセンター
やスポーツクラブで、だれもが簡単に太極拳が習えるようになった。

そんなスクールのひとつを仕事で見学したことがある。
生徒は女性が多く、年齢はまったくのバラバラ。
ただ、全員が着用しているウェアとシューズがカッコいい〜!!

そのときの太極拳の先生、中国名だった。
いま思えば、ラジオで話していたように神戸の武術協会などから
派遣で来られていた人かもしれない。

その先生から、実技に入る前にお話があった。
「鏡のような心を持ちなさい」と。

鏡は自分の前にある物だけを映します。
その物が去ってしまえば、そこには何も映っていません。
いま目の前にあるものだけを見なさい。
去っていったものにいつまでも囚われることはありません。

・・・・・・と、そんな内容だったと思う。

始まってもいないのに今から起きようとしていること。
もう過ぎ去ってしまったこと。
そんな雑念にとらわれず、いま目の前にあることだけに集中しな
さい。そうおっしゃっていたのだと解釈している。
いまでも雑念が多くて気持ちがザワザワ落ち着かないときは、この
言葉を思い出すようにしている。

「鏡のような心を持ちなさい」

仕事の関係で見させてもらった太極拳。また別の日には剣を持って
踊るところも見せていただいた。
場所は震災前の関帝廟。風情があった。
女性3人が長い剣をダイナミックに動かして舞う姿が美しかった。
もしかして、あれが私の初めての、中華武術体験!
なんて贅沢な♪
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祈りの日。

2017-01-17 | その他のイロイロなこと
あの日、あの時間。体に蘇るあの感覚。
5時46分。黙祷を捧げた。




少しずつ明けてゆく街の風景を見ながら、あの日に想いを馳せる。

大事なのは、どんなふうに亡くなったのかではなく、
どんなふうに生きて、どんなふうに輝いて、何を刻んできたか、だと思う。
それはわかっているつもり。

でも、やっぱり、この日は特別。
自宅の窓から見えるすべての風景の中に何が起きていたか。
そのことのみを思う。

残された私たちはしっかり地に足をつけて生きていくことを。

阪神淡路大震災と震災関連で亡くなられた人々のことを想い、今年も
1月17日を祈りの日にしよう。


2007年1月17日のブログ



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くまモンのいるお店。

2017-01-16 | その他のイロイロなこと
日曜日、大雪の京都をあきらめて神戸で用事をすませました。
須磨寺から元町・三宮へ。神戸も雪。



ちょうど友人たちと黒糖の話題で盛り上がっていたので、
前を通ったら急に食べたくなって・・・。



神戸栄町通のくまモンのいるお店、かどの駄菓子屋さんで買った
黒糖ドーナツ棒。食べ出したら止まりませんっっっ!
12個入りで432円。




●くまモンのいる店 かどの駄菓子屋さん 
ショップ情報はコチラ

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3日目は風邪ひき。

2017-01-07 | その他のイロイロなこと
3日目は神戸で初詣の後、初出社・・・のはずが。
発熱とひどい咳と鼻水グシュグシュ。
睡眠不足のせいかも〜。
インフルエンザではないけれど体力温存のため、自宅でゴロゴロ。
ライスボウルを見たり、先日のライブのグッズを写真保存したり。
だんだん回復してきたので、仕事を少しだけ進める。
(コホコホ、ゼェゼェは治らず。)

帰宅してライスボウル完結。富士通フロンティアーズつよいわ。
キャメロン選手→ゴードン選手の3本のロングパスでほぼ決定的。
関学ファイターズはなんとスペシャルプレーじゃなく、正攻法の
中央突破が功を奏していた。意外なことに。
にしても学生たちにはスポーツマンとして称えた上で特別に演技賞をあげたい。
いつもワクワク、ドキドキさせてくれてありがとう!!
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元旦のんびり登山。

2017-01-06 | その他のイロイロなこと
アップが今頃になったけど、今年も元旦は六甲山へ。
行きは西おたふく山、帰りは住吉道のコース。
お雑煮とお節を食べて、いつものようにのんびりスタート。
が、チトのんびりしすぎたかな〜。
休憩入れて7時間15分。下山途中ですっかり暗くなってしまった。
しか〜し大丈夫♪ ライトを装着し無事ふもとまで下りてこられました。
春先みたいな天気だったのに最高峰付近の稜線にはほんの少しだけ雪が。



