星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

祈りの日。

2013-03-11 | その他のイロイロなこと

2年が過ぎました。
東日本大震災と震災関連で亡くなられた方たちのことを想い、
黙祷をささげます。
あの日以来、生活が一変してしまわれた方々には1日も早く、
1日でも多く、心安らかな時間が取り戻せますように。
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祈りの日。

2013-01-17 | その他のイロイロなこと
朝起きて、窓の外を見た。
真っ暗闇ではない。今日も平和に街の灯がある。
車の往来の音がする。
そんなあたりまえの朝を迎えられたことにあらためて
感謝する日。

阪神淡路大震災と震災関連で亡くなられた人々の
ことを想い、今年も1月17日を祈りの日にしよう。
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遺言書の下書き。

2013-01-04 | その他のイロイロなこと
大学時代の某研究会の総会に昨秋出席したときのこと。
遺言のことがひとしきり話題になった。
私の現在の家族構成だと早く書くにこしたことはない、
ぜひ夫婦ですぐに書いておくように、と数人に勧められた。
ひょえ~。目からウロコ!
自分が知らないうちに遺言はジョーシキになっていたらしい。

銀行で遺言信託を担当しているという後輩の話もおおいに
参考になった。
なぜ必要か? 書いていなかった場合どうなるか? 等々。
帰りのバスの中でしっかりレクチャーを受けた。
夫婦の場合「おたがいに書く」というのがミソとも言われた。
フムフム。

さっそくネットや書店で調べたところ、財産相続に関する
「遺言書」と、お葬式や埋葬のこと・物の保管場所・番号等、
大事な情報を1冊にまとめておく「エンディング・ノート」の
2種類があることが把握できた。
で、とりいそぎ自分に必要なのは「遺言書」のほうだ。



そこで見つけたのがコクヨから出ている「遺言書キット」なる
もの。「遺言書虎の巻ブック付き」のほう。書店じゃなく文具
屋さんに置いてある。amazonだと半額だった。
オビにこんな言葉が書かれている。
財産が特になくても、まだ若くても、遺言書は必要です。

遺言には自筆証書遺言と公正証書遺言の2通りあって、これは
自筆証書遺言の作成のためのキット。
虎の巻ブックの説明がシンプルでわかりやすい。
ただ、このキットには封筒が1枚しかついていないので、二人
で用意するにはもう1セット購入する必要がある。
遺言書保管用台紙というのが不要なら、別売の「遺言書用紙・
封筒セット」だけでもいいけど、台紙はあったほうが保管し
やすいと思う。

LES-W101 遺言書キット(遺言書虎の巻ブック付き)
遺言書用紙・封筒セット(用紙6・封筒2・下書き2)


今回、お正月休みだからゆっくり書けるということでまず下書き
をしてみたところ、まだ封印できないことがわかった。
2つほど確認してからでないと明記できない項目がある。
なるほどね。とりあえずそれがわかっただけでもよかった。
次回は清書して封印する予定。
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2012年の自分をさくっと振り返る。

2012-12-31 | その他のイロイロなこと
●仕事
よく働いた。特に後半戦。業績もアップした。
だけどまだまだ開発・改善の余地、努力の方法はある。
当初掲げた3番目の数値目標が達成できなかったため、
来年も観劇遠征はお・あ・ず・け。
まだまだガンバレ~>じぶん。

●カラダ
1月にバネ指の手術をした左手。半年間ずっと痛みがあった。
内視鏡手術のできる病院にすればよかったと後悔していたけ
れど今は全く痛みはなし。しかも傷跡さえわからない。
(ゴルフとクライミング以外ならもう何でもできそうだ。)
右手薬指も初期症状だったが、左手時に運動・治療過多だっ
たと考えて、逆に何もしないことに決めた。
バランスのよい食事を心がけたせいか、今も同じ状態を維持。

5月から顔と首の湿疹に悩まされた。皮膚科に通院した後、
思い当たったのが日焼け止めクリーム。その後イロイロ試し
て結局、紫外線吸収剤フリーのイオン トップバリュ日焼け
止めUV乳液が自分の皮膚に合った。超安上がりな皮膚だわ♪
にしても年齢に伴うカラダの変調があちこちに出ている。

