これまで節税売り(買戻し)しかしてこなかったが、先週初めて利食いできた。
2022年10月に段階的ウエイト低減銘柄になったことや、2023年5月に前期決算と今期見通しを発表してストップ高になったので100株だけ追加で売ったことも追記した。
シンクロ・フードの紹介と最初の買
シンクロ・フードは、主力サイトである「飲食店.COM」を中心とした飲食店出店・開業者・運営者と飲食店に関わる各事業者とを繋ぐメディアプラットフォームの運営等を行っている。2016年9月に東証マザーズで新規公開され、第一部に昇格し、現在はプライム市場の銘柄だ。公開価格は2,100円だが、その後3分割を2回行っているので、現在の233.3円に相当する。また、初値は330円に相当する。
私は基本的にIPO銘柄には注意を払っていないが、2017~2018年頃にZAiで丸1ページを割いた紹介記事があったので記憶に残っていた。記事を読んでからしばらく経っていたと思うが、2018年11月に発表された中間決算が期待ほどではなかったのか、株価は窓を開けて急落していた。米中貿易摩擦激化で地合いも悪くなっていた時期だ。
見覚えのある銘柄が値下がり率上位に名を連ねていたので興味を引いた。四季報2018年秋号でも業績見通しは順調だし、中間決算そのものも概ね計画通りで悪くはなかった。株価も2017年水準まで下がっていた。その辺りを一通り確認し、2018年11月12日に621円で300株買ってみた。
シンクロ・フードの値動きとその後の売買
シンクロ・フードの先月末までの週足チャートに私の売買履歴を追記したものを以下に示す。
その後、2018年末に向けて続落したが、株式市場は全般的に下げていた。2019年に入って株価は少し戻して落ち着いた動きを見せていたが、8月に入り第1四半期決算の発表を受け、また窓を開けて急落した。売上は伸びていたが、積極的な人材採用等により30%を超える営業減益だった。
減益ではあるが前向きな理由なので問題ないだろうと判断し、2019年8月29日に450円で200株買い増した。資金があれば400株買っていたと思うが、フルインベストメントが基本なので仕方ない。結局、株価の落ち込みは一時的で、年末に向けて元の600円前後の水準に戻していった。
2020年に入ると新型コロナ感染症の拡大懸念が出始めた。2月には下げる銘柄が多くなっていたし、飲食店関係が顧客になるシンクロ・フードには明らかに逆風なので下げ足を速めていた。それで、結果的には安易な逆張りになってしまったが、 2020年2月21日に415円で200株買い増し、2020年3月6日にも300円で300株買い増した。最初の2回の買はメイン口座だったが、節税売りも意識し始めていたので、2020年以降はサブ口座で買い始めた。
結局、コロナショックでは想像以上に下げてしまったが、期間的には短く、その後は300円~400円の値動きとなった。アフターコロナ期待で少しは買われるが、長続きせずまた下げるという感じだった。その間、2020年秋から2021年秋にかけ、メイン口座分の500株は節税売りし、サブ口座で400株を買い戻した。
その後は放置しておくつもりだったが、2022年2月にまた下げてきた。調べてみると立会外分売が予定されており、価格決定に向けて下押しているようだった。シンクロ・フードはプライム市場を選択しているが、流通株式時価総額は基準を満たしていなかった。そのため、分売で流通量や株主数を増やしたいのだろうなと思った(それでも留まるのは無理っぽいと思ったが)。
その後は放置しておくつもりだったが、2022年2月にまた下げてきた。調べてみると立会外分売が予定されており、価格決定に向けて下押しているようだった。シンクロ・フードはプライム市場を選択しているが、流通株式時価総額は基準を満たしていなかった。そのため、分売で流通量や株主数を増やしたいのだろうなと思った(それでも留まるのは無理っぽいと思ったが)。
業績悪化を見越して下げている訳でもないので、分売価格決定前の2022年2月21日に240円で300株さらに買い増した。結果的に、この時点で累計1,200株保有、サブ口座での平均取得価格は322円となった。
株価は5月まで底値を確認する動きを続けていたが、そこからアフターコロナ(最近はリオープンという)の流れに乗って8月15日には500円ちょうどを付けた。後述するように第1四半期決算もよかった。この時も200株だけ500円で売り指値してあったが出来なかった。9月末に向け株価が出直ってきたので再度売り注文を出しおいたら、9月28日に500円で200株の利食いができた。
