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思うだけで怖くって身震いなのですが、クウの保護者ですから守ってやる義務があります。
毎回長い柄の草取り鎌を持ち歩いて備えていました。
不思議なことにそんな怖い目にあったことは早朝も夕方も今年の夏は一度もなかったのです~
「ヒロコちゃん、あんた何を持っちょるんな~?
犬の糞を掻くためなあ?」とよく出会う人に聞かれたものです。
「クウが草むらにすぐに飛び込むから、蛇に巻きつかれた時にやっつけるためよ~
短い鎌が先についているからね~」と答えていました。
冷静にイメージトレーニングは積み重ねていたけど、本番になったら怪しいものです~
飛び上がって逃げるか、腰を抜かすかのどちらかでしょうけどねえ。
怖いことが重なるってあるんですよねえ~
裏の畑の石垣でも何回も草取りをしたのに一度も姿を見かけたことがなかったので、すっかり安心しきっていました。
高さが2メートルくらいで長さが50メートルほど続く石垣は隙間があるし、常にビクビクものです~
怖くって苦手な蛇との遭遇にいつも内心悩んでいたのです。
よくしたもので、祖母に小さい時に教わった「アブラウンケンソワカ」という御呪いを3回唱えておくと、伊勢の神風が吹き飛ばしてくれるという事がありがたくも功を奏してくれていたのです。
これで大丈夫!!
10月に入り、肌寒さも感じてきたので最近はもう御呪いもいつのまにか唱えなくなっていました。
ところが昨日の夕方に、石垣の上から真ん中辺りまで下りてきて、また折り返し上に上った形のままで大きな蛇の抜け殻があったのです。
抜け殻だけでもすごい迫力~
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2メートル近くはありそうなアオダイショウのものでした。
やっぱりここにはいてたんだ~と気味が悪くなってそそくさと立ち去りました。
帰り道のカボスの木がある土手の上に、同じくらいの大きさの抜け殻を続いて発見してしまいました
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もうすっかり震え上がってしまって、昨日の夜は野草の友に電話をして抜け殻を取り外してもらうことをお願いしました。
見えるだけでそこは通れないほどこわいですからねえ~
友の家では蛇の抜け殻で「寿」という字を書いて額に入れて飾っていると聞いたことがあったからです。
お足が溜まるとかいって目出度いのだそうです。
今日の散歩はバイパス中心を歩こうと思っています。
曇りのお天気なので、筋雲は今朝は見えませんでした。
昨日空を見上げてばかりいたので、首が筋肉痛になっています~
何にも起きない平凡な村ですが、私の心は大きく揺れていました~
ビックリすることの連続でしたから~
母は元気で幸せに過ごしていますよ~
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