で、今年は水筒を買い替えてみた。
夏は氷を入れて直飲み、冬にはカップも使える2WAY仕様。1L入り。
新しいモデルも出ていたけれど、この保温カバーが気に入ったので。
旧モデルなので安いし、しかも保温力バツグン、水漏れの不安なし。
またすぐにコレを持って山に出かけたくなったよぉ〜。


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2017年のはじまりです♪

2017-01-01 | その他のイロイロなこと
30日のライブの余韻を引きずったまま年が明けてしまいました。
今日は脳内でPricelessとThe Christmas Songが・・・。

大晦日は主婦をしてふとTVを見れば、ゆく年くる年に見慣れた風景が!
観覧車・・・あらっ神戸やないのっ。
慌ててベランダに出たらたくさんの花火が打ちあがっていました。
家族でその光景を眺めていたくて。撮影しませんでした。

毎年複数の船の汽笛が一斉に聞こえていたのが、数が減っていたり、
ある年はほとんど聞こえなかったり、ってことがあったのですが、
今年は長〜く元気よく鳴らしてくれましたよ。
開港150周年ですね。

たくさん打ちあがった花火がパチパチチパチ消えてゆく爆音が我が家に
遅れて届いて、オシマイ。

さ、今からちょこっと眠って六甲山へ。


明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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おさまりますように!

2016-10-22 | その他のイロイロなこと
4年前に訪れたことのある倉吉のまちが・・・。
地震、余震がどうか早くおさまりますように。



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最後のカーテンコール。

2016-05-13 | その他のイロイロなこと
どれだけの人がいま悲しみの淵にいるのだろう。
私などが劇場の片隅から舞台を見て過ごした時間なんて、ほんの
ひとときにすぎないけれど、それでも書かずにはいられない。
そのたびに感情を揺すぶられた一人として。
芝居を観ながらいつでも体が発熱するのを止められなかった者として。

蜷川幸雄さんが逝去されたことを知ったのは、5月12日木曜日の午後。
友人たちが知らせてくれた。

一番最後に観たのは「元禄港歌-千年の恋の森-」だった。
その舞台を観ているうちに、太地喜和子さんが出演した「近松心中物語」
の感覚が体によみがえった。
これって、これって、悲しいのに美しい。ああなんて美しいんだろうと
ストーリーを追いつつ独特の演出世界に引き込まれてしまう自分。
そうだった。蜷川さんの和モノがほんとうに好きだったなー。
そして、シェイクスピアもギリシャ悲劇も、やっぱり蜷川さん演出だから
劇場に足を運んだと断言できる作品ばかりだ。

日常生活では決して味わうことのできない異世界を次から次へと繰り出し、
目の前に立ち上げて見せてくれた蜷川さんの並々ならぬ情熱とバイタリティ
に最後の拍手を贈りつつ、長い間ほんとうにありがとうございましたと、
せめてもの気持ちを記しておきたいと思います。


<蜷川幸雄 演出作品 TV放送メモ>
舞台「ヘンリー六世」 情報
上川隆也、大竹しのぶ、高岡蒼甫、池内博之、長谷川博己 ほか
5月14日(土)23:00~30:00 女性ch/Lala TV

舞台「ジュリアス・シーザー」追悼放送 情報
阿部寛、藤原竜也、横田栄司、吉田鋼太郎ほか
5月15日(日)24:00~27:15 女性ch/Lala TV

蜷川幸雄 追悼番組「天保十二年のシェイクスピア」 情報
5月28日(土)15:00~19:00 WOWOWプライム

≪蜷川幸雄さん追悼放送≫蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」 情報
この番組だけの独占インタビューとともに放送
6月3日(金)24:30~28:00 BSスカパー!

≪蜷川幸雄さん追悼放送≫「真情あふるる軽薄さ 2001」 情報
この番組だけの独占インタビューとともに放送
6月4日(土)4:00~5:40 BSスカパー!

