昨日の朝は雷と大雨の中をクウと散歩してきました。
教え子のふうちゃんには「残念だけど大雨なのでメールが出来ないからね~」
と 連絡を入れておいたのです。
高校野球も中止となっていたから関西も雨だったに違いありません。
すんなりと「では明日~」と返信があったから、す~っと一安心。
昼からは予報どおりに晴れ間が出てきて、午後の散歩は突風は残っていましたが
傘は要りませんでした。
ツクシが伸びて新しく若々しいのがずらりと並び、誘惑に負けてツクシ採りを
始めてしまったのでした。
クウはその間自由遊び~
広い田の中を疾走していました。
「クウ、お座り~」と大声で呼ぶと慌てて姿を現し、一目散にやってきます。
クウのご主人様は私なのだとうれしくなりました。
二人分のツクシはすぐにいっぱいになり、見上げると山桜が5分咲きで金茶色の若芽とともに
静かに岩肌に3本咲いているのがみえました。
2本は崖の頂上付近にあり、その真下に1本~
人は登れない岩山なので、そこに静かに何十年も在るのです。
人っ子一人いない大自然の中で、私はしばらくじっと見入っていました。
何時間も静かに時が流れていった感じがしました。
おそらく5分も経ってはいなかっただろうけど・・・
”敷島の 大和心を 人とはば 朝日ににほふ 山桜花♪”
”見ん人の ためにはあらで 奥山に 己が誠を 咲く桜かな♪”
山桜を前にすると、幼い頃からご詠歌や今様の好きだった母が愛唱していた
和歌が浮かんできます
「だれ一人として見てはくれないだろう奥山にね、山桜はひっそりと精いっぱいの力で
咲き匂っているのよ~
褒めてもらうから頑張るのではなく、どこにいても自分の真実を尽くせる人になるのですよ~」
山桜の教えは強烈に生き続け、毎年山桜を前にするとしみじみと母の声が思い出されてきます。
教え子のサイン帳にも好んでこの歌を書いてきました。
私の座右の銘なのです
今朝は朝日に輝く山桜を静かに鑑賞してこようと思っています。
花に嵐のたとえのようにまた明日から雨模様の予報でした。
今日は岡城の桜を見に 母とドライブの予定を立てているのですよ。
花の盛りを愛でてきますね~
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