リオープンが本格化していけばさらなる上値も期待できると思うが、少し余分に買い増していたし、最後に買った時から株価は2倍になったし、資金回収もしたかったので200株だけ売っておいた。個別管理上は2020年2月21日415円で200株買った分で、利益は1.7万円弱、利益率20.1%、年利換算7.7%に過ぎない。また、節税売り時の損失が貯まっているので、銘柄累損は9.3万円弱となっている。
シンクロ・フードの業績の推移
通期業績の推移を確認してみると、売上と利益が順調に伸びていたのは2019年3月期までだ。2020年3月期は売上は伸びたが、利益は減少に転じている。積極的な人材採用によるものなので、2021年3月期に業績が回復していればグリッチによる成長株投資が成立するところだ(トビラシステムズの記事の中にグリッチと成長株投資の話を書いてある)。
しかし、コロナ禍があって逆に2021年3月期は売上が落ち込み、赤字転落してしまった。もはや成長株とは呼ぶわけにもいかず、株価もそういう評価になっていた。その後、2022年3月期はコロナ禍の影響を受けつつもV字回復した。
2022年05月13日 2022年3月期決算説明資料
2023年3月期は売上は過去最高を更新しても利益は横ばいの見通しになっている。しかし、8月10日に発表された第1四半期決算では、営業利益は前年同期比7倍超になっており、今後の状況次第では通期業績が上振れする可能性が高い。株価もこれを評価して500円に到達した。
出所:2023年3月期第1四半期決算説明資料から抜粋
2022年08月10日 2023年3月期第1四半期決算説明資料
流通株式時価総額の基準と達成状況
シンクロ・フードはプライム市場の流通株式時価総額の基準を満たしていないことを上で書いたが、基準100億円に対して2022年3月末時点では37.1億円しかない。
2022年06月24日適時開示 上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗について
【2022.10.14追記】
2022年10月7日に日本証券取引所グループは、 TOPIX及び東証マザーズ指数の段階的ウエイト低減銘柄を公表した。TOPIXの判定基準は、6月30日基準の流通株式総額が100億円以上か否かになっている。
残念ながらシンクロ・フードは低減銘柄入っているので、10月末から四半期ごとに0.1ずつウエイトが減らされていく。この結果、ウエイトが0.6まで一旦下がることは確定した。その分だけ、今後は多少のインデックス売りの圧力が出てくる可能性がある。
再評価は来年の10月で、流通株式総額が100億円以上を達成できなければ、引き続き0.1ずつ下げられ、2025年1月末で除外される。達成できた場合、さらに年間売買代金回転数が0.2回転以上か否かで扱いが異なる。0.2回転以上なら低減銘柄から除外され、四半期ごとに0.1ずつウエイトが戻される。0.2回転未満なら0.6で停止したままとなる。
【2023.5.16追記】
5月12日に前期決算と今期見通しを発表したが、どちらもよくて業績回復が鮮明になり、週明け5月15日はストップ高の557円を付けた。私は少し資金捻出したかったので100株だけ売った。それで以下のツイートをした。
上のツイートで参照している決算説明資料は以下にあり、資料中の売上高や営業利益の推移のグラフで回復具合もよく分かるし、ROEの推移のグラフだと完全にV字回復になっていた。
シンクロ・フードの通期業績の推移の最新版は以下の通りで、上にある昨年10月時点のグラフと見比べると業績が上振れして、業績回復が鮮明になったことがよく分かる。上述したグリッチによる成長株投資が成立しそうだ。
出所:マネックス証券|銘柄スカウター
【2024.2.15追記】
本日の利食いで銘柄累損を解消した。記録として貼っておく。
途中経緯はブログには書いてない(ポストしていただけ)が、メイン口座の方で2022年12月に438円で200株買い戻し、2023年5月に630円で100株、6月に720円で100株売って少しずつ利益を得ていた。 その他はサブ口座分での利食いの積み重ねだった。
本日までの結果で銘柄累計損益は税引後+3.1万円強となった。保有残高は平均取得価格322円で800株となっている。含み益は32万円。急騰したらまた利食うこともあると思うが、今期から配当(10円/株)もでるようになったのでじっくり保有していきたい。