初回は、笠原裕子さんの愛器です。
なにもわからず楽器店にあったものを購入した・・とのこと。
飾っておくだけでも・・・ なんておっしゃっておりましたけど・・・
なんのなんの・・・ 12月、1月BandSquareでお披露目となりました。
購入されて・・・ まさか、実際に使えるとは・・・と。ご本人も。
そのような眠っていたギターが当ジムでは次々と蘇っています。
もちろん、それは、そのギターを使って実際に演奏をすることです。
単に、また、使える状態にメンテナンスし直した・・というものではありません。
それこそ、「仏作って魂入れる」・・です。
さてのこのギター・・・ ARIA アリア / PE-JR750 ですね。
ビグスビーアーム搭載です。 これだけで私も見た目で「買い」ですね。
そのうえに・・・ピックアップは「P90」タイプのものがついてます。
今はもうこのようなギターはもう出回らないでしょう。
一部、中古である以外は・・・
ですので、中古も結構な値段で売られていますね。
ジャパンビンテージ・・といってよろしいかと。
リンダロンシュタットのバックでWaddy Wachtel という人が、
レスポールにビグスビーアームをつけてプレイしています。
ギター本体は違いますが、笠原さんの弾く姿が、Waddy Wachtelと
オーバーラップいたします。
もちろん、このギターを購入した時は、今日のこの姿を想像してものでは
なかったでしょう。
しかし・・・・ 不思議なものです。
英語堪能で、リンダロンシュタットの曲も歌ったことのあるボーカルの籾山さん、
そして、このジャンルに詳しい片岡さんのお手伝いをいただいて、このセットが
実現したのは、何かの導き・・があったものと感じています。
しかし、一番の理由は、希望をあきらめなかった笠原さんの想いですね。
実際、フォークスリングスへの参加、ギターレッスン・・そして、BandSquareへの参加・・・・
このプロセスがあったこそ、このセットが成立したわけです。
1本のギター・・・ やもすると、オブジェ・・ たんすのこやし・・・ はたまたゴミ・・・に
なってしまうところを「宝」に変えてしまいました。
ギターあっての人であり、人あってのギター・・・ですね。