このところ書きたいことがいっぱいあるのに、全く追いつかない。
甘く楽しいTV・新聞レポだけでブログが埋まってゆく。
ああ、それはそれで幸せ心地なんだけど・・・♪♪
以下、書きたくて書けなかった日の自分のためだけの備忘録。
ツイート以上、ブログ未満の心象断片メモ。
11月28日。
シアタードラマシティで見た「TANGO」。
日曜の夜だというのに、すごい衝撃に圧倒されグッシャーッと押し
つぶされて、ぐうの音もつぶやけず帰宅した日。
アクリルの透明椅子が鮮烈だった。
演技者の動きと呼応するように、陰の存在である長塚氏が椅子を動
かし舞台で交錯するシーン。ピナ・バウシュのカフェ・ミュラーを
想起させ、一瞬ゾクッとなった。
帰宅後、録画DVDから探し出し再びカフェ・ミュラーを見てしまった。
押しつぶされたワタシをどうにかしたかった。
こんなことをやってるから、いっこうに書けないのだな。
いや、でも、今までの圭史さんにはない、洗練され、研ぎすまされ
た感覚の演出美に少なからず驚き、かなり満足なのですよ。
しかし、舞台上にいる黒服の圭史さんがあまりに素敵で、目移りし
てしまい、ときどき出演者から目が離れてしまった。演出家として
私のような客がいることは想定しなかったのだろうか?(笑)
吉田鋼太郎さん、今まで見た作品中、私には一番かもしれない。
森山未來さん、美しい横顔。あれだけ難解で膨大な長台詞なのに、
噛まず、言いよどむことなく、全部理解して話しているんだろうこ
とがよくわかる話しっぷりに感服。
そして、さとっさん、コワイよ~♪
以上、感想書けないまま断片メモとして残す。
12月8日。
WOWOWのサイトで当たった佐野元春トーク&ドラマ先行上映会。
公式サイトはこちら。(←注意・音入り)
佐野元春30周年アニバーサリーですから。
とにかく全編に「コヨーテ、海へ」からの楽曲を使っているので、
好きな人にはそれだけでたまらん~♪ なドラマ。
映画の形としては、父と息子それぞれのロードムービーになって
いる。心と心が決して触れ合えない父子の話だ。
佐野史郎さん演じる父と、その父にそっくりな添乗員の噛み合わ
ない旅もそれなりに面白かったけれど、特に息子・・・20代
そこそこの若者が、父の真実を探ろうとしてビート・ジェネレー
ションの足跡を訪ねる旅には引き込まれた。
これは同時に、佐野元春自身の魂の源流をたどる旅でもあるのだ
と実感。なぜ彼がつねに発信者であろうとし続けるのか、その理
由が映像の中にある。
そのワンシーン。教会でのポエットリー・リーディングで1985年
の佐野元春の詩が読まれたとき、予期せず涙がこみあげた。
(しかも映像にあった原稿は当時の自筆手書きでは?)
彼が影響を受けたビートニクの中心人物、ジャック・ケルアック、
アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ。
当時のビートニクと同様、佐野元春もそのときどきで媒体を変え
てはつねに「発信」し続けている。それが次の世代に受け継がれ
ることを信じて。
私にとってこのひとの作る詞・曲は「なくてはならないもの」から
「必要なときにだけ補給するもの」に変わっていったけれど、やっ
ぱりずっと注目していたい。
このドラマを見て、トークを聞いて、そのことを再確認。
以上、うまく整理できないまま断片メモとして残す。
<TVドラマ SPECのこと>
佐野元春さんが17日の「SPEC」最終回に登場。
当麻天(トウマソラ)役で。