人間賛歌・もっちゃん4649

”いつまでもお世話をかけるねえ~” ('09年4月の自分史)


サクラソウです




ユリワサビです





1年半前の日記を自分史として 人間賛歌というブログに記録しています


2007年の暮れの母の様子を読み返し 母の本心を見た思いがして

今もドッキリと考え込んでしまいました


認知症って本人にも不安に感じる自覚があるのですねえ


当時 よくこんな会話がありました


「ヒロちゃん、なんだか変になっていくようなの・・・

おかしいんよ、頭が。  さてさて、どうなりますことやら~?」


「お母さん、大丈夫よ!

ずっと傍に私がいてあげるから、安心していていいのよ~♪」と言い聞かせていました


薄れていく記憶に異変を感じているのだなあ~と・・・


言葉にして伝えてもらってもなす術もなかったし ひたすら 私が傍にいるから

何も心配要らないよと慰めていたのでした


その頃の日記です
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10年くらい前から、毎月1回3日間、金曜日の夕方の便で帰り、
日曜の夜に帰るパターンで家の内外の掃除や金銭面の支払いなどを
管理する介助を始めました。

認知症が進み食事を作れなくなり、掃除洗濯も生活支援をお願いするようになっていきます。

夜中の一人暮らしは、体調が悪い時はとてもムリだと思い知らされる事態が起こったり、
妹が介護に帰っている時に発熱騒ぎで救急車をお願いしたりといろいろあって、
やっと気持ちの踏ん切りをつける時がきました。

昼間はヘルパーさんなど午前・午後と2回支援をお願いできるけれど、夜間は無理です。

一人にしておけないと思うようになりました。


紆余曲折を潜り抜け、奈良の平和な暮らしを打ち破って単身赴任をはじめたのです。

連れ合いとは冷静な話し合いで5年間介護に専念させてもらう約束をして、出てきています。

永い幸せな一生のわずか5年を切り裂いて、親孝行に当てても
誰も文句はつけられませんよね。


ここ一月あまり、母がとても快調で充実の日々を与えてもらえています。

食欲もあるし、夜遊びも治まったし、入浴を最高に喜ぶし、往診を月2回していただけるし、
これほどゆったりとした気持ちで過ごせたことは無いと思うくらいに体や心が楽なのです。

足のむくみも治まってきていますが、利尿剤のせいで夜中のトイレが3回はあります。

ポータブルの蓋を開ける音が合図のように 目を覚ましているのです。


下着の上げ下げの介助が要るのですが、今朝方の一言が胸に堪えました。

いつもは「すまんねえ~」とか「ありがとありがと~」と言う言葉ですが、今朝は
「いつまでもお世話をかけるねえ~」だったのです。


なんと相槌を打てば良いのかとっさに言葉が出ませんでした。

初めて聞く言葉に一瞬戸惑いを感じました。
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認知症という暗雲がかかっていて 大事なこともどこかに置き忘れている不安は

本人にも感じる一瞬があるようです


何も分からなくなっているのではなくって 時にはドキッとするような冷静な母の眼が

ありますから プライドだけは守ってあげなくては!と心しているのです


テレビを見ていると ‘アナログ’と右上の表示に気付き 何のことか訊ねてきます

あれはね~と 理解できる易しい言葉で納得させてあげました


退院できるようになり 眠り姫が目をさまし 周りの観察を始めたようです


かけがえのない母親ですから 娘として母の尊厳を最大限

守ってあげたいと強く思っています


今日はクウの狂犬病予防注射があります

良いお天気ですので散歩気分で出かけてきますね(*^^)v


では、続きはまた~(^.^)/~~~

おげんきで~♪

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)



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