星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

「白夜の女騎士」自分のためのおぼえがき(1)

2006-06-02 | 演劇・ダンス・映画・音楽・古典・TV

楽明けの勝村さんが、31日の「笑っていいとも!」で信長の髭のまま登場。
松本潤さんからはお花と電報が届いてました。

今頃だけど、先日の観劇で感じた点やわからないところ、「ニーベルングの指環」から
の関係箇所など、忘れないうちに書き留めておきたい。
きっと勘違い、間違いだらけだと思うけれど、あくまでも自分の理解用メモとして。
ひと通り読んだのは、公演パンフレット、「ジークフリート伝説 ワーグナー『指環』の
潮流」(石川栄作著 講談社学術文庫 )、図書館から借りた「白夜の女騎士」の戯曲、
ネット上のジークフリートに関する記事。
※舞台観劇は1回のみ(5/20昼)。



●世界制覇
神様と巨人とコビトは何を追いかけていたのか? 
パンフレットでたかお鷹さんが語っていることが私には一番納得しやすかった。
神話の時代。ペニスの商人が<ヒト>を売り出す。<ヒト>を所有することで、
世界を手に入れようと神様、巨人、コビトが奪い合う。
このペニスの商人、たかおさんが言うように武器商人のニオイがする。
とすると、ヒトも武器の一種。
コンピュータもある意味兵器といえるから、ヒトだってそのようなものかも。
よりハイスペックな武器を所有した者が優位に立てるのはいつの時代も同じだ。
あるいは、神様も巨人もコビトも自分にないものを補うためにヒトをほしがった。
自分では叶えられないことを叶えてくれる便利な道具として。
その道具だったはずのヒトが自分で思考、意志を持ち、神様、巨人、コビトの思惑
からはずれたところで進化を始める。
これは「2001年宇宙の旅」のHALとよく似ている。

神話の時代から現代に変わって、やはりヒト(サスケ)は追いかけられていた。
写真の神様(大写真家)が追いかけていたのは、少年が空を飛ぶ決定的瞬間で、
刑事が追いかけていたのはサスケといっしょに高飛びしようとする爆弾犯だった。

ところで「写真の神様」って、やっぱりあのお方のイメージなんだろうか。台詞に
出てくる<熱写>から連想するのは、一世を風靡したS氏の<激写>だなあ。

※「ニーベルングの指環」から
ラインの河底の黄金で作った指環は、世界制覇の力を持つと言われている。ライン
河の3人の乙女が守っていた黄金の指環をコビトが奪い、それを神様が欲しがる。
ニーベルングの黄金の指環にあたるのが「白夜の女騎士」では<ヒト>。



「白夜の女騎士」 □観劇メモ(このブログ内の関連記事)
「白夜の女騎士」自分のためのおぼえがき(2)(このブログ内の関連記事)


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