プチ早期退職者の資産運用+αブログ

2020年のNISA枠の購入銘柄

 年明け早々の米国とイランの緊張の高まりや、最近の新型コロナウイルス肺炎の関係で株式市場が軟調だったので、2020年のNISA枠での株式購入が早々に終了した。
 買うのが少し早かったかなとも思うが、ご参考までに購入銘柄と購入理由等を紹介する。


購入銘柄と予想配当利回りなど

 購入金額の大きな順に並べると以下の通りである。


 購入金額の合計は120万円ぴったりで、年間予想配当金合計は4.7万円なので、全体の配当利回りは3.91%である。

 セプテーニHDの替りに、日本軽金属HDを210円で400株買えれば、全体の配当利回りも4%を超えたが、セプテーニHDの方が先に買目標値まで下がった。


各銘柄の補足説明、購入理由

 銘柄選定は、基本的には、以前ブログに書いた2019年末の資産運用状況の中の私の株式投資のやり方 に沿ったものであるが、個々の銘柄について補足説明しておく。

 タイヤ主体のブリヂストンや、建設機械の小松製作所(コマツ)は会社自体の説明は不要だろう。米中貿易戦争の影響等を受けて、業績悪化で株価も下げているが、業績の下げよりも株価の下げの方が大きいと感じている。両社とも今後も一定の需要は見込めるし、しっかりした会社で配当もいい。株価も底値圏にあるが、コマツの方が少し出直り途中である。

 ヤマハ発動機は、バイクやマリン関係で有名だが、最近はロボティクスに力を入れている。売上高ではまた5%にもなってないが今後に期待したいところだ。業績悪化はたいしたことはなかったが、昨年の株価の下げはきつかった。上の2社同様、しっかりした会社で配当もいい。株価は底値圏からの出直り途中だが、まだ割安だと思う。
 
 ERI HDは、一般にはなじみの少ない会社だが、建築基準法に基づく確認検査業務や住宅性能評価の最大手だ。今期の業績落ち込みを反映して株価は半年ほど低迷を続けているが、中古住宅でも検査して販売するような動きもあり、継続的な需要はあると思っている。当面、増配はしそうにないが、配当もいいので拾っておいて4桁狙いで待つ感じかな。

 総合化学国内2位の住友化学も会社自体の説明は不要だろう。電池関連とか農薬とかいろいろやっているが、業績悪化で冴えない動きが続いている。増配してきた結果、配当もよくなっているので拾っておきたい。ただ、他の高配当株に比べて減配懸念がちょっと高い感じはする。

 セプテーニHDもなじみのない会社だろう。他はすべて東証一部銘柄だったが、これだけはジャスダック銘柄だ。インターネット広告やネットマーケティングをやっていて、マンガアプリに注力してきたが苦戦し、業績悪化が続いて株価も大きく下げていた。ところが、2018年に電通と資本提携(持分法適用会社になった)し、業績の改善見込みが出てきた。前期赤字で今期V字回復の見込みだが、昨年夏に上げていた株価はその後低迷している。配当は低過ぎるが、業績回復の進展と、それに伴う株価の上昇を期待して買っておきたい。


 購入銘柄は、私が既に保有している他の銘柄や、同一銘柄でも特定口座等での保有状況等を考慮した結果なので、多くの人にとって適切とは限らない。しかし、これらの銘柄は個人的には買い場だと思っている。既に私の買値よりも下げている銘柄もあるので、よりお買い得になっている。


 なお、お約束の事項ですが、銘柄選定、購入はあくまでもご自身の判断でお願いします。


【2020.3.2追記】

 予想の範囲内と言えるが、上で「減配懸念がちょっと高い」と書いた住友化は、2月28日に期末配当は6円で、通期17円に減配すると発表した。石油化学の市況低迷、リチウムイオン電池用セパレータの出荷の伸び悩み、北米の天候不順による農薬出荷の低調等が理由である。

 新型コロナウイルスの感染の拡大で市場全体が下げており、他の銘柄もすべて買値を下回っている状態ではあるが、短期勝負ではないし、買った株が下がるのもよくあることなので気にしていない。値持ちのよい銘柄の売却等により資金捻出できて、特定口座の方で買い増しした銘柄もある。こういうやり方でバブル崩壊やリーマンショックを乗り越えてきたので、ある意味慣れている。一喜一憂せず、気長にやればいいと思う。

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