成功したのはダイエット。体重10kg減、体脂肪9%減。
半年経過後もリバウンドなし。
体質改善も兼ねて、Yahoo!ダイエットダイアリーを毎日つけ、
アドバイスをもらったおかげで、バランスのよい食事内容や
食事のとり方のコツが把握できた。
体重減には毎日たくさんの品目を食べること。これが効果的。
体脂肪減にはスロトレが効いた。むしろ、これのみ。
「スロトレ完全版 DVDレッスンつき」
休日はできるだけ歩くようにしている。

●観劇
少ない観劇ながら、2012年のマイベストは「海辺のカフカ」
と「浮標」。(1本に絞れない。)
しっかりリピートした「陽だまりの樹」。
明記はしないけど、観なくてもよかったと思った作品が2つ。
来年は慎重に選ぼうっと。
そして前よりも文楽が好きになった。
残念なのは、ほとんど感想を書いていないこと(涙)。
(書きかけの感想もあるなあ~。むむ。)
あ、でも着物で観劇したのが6回ぐらい。楽しかった♪

●ミュージアム・企画展


どれもすべて印象に残っているが、圧倒的によかったのは2月に
観た「草間彌生 永遠の永遠の永遠」。衰えない製作意欲に感嘆!
「エル・グレコ」の絵は若い頃トレドとマドリードで見ていた
ので再会が叶った。ただ、今回は西洋の宗教画を見ながら仏教
の大涅槃図に見えてしかたなかった。はい、自分のせいです。

●寺社巡り・周辺散策
たくさん訪ねて回った、いっぱい歩いた。
休日の運動も兼ねているので、まさに一石二鳥だと思う。
2012年のハイライトはブログにも書いた明日香村、湖東三山、
蔵王堂。鳥取県の倉吉散策がアップできなかったのが残念!
とりいそぎの記録はこちらのページに。

以上、こんな私の2012年。
何よりもまず、カラダが大事。来年もそれを肝に銘じて。
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講談と犬と「南総里見八犬伝」

2012-11-20 | その他のイロイロなこと
偶然だけど(何の?)・・・
先日から「南総里見八犬伝」を読み始めた。

春の連休中に倉吉を訪れた際、講談で里見のお殿様の
話を聞き、里見家のお墓を犬たちが見守っているのを
見て、馬琴の原作をぜひ読んでみたい!と思った。
南総なのに、なぜ倉吉? なぜ鳥取県?




倉吉にある里見家墓所の案内板によれば、房州(千葉県)館山
十代城主里見安房守忠義公は、慶長19年に倉吉に転封され、
元和8年、29歳にして逝去。近臣8人も殉死を遂げた。
遺言により、 大岳院で葬送し八臣の遺骨を埋め、位牌とと
もに祀っている、とのこと。
忠義公の法名にある「賢」の字を、殉死した8人の法名にも
付けたことから、彼らは八賢士と呼ばれていた。
のちにこれが、南総里見八犬伝のモデルになったのではな
いかといわれているそうだ。




倉吉に行ってから半年。
けっきょく原文で読むのはあきらめ、現代語訳を。
「南総里見八犬伝(上)」と「南総里見八犬伝(下)」。
白井喬二さんの訳は古風な味わいもあって、とても読み
やすい。ぶっあつ~い本だけど文字が大きいのでどんどん
ページがめくれる。
単行本とどちらにするか迷ったけれど、移動中にしか読ま
ない私は文庫本で読めるこちらにした。
上巻がもう少しで終わるけど、場面転換がテンポよく、
話そのものがクリエイティブで面白い。
このまま下巻まで息切れせずに読み終えたい。


「現代語訳 南総里見八犬伝(上)」河出文庫


「現代語訳 南総里見八犬伝(下)」河出文庫



ちなみに、迷ったのは浜たかやさんの現代語訳の単行本。
山本タカトさんのイラストが表紙になった全4冊のシリーズ。
個人的に手元に置いておきたいのは俄然こっちなんだけどね。



