人間賛歌・もっちゃん4649

いつも最高の力を


今年は暖冬なので 例年よりも70日遅れの初雪の朝でした

うっすらと屋根の上と 前の田圃に薄化粧が残っていて
冬の情趣を味わわせていただけました

ブログの自分史は 母の92歳の頃の介護日誌で
こんな日もあったわね~って懐かしく思い出しています(^^)/

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坂道を上がってくると どこからともなく
あま~い芳香が漂ってきます

母の部屋の前の大きな切り株の上に どっしりと径50cmの
平鉢で生育している 定家蔓が香りの張本人なのです

つる性常緑樹ですから 庭の隅の高いところがお似合いで
プロペラ状の小花をたくさんつけて5月末から咲き始め
芳香で大きく皆を癒してくれています

花の妖精に見守られていると言う実感が強くなる前庭です

青紫のガクアジサイも坂道の左側で色づき始め
妹たちが帰省する日曜日ごろが最高の
見頃になるなあって喜んでいます

近頃 右脳が傷んだのか 左手の中指・薬指・小指が
曲がらなくなってきた 母です

清拭後に下着を着るのに 袖を通さないといけません

「グウの形にしてね~♪」とジャンケンの時のコブシを
作って見せてあげます

その都度同じ声かけをしているのですが
母は初めて聞く注意事項のように
真剣な顔で聞いています

麻痺の出た左手から通しますが
3本の指が言うことを利きません

なかなか袖口まで出てこないのです

やっと出来上がり 次は右手!

硬いグウが出来ていて 一発で開通しました

「豪いえらい♪」と右手を撫でてあげました

その様子がうれしいのか 大笑いを母は始めたのです

できないことばっかりで めったに褒め言葉を
遣っていなかったなあって 今朝は反省していました

母本人はいつも真剣に出来る最高の力を
示しているのですよね

ベッドに足を上げられないのも パンツの上げ下げが不十分なのも
それが限度の形なのだと気づきました

明るくうれしい笑い声を聞きながら 一生懸命な母なのだと
教えられた感じがしていました

さらに優しくなれそうです
少し前進できたと感じました

今日は往診日です
元気な母を見ていただけそうです(*^-^*)

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初雪の朝の 癒しのお裾分けをどうぞ( ^^) _U~~

王冠の蕾です



港の曙が見ている雪です



明妃です



紺侘助です



振り袖です




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