日本人はもっと世界へ出よう。

世界1長い歴史を持ち、世界で最も評判の高い国日本! 日本人は自信を持って
海外に出て、国際人として活躍しよう。

久々の日本帰国、浦島太郎

2014-02-26 11:39:38 | 日記
久しぶりの日本帰国
3年半、フィリピン、バンコク、上海と海外に滞在し、久しく帰っていなかった母国、日本に帰国した。
日本にいたころ当たり前であったことが、何も感じなかったことが、とても新鮮に見える。
なんて、日本は素晴らしいのだろう、日本はすごいと思うことを数多く発見する。浦島太郎になったような気分である。日本再発見。
日本へ観光で入国する外国人は数百万人を超えるといわれる。もっとも多いのが中国人、そして韓国人、インドネシア、マレーシア、米国、英国と続く。
彼らは、一様に日本に関心し、感嘆する。 ある高年イギリス人紳士は日本に来た印象をこう述べている。「私は未開の後進国から、未来の国に来たようだ」と。 彼は新幹線、都市交通機能、地下鉄、鉄道、インフラの進歩に驚いた様子である。 確かにそうだ。東京、大阪ほど都市交通機能が大規模に発達している国は、世界中、どこにもない。その規模においてまさに、日本は世界一である。
毎日当たり前のように電車を利用して勤務先に出勤、学校に登校する。関東だけでもその数1000万人を超える。世界から見ると、これはすごいことである。

フィリピンに長くいたが、フィリピンのインフラ、都市交通機能は日本より、100年遅れている印象だ。そもそも、フィリピン人に鉄道を作ろうという意識がない。 われわれはこれでいいのだ。といっているかのようだ。鉄道があれば30分で行けそうな距離を彼らは1時間半かけて時刻表もない、当てにできないバスで通勤している。たまに、停滞で数時間遅れることもある、すると、「今日は仕事できないね、休みだ、帰ろうか」。こんな調子である。

タイのバンコク、インドネシアのジャカルタは、フィリピンより進んでいる。日本を目標として国を挙げてインフラ整備に取り組んでいる。 中国は気候が日本と似通っているせいか、日本との共通項は多い。しかし、政治システムが日本とは多きく異なる。中国は日本に追いつき追い越せと、日本を非常に意識している。日本を超えることを目標としているようだ。中国はGDPで日本を追い越したといわれるが、一般民衆の生活ぶりを見ると、中国は日本より20年は遅れている印象だ。

日本はアジア一の豊かな国であるし、日本人はアジア一の富裕民族であることは疑いのない事実である。二位の中国、韓国をまだまだ大きく引き離している。日本の発展はアジア全土によい影響を与えている。

しかし、日本に帰ってなぜか私は落ち着かない。 食事はおいしい。日本食は実にうまい。 世界にない入浴の習慣。お風呂が楽しい。
四季が美しい。 交通が便利。どこでも電車、バスで行ける。 わが母国、アジアの雄、日本国。 
しかし、なぜか、私は落ち着かない自分を見出す。電車に乗る。前の人、前に立っている人の表情は暗い。きちんと時間通りに会社に行かなければならない。豊かだが、何かに縛られている。本当の意味での自由のない民族、日本人。そんな印象を持つ。日本人は幸せだろうか?幸せ指数を数字で表すことが出来たら、日本はアジア諸国になかでは点数は低くなるかも知れない。 豊かさとはなんだろう? それは、人生は楽しいと味わえるかどうかではないだろうか。物質的にはもちろん、見えない心の豊かさを、日本人は忘れている、そんなことを思う。

私は東京、八王子に住んでいる。多くの家が建っている。家、家、家、しかし人の気配を感じない。 まるで、ゴーストタウンの印象を感じる。
各家にはそれぞれの生活があるのだろう。なぜか、母国日本にいると寂しく感じる。

日本は何か大切なものを忘れてしまったように思う。 それは人の絆。 アジアは貧しい。フィリピン、インドネシア、バンコク。かの国は音、喧騒、人の生活臭を感じる。

昭和のころ、日本が貧しかったころ。そのころ、町には子供があふれていた。公園にはいつも子供がいた。家族の絆。人と人との絆は強かった。

今、豊かな日本。アジア一の富裕国日本。この国では人の絆が希薄になってしまったような印象を持つ。

私は本当に、浦島太郎になってしまったのだろうか。





コメント