「南総里見八犬伝 〈 1 〉 妖刀村雨丸」偕成社



「南総里見八犬伝 〈 2 〉 五犬士走る」偕成社



「南総里見八犬伝 〈 3 〉 妖婦三人」偕成社



「南総里見八犬伝 〈 4 〉 八百比丘尼」偕成社
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哀愁トゥナイト

2012-10-30 | その他のイロイロなこと
桑名正博さんが亡くなった日の深夜、ネット動画で物色した。
歌。歌。トーク。歌。歌。

わたしにとっての一番はやっぱりこれやわ~。
「哀愁トゥナイト」

ディスコではたしかオンナジ振付で踊った記憶が!
あの振付、サビの部分はこんなかんじ?

男と女(片手ずつ順番にあげて・・・指で何かを表現したような?)
抱き合う前まで(胸の前で手を交差)
ゆらめくけれど(自分の胸を抱えたまま体をくねらす)

・・・・・・むむ。
11月に同窓会があるからみんなに聞いてみよう。
そうしよう。
(関西人というだけで勝手に思ってたけど)アニキみたいな存在感で、
笑顔があったかくて、ほんまに!カッコいいひとでした。

あらためまして、ご冥福をお祈りします。


<テレビの追悼番組>
●「追悼 桑名正博さん 永遠に」
10/31(水)24:55~25:55 MBS(1997年の番組を再編集)
●「~追悼・桑名正博~夢の乱入者 グッドバイ!ナニワのソウルマン」
11/2(金) 4:45~5:00 関西テレビ(22年前の映像)
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2012年ワイン検定

2012-10-11 | その他のイロイロなこと
数年来の観劇仲間からメールがきました。
TwitterもFacebookもない時代、そのひととは演劇のMLを
通じて知り合ったのですが、プライベートなことは何も知らず(笑)。

ただ、以前からそのひとについて「素敵だな~」と密かに憧れて
いたことがあります。
それはある演劇関係者にお祝いや激励の差し入れをする際、
いつも代表で選んでくださるワインのこと。
その時々の趣旨にいかにもふさわしいワインで、ラッピング
にもまたとびきりのセンスと深い愛を感じるのです。
その場に行けない仲間たちのために毎回、そのワインを選んだ
理由と写真をメールで送ってくださって。
そのメールが届くのを私はとても楽しみにしていました。

・・・で、ようやくすべてがわかりました(笑)。
そのひとはワインのエキスパートで、資格もお持ちだったのです。
今回のメールは「ワイン検定」の案内でした。
これはぜひ他の人にもお知らせしなきゃ、と。

今年から始まった検定で、会場は全国にあるようなのですが、
東京近辺の方、よろしければ、ぜひぜひ下記の会場で講習と
試験を受けてみてくださいませ。
「講習会は楽しい雰囲気で、と思っています」とのことです。

<ワイン検定のこと>
検定当日は90分の講習で要点を学び、講習後に試験があって、
その日のうちに認定されるそうです。
今年は入門編の「ブロンズクラス」のみ。
ワインの基本から、楽しみ方、ワインと料理の相性まで。
ワインの基礎知識を短時間で得られる良質な機会だと思います。

>>日本ソムリエ協会「ワイン検定」公式サイトはコチラ

●2012年ワイン検定とオススメの会場 
開催日時 11月18日(日)14:20~16:40
受験料7000円 
申し込み締め切り 10月30日
会場 東京都江東区「レストラン ロジウラ」
<<ワイン検定認定講師>>
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートNo.6967
今井聡美
お申し込み、お問い合わせはこちらのメールアドレスまで。
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週末、阿弖流為さまに逢えたら。

2012-09-29 | その他のイロイロなこと
NHKのBS時代劇で「アテルイ」をやると知って原作小説を購入。
高橋 克彦 著「火怨 北の燿星アテルイ」(文庫本 上・下)



