リンパ節腫脹症のページを更新
- リンパ節腫脹とは,1つまたは複数のリンパ節が増大して触知できるようになった状態である。診断は臨床的に行う。治療は原因疾患に対して行う。
リンパ節は首やわきの下、股の付け根などにあり、人によっては触れることができます(健康な若年成人の半数で触れることができます)。直径1cmまでは正常範囲です - 【リンパ節がはれる場所と原因】
- リンパ節がはれる原因として多いのは、細菌やウイルスなどが感染することにより、それにリンパ節が反応するものです。そのようなときは通常押すと痛みがあります。感染が収まれば、自然に消えていきます。 どこのリンパ節がはれているか、でも何の病気なのかを疑うことができます。
場所 メモ 前頚部(首の前) 片側性…咽頭炎、口腔内感染症(虫歯など)、甲状腺がん/
両側性…咽頭炎、伝染性単核球症、サルコイドーシス、トキソプラズマ症後頚部(首の後ろ) HIV感染症、伝染性単核球症、結核 耳介前部(耳の前) 結膜炎、風疹、レプトスピラ症 耳介後部(耳の後ろ) 伝染性単核球症、風疹、中耳炎、リンパ腫 右鎖骨上部 肺・縦郭・食道などの悪性腫瘍 左鎖骨上部 胃・膵臓・腎臓・卵巣・前立腺などの悪性腫瘍 腋窩(わきの下) 乳房悪性腫瘍、ネコひっかき病、ホジキンリンパ腫 鼠径部(股の付け根) 梅毒、性器ヘルペス、蜂窩織炎