夏休みの介護はふだん勤めの都合で休めない妹たちがお盆休みや保健休暇などを取って介護に当たってくれる時と暗黙の了解が出来ていました。
私は長男の嫁と言う立場で特にお正月とお盆は家を空けることが出来ないと結婚当初から言い聞かされていましたから~
お盆や正月に嫁が旅行しているとなると離縁ものです~
親類がうるさい土地柄なんです~
私も離縁されて出戻り娘と指を差されるのはプライドが許しませんからねえ~
しかたなく掟に背かずに第1幕は勤め上げました~
今はそんなことはどうでもいいし怖くはありません。
子育てが終了している強みなんでしょうか~?
命あるものを守りたいと言う一念だけで動いています!
私は第1幕の時は毎年お盆前に九州に帰っていたのですが、介護が始まってからは6月の次は9月に予定を入れていました。
なるべく母が一人になることを防ぎたかったのです。
姉妹が重なることは母のために避けていました。
お盆が済み暇になると母のことが案じられ汗疹が順調に治っているかな~?と居ても立ってもいられない気持ちになりました。
こんなところでぼやぼや家事をしている自分がじれったくって、今すぐにでも飛んでいきたい気分なのです。
孫のお守りをして買い物にいって食事の支度をして・・・
確かに家族のみんなを喜ばせ役立って居る事は確かだけど、こんな事をしていられない気になるのです。
寝ても覚めても心の底には心配な母がいて~~
救われないのが正直な気持ちでした。
連れ合いはこの20日の間に海外出張が2回あり、家に帰れて身の回りの世話ができたのは4日だけ。
そのためだけに待機している価値があるのかと最近じりじりと焦りを感じています。
わずかな帰りを待つだけの私はいやだなあ~
もっと私にはやることがあるはず・・・
アテネオリンピックの開催期間なので気持ちが紛れているけど、心ここにあらずの毎日で不満がふつふつと湧いてきていました。
夏休みなので妹に任せているための欲求不満の現われだったのでしょうねえ~
勤めをとるか、介護をとるか・・・
私は介護を優先して1年早く勇退しました。
お金よりも、母に寄り添う時間の長さが大切だったのです。
一日の大半を横になって過すようになり、起きているのがきついと言い始めています。
高齢なのでいつ何時おかしくなっても不思議ではありません。
病気が無い健康な人なので、ゆっくりと生を楽しみながら慣れた住まいで最期を迎えさせたい~と願いました。
認知症のお陰で楽しい事だけを感じる人に今はなっています。
後はしっかりと娘の別荘の留守番をしているのだと自分なりの生きがいをもっているのです。
昨夜、千葉の妹からメールが届きました。
明日の夕方竹田に着きます。
連れ合いと長女の3人で出かけます。
それでいいでしょうか?
はい、了解。
夕食のお弁当まで福祉の宅配を頼んであるし、ヘルパーさんも夕方入って下さるからゆっくり着けばいいですよ~
と返事を出しました。
やっと向こう岸に泳ぎ着けた気持ちです。
9月4日まで妹は滞在して介護に当たってくれる予定。
心の底の重たいしこりがす~~っと溶けてなくなりました。
とても清々しい朝を迎えることができていました~~
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もっちゃんです
tuyosi
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