私ってばアテルイというと新感線の舞台しか知らないから。
あとは宮沢賢治の詩、原体剣舞連に出てくる「悪路王」ぐらい。
阿弖流為と母禮の碑が京都の清水寺境内にあるのはなぜか、とか。
坂上田村麻呂と出会う以前の阿弖流為はどんなだったのか、とか。
これはテレビで観る前に読んでおかなくちゃと思った。

先々週に読み始めたけどこれがべらぼうに面白い。
しかも数ページ読むごとに目頭が熱くなる。ときには涙。
なワケで、文庫本上・下巻の「上」は一気に読んでしまった。
(この時点で坂上田村麻呂はまだ名前しか出てこないのだ。)

ところが、のっぴきならない事情で連休明け以来1ページも開け
ていないんである。
というか、逢えていないんである。阿弖流為さま~!
小説の阿弖流為(アテルイ)はすこぶる男前♪(に見える。)
TVでは大沢たかおさんなのだけれど、脳内で私が作り上げた顔は
鮮明ながら特定の俳優の顔ではない。
阿弖流為を支える母礼(母禮)や飛良手にもひじょうに惹かれる。
人物だけではない。
東北の地名がたくさん出てきて、その細かい地形描写がたまらなく
魅力的で美しいと感じられる。
略奪のための争いではなく、力を顕示するための戦ではなく、
自分が生まれ育った土地の山や空のために戦う阿弖流為たちの
その後を見届けなくては。
なのでこの週末、再び阿弖流為さま♪に逢いにいってきます。


火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)


火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫)
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星月夜なアニバーサリーに思う。

2012-09-22 | その他のイロイロなこと
ふう~っ。
こんなにも余裕のない日々でも記念日はやってくる。
マイブログ「星月夜に逢えたら」を開設したのは2005年9月22日。
たぶん7周年のアニバーサリー?
とにかくまる7年たったわけで(笑)。

観劇仲間とおしゃべりしていて思い出した。
もともとこのブログのおもな目的は観劇記録だったことを。
なのに今はほとんど書いていない。
ま、それはしかたないとしても。

共通していたのは、好きになる役者さんのタイプというか要件。
それは・・・役が変わればそのたびに違う色を見せてくれる。
作品中でそのひとの体は媒体でしかなく、ひとたび役が宿れば、
役者名とそのひと自身の存在が(私の目からは)消えてしまう。
そんなひと。
昔このブログである役者さんのことを「無色透明なひと」と
書いたことがある。(当時はそんなふうに思ってたんだ♪)

だから、そういう作品に少しでも多く立ち会いたいと願う。
極端な話、それだけでいい。
そのことを忘れてた。
原点を思い出させてもらってホンマにホンマにありがとーーー!!



これからもそんな素敵な瞬間に出会えるよう、
客席から気をカッカッカッ飛ばして観るからね。
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再起あたわず。

2012-09-15 | その他のイロイロなこと
今月の初め。
26年間連れ添った・・・あれほど大事な・・・愛着たっぷりの
時計が使えなくなった。
はずれたリューズを修理してもらおうと大阪のショップに
持っていったら、この型の部品はもうない、って。
え! じゃ直らないということですか?
そうなります。
(絶句・・・涙)



も~っとず~っと長~くつき合いたかったのに~。
シンプルデザインで薄っぺたくって主張しすぎずスッキリ。
それでいて文字盤が見やすい私のお気に入り。
もっとこまめにメンテナンスに出せばよかったのかな。

次を探す気にもなれず、腕サビシイ今日この頃である。
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怪談ばなし?(追記版)

2012-08-06 | その他のイロイロなこと
ブログの左サイドバーにある「2012年観劇した舞台」の欄。
追加しようとしても、どうしても追加できない演目がある。

それは『曾根崎心中』

「心中」という言葉を漢字で入力するとエラーになる。
仕方ないので「しんじゅう」と入力 → OK。
一部を換えて「心じゅう」と入力 → OK。
エエイ!「心中」に書き換えてみる! → エラー。

な、なんで?
「心中」という言葉が入力できない。
コメント欄じゃあるまいし。
禁止ワードが設定されているのか?
それともこの現象はわたしだけ?

