母の妹は8年前に亡くなっています。
3歳違いの叔母は70歳を過ぎた頃にペースメーカーを入れ、入退院が多かったのでした。
献身的に介護に北九州まで出向き、何日も家を空けて看病に徹していた母のことを
今も尚 娘たちは感謝して慕ってくれているのです。
母が認知症になったきっかけは 叔母が亡くなったショックだったように感じています。
「ヒロコ姉さん、ちょっと伯母ちゃんの様子がおかしいんだけど~」
と2月末に電話がありました。
「お母さんの声を聞きたくなったら、伯母ちゃんのうちに遊びにおいで~
姉妹の声がとても似ているとみんなに言われていたからね~」と母が電話をかけたそうです。
優しい伯母だと初めは喜んでいたけど、それが また5分くらい過ぎると
同じ内容の電話がかかるようになったんだと教えてくれました。
それは叔母が亡くなって一月ぐらい過ぎてからのことでした~
それからぼちぼち物忘れがひどくなり、折り紙や料理や詩吟なども
すっかり卒業してしまい 今に至っているのです。
叔母には5人の女の子と6番目に男の子が授かっています。
中でも5女のEちゃんは とても親孝行で優しい性格なので、母の好物だったものを
伯母にも差し上げたいといって宅急便で届けてくれます。
昨日も午前中の指定で届きました。
母の介護で午前中なら外出はしないだろうという配慮なのです。
千鳥饅頭という菓子箱と 簡単な手紙とお小遣いが入っていました。
年賀状は片付けてあげたので、今はアルバムだけの楽しみだった母に
大きな楽しみが一つ増えました。
何回となく手紙を読み返し、紙幣を数えているのです。
見終わるとアルバムの間にしまっています。
1万円を10枚の千円札にして送ってくれたので、たくさんあって
楽しみが倍増って感じで喜んでいます。
今朝も7時過ぎには起きて、椅子に掛け 早速手紙を読んでいました。
私が「おはよう~♪」と声をかけて部屋に入ると、アルバムの間に
さっと隠す動作を見せました。
喜びは独り占めにって気持ちなのかしら~?
それほど大切にしているってことなのですよね~
ありがとう~
優しい心遣いに感謝しています
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もっちゃん
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