人間賛歌・もっちゃん4649

小豆正月のお祝い日 (’08年1月の自分史)


文句の付けようもないほど 素晴しい快晴の朝です


かなり冷え込みは強いですが、母の部屋の中から見る景色は格別です

前の広い田圃も お日様が当たったところは柔らかなしっとりとした黄緑色で、

近所の家の日陰の部分は 屋根も田圃も真っ白な霜で凍てつき、

はっきりと線引きされているのも珍しい光景です


山間部ですから お日様が家に届くのは9時を廻ったころでした

日本の西部ですからね~

日の出が遅いのです


母の部屋の前には、植木鉢を並べてあります

アブチロンは背が高く 柔らかな黄緑色の葉と 赤い提灯状の花が逆光で

新鮮な眺めを楽しませてくれています

ソシンローバイの蕾もかなり大きく膨らんできています


なんだかワクワクと 心が弾んでくるから不思議~

筋肉痛も取れて昨夜はぐっすりと眠ることが出来ました


母のトイレの回数は 2時間に一度と言う頻尿です

昼夜が入れ替わっていますからね・・・


でも、夢の続きを見たいから 話しかけないで 介助が済むと私は布団に入ります


母はしばらくして

 ここはお国を何百里~♪ 

離れて と~おき満州の~♪

と歌い始めていました


夜中の2時前でした


相手をし始めたら大変と 黙って寝たふりをしていましたら、それっきり静かになりました

かくれんぼで鬼に見つからなくってよかった~!と言う気持ちでしたよ


朝方4時過ぎのトイレの時に、意識がもどっていたのかトイレットペーパーを探すのです

「きれいに私が拭いてあげるから お母さんは立ってください~♪」と促したのです


「あんたは親孝行、親孝行~(@^^)/~~~

ありがたいね~♪ できないことよね~!」

と下着を調えながら ベッドに腰掛けてしばらくつぶやいていました


母が私の介護を客観的に捉えることが出来たのは おそらく初めてのことでした

親孝行を自分はしてもらっているなんて感覚は持てていませんからね~


私がそこに居るのはしごく当たり前のことなんです

そこにいなくても何の不思議もないのです


意味を考えないのが病気ですからね~

よほどうれしかったのでしょうね~

ありがたかったのだと思います


自分を助けてくれているのが 娘なんだと分かってくれて、とてもうれしい気持ちになりました

ちょっとでも心に届いてくれたのなら本望です


母の口から‘親孝行’と聞ける瞬間をもらえ、私は忘れないと思いました


初めは大変だ~と構えていましたが、人間って慣れてしまえばできるのですね~


利尿剤の関係で頻尿ですから、水分補給もそのたびに一口でも飲まないといけないし、

それが抵抗なく出来ている私を 冷静な私が認めているのです


定年を過ぎ 介護に専念できる年齢まで 待ってくれていたことを大きく感謝しています

気がかりなことがまったくないのです


母の介護に専念できている境遇にあることを まず大きく感謝です


快晴の朝は 大きな喜びを再確認させてもらえたし、今日は1月15日の小豆正月のお祝い日

小豆粥をいただく日です


赤飯の用意をしてお昼にお祝いをしようと予定しています


限りある命の日々を楽しい話でいっぱいにしたいですからね~(^^♪


では、続きはまた明日~

ごきげんよう♪

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)



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