ゾゾゾ~。こ、こ、こ、コワい~。
夜中、ホンマにコワかった。
とりいそぎ、gooブログに問い合わせ中。


<回答がありました~!>
ご申告いただいた文字列は、公序良俗に反する単語となるため
登録することはできません。
」だそうです。
記事本文中やコメント欄がOKなのにね~。
観劇した作品名をただ記録したいだけなんだけど・・・不便。
ほよ。

<さらに追記!>
ツイッター・ブログのお仲間のアドバイスにより、半角スペース
を間に入れてダマすことに成功(笑)。
曾根崎心中ではなく「曽 根 崎 心 中」と書いて追加しました。
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マルデ・ダメホ

2012-04-15 | その他のイロイロなこと
ずっとトラブル続きだったN社製のスマホ。
先月から笑えるほど絶不調で、マルデダメホ。(←ふ、ふ、ふるぅ)
そのためレスポンスわるくて各方面にご迷惑おかけしてます。
ゴメンナサ~イ。早く新しいの買いに行きなさい。は~い。
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自分メモ「上方歌舞伎」「上方式・江戸式」

2012-03-29 | その他のイロイロなこと

上方の伝統芸能についてコメントを投稿いただき、その
お返事を書きながら、自分が全然わかっていないことに
気づいた。Ah、ビギナー脱出はまだまだムリだ~。
以下、上方歌舞伎と上方式・江戸式 について一部引用・
転載をさせていただき自分用メモとする。



<自分用整理メモ>
上方歌舞伎
主として大阪・京都を中心に発展してきた歌舞伎の型、
技法、演出、演技法、演目、劇壇などを総称して言う。
江戸歌舞伎とともに歌舞伎の両輪をなす。
(ウィキペディアより)

●上方歌舞伎の祖は、元禄期の名優坂田藤十郎とされて
いる。もっとも、上方歌舞伎の歴史は江戸歌舞伎ほどは
判然とはしていない。型や伝統を重んじる江戸歌舞伎に
対して、上方の気質というものは、個人の工夫というも
のを大切にしたために、型や芸脈の系譜というものがた
どりにくいのである。
(写真 岩田アキラ『扇雀 上方芸と近松』より)

●江戸歌舞伎と上方歌舞伎のもっとも大きな差は、前者
が伝統を重んじ、型を尊重するのに対し、後者は父祖や
師匠から受け継いだ演出よりも自分自身のくふうに重点
をおいているともいえる。(中略)
和事は根本的な段取りはあっても、いかに表現すべきか
は各人の技量にかかり、荒事よりはるかに写実性がある。
(監修 河竹登志夫『歌舞伎』より)

●丸本物には上方式江戸式の演出がある。
(ウィキペディアより)

●人形浄瑠璃との密接な交流の期間に、歌舞伎の様式に
は大きな変化が現れてきた。(中略)
「糸にのる」せりふをいう手法など、さらに進んでは
「人形ぶり」の演出までも創りだしていた。とりわけ
上方歌舞伎にあってはこの傾向が強くなり、義太夫の素養
があり、丸本物の様式的演技をしこなすことが役者の基本
条件になったほどである。音楽劇的傾向は、東西の役者の
交流を通じて江戸歌舞伎にももたされた。
(監修 河竹登志夫『歌舞伎』より)

●江戸時代の中期から末期にさしかかるころ、一般に歌
舞伎の演技に写実的傾向が表面化した。江戸の初代中村
仲蔵や上方の四代目市川団蔵や三代目中村歌右衛門の模
索した新しい丸本物の創造法がそれであった。
(監修 河竹登志夫『歌舞伎』より)

●近代に入って、九代目市川団十郎はからだを大仰に様式
的に動かすことを抑えて、人物の性格・心理の表現を重ん
ずる「腹芸」という演技術をはじめた。(中略)
創造の姿勢や態度・演技術としては九代目団十郎の方法が
正統のものとされて、現代に影響を与えている。
(監修 河竹登志夫『歌舞伎』より)