Eテレシアター「元禄港歌-千年の恋の森-」 情報
~東京・Bunkamura シアターコクーンで収録~
市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木 杏、段田安則 ほか
6月4日(土)24:50~(2時間15分程度) NHK Eテレ

舞台「じゃじゃ馬馴らし」 情報
市川亀治郎、筧利夫、山本裕典、月川悠貴 ほか
6月11日(土)23:00~25:45 女性ch/Lala TV

舞台「ヴェニスの商人」 情報
市川猿之助、中村倫也、横田栄司、大野拓朗、間宮啓行、石井愃一、
高橋克実 ほか
7月 女性ch/Lala TV


●シェイクスピア作品- 衛星劇場
舞台「ヴェローナの二紳士」 情報
溝端淳平 三浦涼介 高橋光臣 月川悠貴 /
正名僕蔵 横田栄司 大石継太 岡田正 河内大和
5月20日(金)7:30~10:00 衛星劇場

舞台「NINAGAWA・マクベス」 情報
市村正親 田中裕子 橋本さとし 柳楽優弥 瑳川哲朗 吉田鋼太郎 ほか
6月26日(日)16:15~19:00 衛星劇場


●追悼番組
ラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版」 情報1 情報2
蜷川幸雄 追悼企画
5月14日(土)15:00~16:50 TBSラジオ

喝采~蜷川幸雄と老年俳優たち~ 情報
平成27年5月6日にNHK総合テレビで放送したもの
5月14日(土)24:00~24:50 NHK BS1

ラジオ「蜷川幸雄のクロスオーバートーク「ジャニー喜多川」 情報
平成27年1月1日に放送したもの
5月24日(火)20:05~21:55 NHKラジオ第1

100年インタビュー「演出家・蜷川幸雄」(仮) 情報
平成21年9月24日にNHK BSプレミアムで放送した番組を再編集し、
インタビューを加えたもの
5月28日(土)16:00~16:50 NHK総合

ドキュメント 蜷川幸雄 最後の挑戦 ~未完の大作で伝えたかったこと~ 情報
1年半前から、病と闘いながら「蜷の綿」に挑もうとしていた蜷川さんの
姿を記録。入院する前の最後の日々も記録。
6月4日(土)19:00~19:59 NHK BSプレミアム

日曜特番 追悼特別企画 情報
疾走する蜷川幸雄80歳「~生きる覚悟~」
2016年1月にTBSテレビで放送した映像に加え、今回初めて
公開となる映像を交えて放送。
6月5日(日)19:00~20:54 BS-TBS



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祈りの日。

2016-01-17 | その他のイロイロなこと
今朝エアコンをつけたら同じく神戸に住む友人からLINEで連絡が入った。
それぞれの朝・・・。
21年前の自分が体験した朝、多くの人が遭遇した朝に思いを重ねながら、静かに
黙祷を捧げた。



集会に行かない私は、毎年起きてすぐ外の風景を確認するのが習慣になっている。
そして、その中に街の灯りが普通にあることに安堵する。
明石海峡大橋のネックレス形の灯りも肉眼でははっきりと見えている。

明け方とはいえあの朝はまさに明暗を分けた風景。東側には灯りが見えているのに
西側は本当に闇の中だったから。その闇にポツ、ポツと増えてくる赤い色は灯り
ではなく炎だった。家の中の惨状はともかく、白々明けて来た頃には信じられない
風景が窓の外に広がっていた。
不思議なことに我が家には震災に関する写真は一切ない。だから、何度も反芻する
あの朝のことは記憶でしかない。闇の中で建物の発する悲鳴音を聞きながら難破船
のように大きく揺られた恐怖も体に刻まれた記憶の中にしかない。

21年経って、今も同じ窓から外を眺めていられることに感謝しつつ。
阪神淡路大震災と震災関連で亡くなられた人々のことを想い、今年も1月17日を
祈りの日にしよう。

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3人そろえば、笑うしかない。

2016-01-16 | その他のイロイロなこと
いまごろですが。
1月10日にスキップさんにいただいた、えべっさんの飴。
キャワイイ~! という理由でしばらく眺めてたんだけど、やっぱり
飴は口に入れてこそ。そしたら、懐かしげな味がじゅわ~っと
ひろがって。おいしかったよー。



