今日も観劇に行ってきました。うえじまです。
私の大好きだった劇団「ランニングシアターダッシュ」の元役者、
今は、吉本新喜劇で頑張っておられる、佐藤太一郎さんが、
ダッシュ時代の名作「風のピンチヒッター」を
当時、作・演出を手がけた大塚雅史さんをお迎えして公演しちゃうっていうのです。
見に行かないわけにはいきません。
行ってきました。
めっちゃよかった。
もう一度言うけど、めっちゃ良かった。
やっぱり良かった。
高校球児たちの青春の物語。
バラバラになってしまった野球部が、一人の転校生の入部をきっかけに、再集結。
エリート高校野球部に勝つために、心を一つにして立ち向かっていく物語です。
佐藤太一郎さんをはじめ、オーディションで選ばれた面々の、
熱さがよかった。熱量が劇場中を満たしてた。
汗だくで、全身を使って叫び、走り、飛び回る役者達がよかった。
ダッシュのスポ根演劇。久しぶりの復活です。
若い人達に観て欲しい。どストレートな作品です。
そして、やっぱりすごいのが大塚さんの演出。
あの狭いZAZAで、観客に広い広いグラウンドを見せてしまうのですから。
遠近感を使ったステージングはやっぱり上手い。
それと、集団シーン。
後半は野球部員10名と、顧問の先生と、マネージャーが出ずっぱり。
メンバーたちの一喜一憂に、気がつけば私たちものめり込み、
フライの取れないメンバーが、ここぞの場面でフライをキャッチ、チームの危機を救うシーンでは、
思わず客席からもキャッチに拍手がでました。もちろん私も思わず手を叩いていた。
そんな空気。舞台と観客の一体感が半端なかった。
この公演のオーディションがあるのは知ってたんです。
話を知った時は「出たい」って思いました。
ちなみに、オーディションは本若の本公演の仕込み日だったんですけどね。
初めは、皆にお願いしてでもオーディションを受けに行きたいと思ってたけど、
今回はやっぱり観客で良かったと思いました。
私が芝居を始めて間もない頃に観た作品の一つで、めっちゃ好きな作品だから。
その作品を、その時以上のパワーで観れたのはほんまに嬉しいことでした。
劇場を出たところで、たまたま大塚さんにお会いして、少しお話できたんですが、
「昔の作品やし、色あせてるかもなとも思ったんやけど」
って、とんでもございません。
色褪せるどころか、全然新鮮でいい話やと思いました。
是非、学校の芸術鑑賞会なんかで上演して欲しいです。
もし、中高生時代の私が見たら、これをみて「芝居したい」って思うでしょう。
そのくらい、役者皆が楽しんでいた芝居でした。
いい芝居観た後はやっぱり気分が良くて、
それを誰かに伝えたくて、
今日も、長くなってごめんなさい。
でも、ほんまにいいお芝居でした。
熱い芝居が好きです(^^)