●熊谷は古風な「芝翫型」から七代目団十郎を経て、九代目
が武士魂あふれる近代的な「団十郎型」を完成させた。
「首実検の後、敦盛と偽った息子の首を素知らぬ顔で妻に渡
す。胸中に万感あろうと、さあ我が子だよ、なんて芝居はし
ない。九代目が作り上げた腹芸が、武士の世界を見せる上で
非常に重要になっている。言わぬは言うに言い勝る。熊谷の
真骨頂です。世の無常、理不尽に向き合う姿を、演じつつ感
じていたいと思います。」(団十郎)
(朝日新聞デジタル 2012年3月3日 「団十郎、世の無常と
向き合う 13年ぶり「熊谷陣屋」」
より)

実事
立役の役柄の一つを指すとともに演技の一系統を意味します。
誇張された力を表現する荒事、優美で時には滑稽な表現の伴う
和事に対して、実事では誠実な人物が悲劇的な状況の中で苦悩
しながらも事件に立ち向かう姿を描きます。代表的な役には
『仮名手本忠臣蔵』の大星由良之助、『一谷嫩軍記』の熊谷
(次郎)直実などがあげられ、いずれも内面的な演技が要求
されます。
『歌舞伎事典』より)

●現在でもよく出る芝居ですが、大阪の狂言でありながら東京
の人がやることが多くなって、大阪の泥絵具で描いたような、
脂っこいというか、灰汁が強いというか、そういった感じがな
くなりつつあるのですね。この『夏祭』がすっきりしては困る
のです。
(片岡仁左衛門 著『夏祭と伊勢音頭』より)

●河内屋のおじさん(二代目延若)、靍砂屋さん(三代目中村
梅玉)、魁車さん(初代中村魁車)と、上方の座組の中にわた
くし一人が東京から飛びこんだんだけど、やっぱり全然違うん
ですよ。顔世とおかると、人数が少いんで討ち入りの佐藤与茂
七にも出ましたけどね、六、七段目なんか全然違うんですよ。
下座(黒御簾)一つにしてもね。それでまあまあそちらのほう
へも付き、また東京式にもしたり致しましたけどね。
(六世中村歌右衛門)
(関容子『芸づくし忠臣蔵』より)

●江戸式が盛んになって、そちらが本来の演り方やと思ってお
られる方も多い。それがとっても淋しいと思っていましたけれ
ど、最近は上方の演り方も分かってもらえるようになってきた
のが嬉しいことですね。
(片岡秀太郎『上方のをんな』「仮名手本忠臣蔵」より)

●いがみの権太は、実家のすし屋で母親を騙して、お金を貰う。
上方のあかんたれが母に甘えて媚びている匂いと、江戸っ子の
小粋な悪党が母親にねだっている雰囲気とでは、やっぱり全然
違いますね。父は愛嬌のある上方の権太でしたし、(三代目實川)
延若にいさんのこてっとした上方の権太も、とても印象に残っ
ています。
(片岡秀太郎『上方のをんな』「義経千本桜」より)

上方歌舞伎・想い出の俳優バックナンバー
(『歌舞伎美人』歌舞伎コラムより)

●京・大阪で生まれた「上方舞」。江戸の歌舞伎から舞踊部分
を取り出した「踊り」に対して、上方の「舞」は能や文楽の
影響を色濃く受けて発展しました。身体の動きを極限まで抑え
て、心の内面を表現することが特徴です。
(堀口初音『上方伝統芸能あんない』より)


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祈りの日。

2012-03-11 | その他のイロイロなこと
あの日から1年が経ちました。
あらためて震災にあわれ亡くなられた方たちのことを想い、
黙祷をささげます。
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5行ブログ。

2012-01-29 | その他のイロイロなこと

故障の多いスポーツ選手みたいでほんとにヤだな。
左手の機能がまだ回復していないのに、こんどは右手。
シゴトで手が使えなくなると本気で大変なので、それ以外では
極力手を休めようと思う。前向きの選択です。
観劇の感想も散策メモも5行ブログで乗り切るぞ。

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