その日はスキップさんと西宮で「熱海殺人事件」を観た後、大阪の
松竹座へ。ちょうど壽初春大歌舞伎観劇中のみんみんさんと合流。
昼夜入れ替えのひととき、3人ひっさびさの顔合わせでおしゃべり&
お茶を楽しみました。何年ぶり?(笑)
2人ずつの組み合わせはチョコチョコッとあるんだけどねえー。
わたし自身が観劇激減中ということもあり、最近は一人で見て、誰
ともしゃべらず一人で帰ってくることがほとんど。

今年は舞台をもっと選んで絞る人とか、昔から他人に同調しない
傾向の人とか、今月は珍しく観劇本数が多い人とか・・・3人3様。
同じ舞台を観ていても、相変わらず好みも視点もバラバラで、でも、
だから面白いなあと思う。
3人そろえば・・・笑うしかないわ。短い時間なのに楽しかった~。

いつかまた、ミラクルな偶然が起きますように!

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おたふく山から「福」をこめて。

2016-01-01 | その他のイロイロなこと
あけましておめでとうございます。
恒例の元旦登山も、昨年末に風邪をひき、ずっとからだがダルかったので、
今年はどうなるかと思っていたのですが。



自分のからだと対話した結果、GOサインが出たので登ってきました。
今回は六甲山頂をめざさず、ユル山、カル山ってことで、東おたふく山
に決定。山上からは東の大阪方面が見渡せます。

お多福山から、たくさんの福を!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


-----追記しました------


あったかいと思っていたけれど、東おたふく山の山頂にはうっすら雪が。
てことは、西おたふく山や最高峰、凌雲台のあたりは、もしかして雪が
積もっていたのかもしれない。


芦屋・西宮の海~大阪方面のビルまで見渡せる場所。


行きは太陽と緑の道(住吉道)の右岸線から登り、帰路は左岸線を通った。
雨が峠から左岸線を下りていくと椿のトンネルの道がある。春の一時期は
道が花の絨毯になる。木が密集していて少々の雨ならこのトンネルの下で
やり過ごせるほど。
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星月夜に逢えたら

2015-09-22 | その他のイロイロなこと
「星月夜に逢えたら」。
わりとユニークなブログタイトルだと思う。
星月夜のさがしもの、星月夜のおくりもの、という案もあった。
でも、星月夜という文字を見つめていたら・・・に逢えたら、になった。
いずれにしても、未知の誰か、何か、自分でも知らない自分の気持ち
みたいなものにここで出逢いたいと思ってつけた名前だった。
当時は検索してもこのブログしか出てこなかった。
イメージとしてはマックスフィールド・パリッシュの「Stars」だけど。
開設日の記事はコチラ



数年ほど前から「星月夜に逢えたら」で検索すると、いろいろ見つかる
ようになってチョットびっくり。
べつに私がオリジナルだとかパクりだとかではなく、こういう言葉の
組み合わせは誰でも思いつくわけだけれど、自分で考えたからには、
そこに思考のプロセスと自分だけのストーリーがなくてはならない。
たとえどんな些細なことであったとしても。

こんな一介のブログのくせにおこがましいのだけれど、「逢えたら」が
「会えたら」ではない理由は、じつは大瀧詠一さんの「夢で逢えたら」
からいただいたから。名曲だ。こういう場合はパクリではなくオマージュ、
もしくはリスペクトと言う。と思う。たぶん。
いや、やっぱり、単に「いただきました」だな。自然とイメージを重ねて
しまうから。いただきました。完成形が違うし、タイトルが収入につな
がっていないからいいよね。ふう~。
ちなみにこの歌を思い浮かべる時、歌っているのは吉田美奈子さんである。

・・・と、原点を確認してみた。

「星月夜に逢えたら」はきょうで10歳になりました。
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今年のりんごカレンダーは・・・

2015-09-20 | その他のイロイロなこと
りんごカレンダーが今年はなかなかめくれなくて不調です(泣)。
いつもなら、ご近所のスーパーの店頭に次から次へと並ぶのに。

でも、リンゴの友=略してリン友からの写真付き美味しい系メールに
よれば、8月の終わりのさんつがるに始まって、岩手県産の紅ロマン
やら、太陽つがるシナノドルチェ・・・と好調な出足なので、不調な
のはどうも我が家近辺だけの問題らしいのだ・・・。

