いつも本若を応援していただき、
誠にありがとうございます。
そして、いつも温かい声援と応援を、
本当に本当にありがとうございます。
突然ではありますが、
皆様にご報告があります。
この度、
4月30日をもちまして、
本若
楠亀えり香
退団させて頂きます。
2012年7月、
20歳になる歳から
入団させていただき、
ちょうど2年9ヵ月が経ちました。
毎日毎日
全力疾走していた毎日でした。
止まることなく、
熱い日差しの中、
汗を、風をきって
走っているような毎日でした。
本若に、
はじめて出演が決まった時は、
わくわくと喜びが
とまらなかったことを
今でも覚えています。
本若の舞台にはじめて出演したとき
『Sin』では
【相手を信じてお芝居をすること】
とよく教わりました。
入団して、はじめての舞台
『Webstar Cross World』では
【自分の感じる気持ちを大切に、感じるままに表現してみること】
と教えていただきました。
『刀盃』では
先輩方のお芝居を稽古中も
本番中は舞台袖から
ずっとずっと観ていました。
『Sun’s Rever Fess』では
自分の未熟さに沢山涙がでました。
劇団員、出演メンバーの方々にも沢山
ご迷惑をおかけしてしまいました。
『駒王路』
爆走三部作がはじまって、
本若の十周年という節目に
一緒に立たせていただけるということが、
とても嬉しくて、
なぜか気持ちは誇らしくて、
本当に感謝でいっぱいで、
いつもいっしょの劇団員と
いつもお世話になっている
客演さん達の中に、
自分がいるっていうことが
とても幸せでした。
山吹という人物が、生き様が
だいすきなのに、
なんだかなかなか分かり合えなくて、
というか分からなくて、
とっても反省の多い舞台になってしまったけど、
その分公演がおわった今でも、
考えさせられること、
もっともっとこうできたのに、
とそんな思いで心に残り続けています。
山吹を演じさせていただくなかで
好きな台詞がありました。
『皆が無事で、ずっと支えてくださる方々いる。そのまま進めばいいと思います。』『それがあなたを大事に思う、皆が望むこと』
まるで、本若の10年間はこの言葉のように進んできたのではないか、
沢山の方々の思いでここまできたのかなと。
そして、沢山の方々にいつも囲まれているそんな本若がだいすきでもありました。
なんだかそんなことを感じた
とても大好きな台詞、シーンでした。
本若で培ってきたこと、
本若に入って出会えた方々、
わたしのことを
大切に大切にしてくれた先輩方
怒ってくれて、
慰めてくれて、
ほめてくれて、
本当に感謝でいっぱいです。
いままで頂いた
経験、出会い、思いを大切に
さらにさらに
素敵な役者だと認めてもらえるように
ステップアップしていきたいと思います。
本当に本当に本当に
ありがとうございました。
そして最後に…
いつも温かい
お言葉を、眼差しを、エネルギー
をくださる
本若を応援してくださる皆々様に感謝を。
心をこめて。
楠亀 えり香