頻度は少ないながらもトレードを行うFX口座や、最近は破綻しているがスワップポイント獲得を主目的としたFX口座で取引を行っている。しかし、それらとは別に、為替レートやスワップポイントが外貨MMFより有利かなと思って、証券会社のFX口座で低レバレッジで少額の買ポジションを保有して放置してきた。円安への保険としての外貨預金を補完する位置付けでの保有なので、基本的に決済は考えてこなかった。
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で各国の金融緩和・金利低下が著しく、対円の通貨ペアのスワップポイントが激減している。先週、ふと思って証券会社のFX口座のスワップポイントを確認してみた。現状は、下記の通りだ。
現時点のスワップポイント一覧(2日分、Monex FX PLUS)

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で各国の金融緩和・金利低下が著しく、対円の通貨ペアのスワップポイントが激減している。先週、ふと思って証券会社のFX口座のスワップポイントを確認してみた。現状は、下記の通りだ。
現時点のスワップポイント一覧(2日分、Monex FX PLUS)

カナダドル円はマイナス、オーストラリアドル円もゼロになっていた。遡ってスワップ履歴を確認してみると、両通貨ペアとも3月後半頃からはそうなっていた。ユーロ円はずいぶん前からマイナスになっていたのを知っていたので驚かないが、比較的高金利だったカナダやオーストラリアの金利がここまで下がっているのは驚きだった。油断していた。
スワップポイントがマイナスだと長期間放置しておくと着実に目減りしていくので、2011年から保有してきたカナダドル円はすべて決済した。幸い、為替差益と累積したスワップポイントの両方で利益が出た。
カナダドル円の決済

2011年9月から10月にかけて、77円、75円、73円で0.3枚(3,000通貨単位)ずつ買ポジションを保有してきた分だった。
利益圧縮も兼ねてスワップポイントがゼロになったオーストラリアドル円も決済を進めている。こちらはオーストラリアドル高だった2014年からの保有で為替差損が大きめだが、累積したスワップポイントである程度はカバーされた。
オーストラリアドル円の決済

2014年9月から10月にかけて、97円、95円で0.1枚ずつ買ポジションを保有してきた分だった。まだ、93円以下の買ポジションが残っている。様子を見ながら、年内には整理を終えたいと考えている。
今回の事で、放置しておくつもりの資産運用でも、たまにはきちっとチェックしないといけないということを再認識した。