とりあえず、今年のマイ新物りんご。
青森県産の未希ライフ。えええー、これってリンゴの名前?
と、店頭のりんごを前にさっそくスマホで検索。
すると、NHKの大河ドラマ「いのち」に関係のある品種とのこと。
主人公の名前“高原未希”とドラマタイトルの“いのち”からつけた
名称で、その生みの親である工藤清一さんは当時、ドラマの撮影の
ためにりんごの栽培の演技指導にあたられた人なんだそう。
この方(NHKの番組解説)ですね!
「千秋」と「つがる」を掛け合せたもので、1992年に新種登録。
歯ごたえは固めと書いてありましたが、最初に食べたときは舌触りが
固めで、酸味も甘みもしっかり。少し日を置くと風味が増してた♪
未来に希望を、ですね。
大河ドラマには疎くてまったく知りませんでしたけど、「いのち」は
大河で唯一、主人公が架空の設定だったそうですよ~。

さんつがるは、青森県産、長野県産などがいま旬の真っ最中。
そんななか、ここ最近のお気に入りは、岩手県産のきおう(黄王)。
名前の通り、黄色いりんごで、シャキッとした歯ごたえ、酸味も甘み
もバランスよく、しかも口にふくんだ時に鼻に抜けていくフレーバー
がなんともいえず好き。

さあてと。今年は初めての品種にまたまた出会えるのか?
ギフト用じゃなく、あくまでも毎朝食べるための、デイリーりんご。
ぜひぜひご近所にオイデヨ。待ってるからねーーーっ!

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空耳ラッスンゴレライ。

2015-07-24 | その他のイロイロなこと
7月20日海の日。文楽鑑賞中にそれが聴こえた。

「生写朝顔話」で、ある登場人物がとつぜん「ラッスンゴーレライ」と!
正確には文言は全く違うが、イントネーションとテンポがそっくりだった。
ん?いまラッスンゴーレライて言うた??
一瞬そう思ったタイミングで、客席で笑いが起きた。
他の人が同じ理由で笑ったのか、単にシチュエーションが可笑しかった
のかは不明だけど。ま、同じ関西弁やし、そうゆうこともあるかな。
で、本物の台詞はなんて言ったのだろう?



「生写朝顔話」。
舞台の話のほうは、宇治で出会った男女が再会を約束したにも関わらず、
なかなか逢えず、邪魔が入り、やっと逢えたと思ったら理不尽な理由で
別れたり、すれ違ったり、ほんまにヤキモキする場面が延々と続く。
ちょっとした連ドラの感じ。そのうえイロイロ事件やら悲劇が起きるので、
すっかり話に夢中になり、涙ダラダラ・・・。
おかげで空耳ラッスンゴレライがどの台詞だったか忘れてしまった!

第2部の「生写朝顔話」の薬売りの段だったか、つづきの第3部に出てくる
嶋田宿笑い薬の段だったか? 床本からそのフレーズを探してみたけど
わからない。
気になる人は大阪の国立文楽劇場へ!(ああ~~気になるっ。)

>> 夏休み文楽特別公演 8月3日まで!


そんなフレーズ、あったかい?んだから~♪
もしかしてだけど もしかしてだけど~♪
8.6秒バズーカーは文楽ファンじゃないの~?

感想が書けないので、むりくり。


<追記>
以下、当日のツイートより

文楽第2部、生写朝顔話。うえーーーん。目を泣き腫らしたのは私も同じ。
浅香との再会と別れ。簑助さん朝顔、和生さん浅香、呂勢大夫さんの語り、
清治さんの三味線、すべてぴたりとシンクロしました。
前半さらったのは勘十郎さん祐仙。男前阿曾次郎は玉男さんと眉が相似形。
いまから第3部で続き。

文楽第3部。朝顔の続き。初めて観る演目のせいもあり、展開が読めず
最後までヤキモキ。ていうか最後にドドッときて感情が揺さぶられた。
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鴨居玲さんの本『踊り候え』

2015-07-11 | その他のイロイロなこと
今月、茨城県の笠間日動美術館に「鴨居玲の部屋」ができたそうだ。

>> 美術館のプレスリリース(PDF)
>> 東京新聞 
>> 茨城新聞  


最近読みかけの本があったのに、突然、無性に読みたくなった本がある。
鴨居玲著『踊り候え』(風来舎 1989年)。
すでに絶版となっているので図書館で借りてきた。
他人の言葉で書かれたものではなく、おもに画家本人の文章とインタ
ビュー、対談で構成されている。

