COVID-19 mRNAワクチン接種後に心筋トロポニンT濃度の上昇する人が多いことが分かっています。
Wikipedia でも、
バーゼル大学とバーゼル大学病院で行われた研究によって、COVID-19に対するmRNAワクチンの接種後に血中の心筋トロポニンT濃度が有意に上昇することが判明した。被験者の3%が3回目の接種後に心筋トロポニンT濃度の上昇を示し、その影響は若い男性で最も大きかった。その機構はまだ明らかではないが、観察されたトロポニン濃度は臨床的に重要な心疾患時にみられる値よりもはるかに低い[21]。
[21]“Corona-Booster wirkt haufiger aufs Herz als erwartet [Corona booster affects heart more often than expected]” (ドイツ語). Swiss Radio and Television SRF. (2022年11月10日) 2022年11月10日閲覧。
と記載されているが、 Mccollough博士によれば、ワクチンを接種した人の多くは、心臓を損傷したのにそれに気づいていないことを明らかにしました。
日本でも、ワクチン接種後の心筋炎で見逃し例が多数存在していることが分かっています。
心筋マーカーには、以下4つがあります。(心筋梗塞の血液検査|鑑別に用いる4つの心筋マーカー(CKなど) | ナース専科)
■CK/CK-MB:代表的な心筋マーカーとして心筋梗塞の診断に広く用いられています。
■トロポニンT
■心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP):心筋細胞質に存在する小分子蛋白で,心筋が傷害を受けるとすぐさま流出します。
■心筋ミオシン軽鎖Ⅰ:心筋の筋線維を構成する蛋白で、心筋壊死により上昇します。
CKは筋細胞に多く含まれる酵素です。MM(骨格筋型)、BB(脳型)、MB(心筋型)という3つのアイソザム(同一の反応を触媒する分子構造の異なる酵素群)があります。
心筋傷害により上昇する心筋マーカーのうち、特にトロポニンは心筋特異性が高く,かつ比較的長く血中で検出されるマーカーである。軽微な胸痛を伴うのみの心膜心筋炎においても鋭敏に上昇するため,トロポニン測定は心筋炎の診断的価値が高い。
心電図所見や心エコー所見がなくても,心筋炎を強く疑う契機としての血液検査(心筋マーカー測定)の重要性を示しています。
心筋につては、
New features of troponin testing in different clinical settings
T. Omland
の図と説明が分かりやすいです。
新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎は軽症のことが多いといわれていますが、軽症といっても、トロポニン漏出してる時点で、心筋は壊死してることになります。壊死した心筋は元には戻りません。心不全や心筋梗塞を起こして突然死する確率が高くなります。胸の痛み、息切れ、動悸などの症状が出なかったといって安心しないでください。きちんと心筋マーカーの検査をしましょう。