今年は特にそう思いました。
今回は介護期間の真ん中でしたから、飛行機の欠航も気にならず、心穏やかなものでした。
不思議なもので、気にならないとテレビも何も見ないし、母と雨戸を閉め切った屋内で音楽三昧の日を過ごしました。
竹田に来て10日以上になりますが、カラオケはまだ1度も今月はしていません。
能動的に楽しむ気分ではなかったからでしょうねえ。
音楽療法は脳の活性化に良いと思ってと、10月に来た妹が三橋美智也全集と歌謡浪曲全集のCDを土産に持って帰ってありました。
詩吟を織り交ぜて入れているからとても喜び何回も聞きたがります。
母が歌っていた歌ばかりなので、私が聞いても心が安らぎました。
二葉百合子さんの岸壁の母や、村田英雄さんの無法松の一生などは、二人で聞いて泣いていました。
何度も繰り返しの毎日を過ごしていました。
オシャレな母は散髪を特に喜びます。
そして外出したくなるようです。
買い物に行ってくるねというと、
「私も横にすわっていっていい?」と車で行くのだと思っているようです。
「車はエイコさんの時でしょ?今度車を持って奈良から帰るからね~~」
きれいになったら心が華やぎ、お出かけしたくなる気持ちはまだまだ母に残っています。
残っている感覚を大事にしてあげたいなあと思っているのです。
耳がかなり遠くなっていて、テレビでも何でも音量を最高にしないとダメみたい~~
11月20日の米寿のお祝いに補聴器をプレゼントしようと妹に呼びかけているところです。
来月の20日が米寿なのです。
カタログの説明を受けて注文して、昨日品物が届きました。
お試し期間ということで、取り扱いの方法を教えてもらったのです。
いざ、母に装着してみようとすると、
「私は貴方の話し声も良く聞こえるし、耳が遠いなどとは自分では思っていませんので、結構でございます!」
と頑なに断るのです。
「お試し期間ですから~」と恐縮しながら眼鏡屋さんは長さをあわせたり、音の高さを調べたり、母をなだめ賺せながらの作業たるや大変なものでした。
取り扱いの説明を受けて、「品物はお祝いの時に子供みんなからの贈り物ということにして手渡します。」ということで帰っていただきました。
そこから、母のお試しを始めます。
たしかに聞こえにくいという自覚は出来ていないようです。
一人暮らしだから好きな音量でテレビは見えるし、声も周りが大きな声で母に合わせて話してくれるし、本人は何も不自由していないのです。
押し売りお断りという剣幕で断るのですもの・・・
わが母ながら驚いてしまいました。
無駄なお金を使いたくないと思ってのことではないようです~
自分の老いを認めたくないということでもなさそうです~
本当に気付いていないのです。
私も27日には奈良に帰るので、ゆっくりと装着の練習は米寿の時からと思っています。
母が使えれば安い買い物ですから~
腰をすえて取り組んで見ますね~♪
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もっちゃんです
tuyosi
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