「I」の「私の村の物語」はスペインのラ・マンチャ地方に住んでいた頃
のエピソードを中心にしたエッセイ集で、神戸の雑誌に連載されていた
ものだ。当時、私はリアルタイムで読んでいたので、今回読み始めてすぐ
個人的にいろんなことがよみがえった。
あれはポートピア81の頃だった。その時代の神戸の特別な活気と、どこか
のんびり明るく開放的な「気分」みたいなものまでが思い出される。

当時は私もフレッシュで素直だったので(笑)、その文章から画家の内面
にどんなことが起きているのかなどと考えたこともなかった。
軽妙でユーモアあふれる筆致と面白可笑しい出来事の数々、それに初めて
見るタッチの不思議に魅力的な絵にばかり目が惹き付けられていた。

今回約30年ぶりに読んでみると、違う読み方をしている自分がいる。
結末がわかっているせいもあると思うし、私自身歳とったせいでもあると
思うが。つい深読みをしてしまい、苦さがこみあげる。
「II」「III」と読み進むにつれて、いろいろ考えてしまった。

「II」の「それも人生、これも人生」は新聞やタウン誌などに掲載
された文章をまとめたもので、人生・生活雑感集になっている。
「III」の「画家の声」にはインタビューや対談など。
巻末には、彫刻家の舟越保武さん、生前特に親しかった久利計一さん、
姉である鴨居羊子さんによる追想が掲載されている。


本の中から、気になった箇所を書き出しておく。

憂きも
ひととき
うれしくも
思い醒ませば
夢候よ
酔い候え
踊り候え

(平安末期のうたで詠み人不明。「それも人生」より)


ある日例によって芝居を観ていると、「チョン」ととてもさえた拍子木
が一丁入ったと思うと瞬間に、いままで大きく動いていた大勢の舞台の
人たちがそのままの姿勢で、いっせいに動かなくなってしまった。音も
全部止まり客席もなにもかもがしーんとしてしまった。
(・・・略・・・)
芝居のほうではこの動きを止めることを、「氷る」とか「氷らせる」
とか言うそうである。
だからという訳ではないが、時間も音もそして空気も、あらゆる宇宙
の動くもの全てを止めたような空間、青白く冷たく永遠に氷りついて
しまったような、そのような空間を私は表現したいと念じていますが、
なかなか思うように行かないこの頃です。

(「空間を氷らせる」より)

戦争が終わり、何年かぶりに洋画が上映されるようになったころ「石の花」
というソビエト映画があった。
愛し合う二人が、抱擁したまま石と化してゆくのだが、永遠の愛を証明する
かのように、石となっても心臓の鼓動は力強く鳴り続けるのである。

(「石の花」より)

それでだんだん滅びていく自分を、ガンの虫に滅ぼされていく自分を描き
続けたいんです。

( インタビュー「人間が好きなんだ」より)

私が目の表情を画面に描きこまないのは仏像の影響なんです。安っぽい仏像は
視点が定まっていて表情が一つで、全然面白くない。多くの人に話しかける
仏像というのはちょっと斜視みたい、焦点がなくて。だから私は目があいて
いる人でも、目の玉を描いてないんです。焦点を、性格を一つにしないために。

(「鴨居玲と語る 坂崎乙郎との対話」1981年より)

一気にコントンから完結へ急坂をのぼりつめる。狂気の数分から数時間。
ほとんど深夜業の宗教的な時間。彼は結局、この千日詣での疲労がもとで
死んだんだと思う。

(鴨居羊子「弟・鴨居玲のこと」)




<メモ>
6月の終わり頃、舟越桂さんの作品展に行ったときに思い出した人が二人
いた。一人は山海塾の天児牛大さん(金柑少年の豆太郎)。舟越さんは
実際に、豆太郎を作品にしておられたことを知りビックリ♪
そしてもう一人は鴨居玲さん。スフィンクスから鴨居さんの道化師を
連想したのだった。こんなふうに好きな作品が、次々と脳内でつながって
ゆくのはウレシイ。
舟越桂さんの素晴しい作品展についても早くメモを残しておきたいと思う。
(睡魔のパワハラに負けなければ・・・。)
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