独り言を『ささやいていく』ブログ

最近忘れっぽくなってきたので、後で『思い出すため』に適当に書いていく感じです。

マザーmother【映画の感想】

2024-06-15 17:58:48 | 映画

2020年のドラマ映画。俺に『全く合わない』映画だった。

 

離婚した秋子と息子・娘、3人家族はホームレス生活をしていたが、生活保護を認められる。
家族の生活は安定するが、秋子の元彼氏が現れた事で崩壊が始まるという話。

 

実際の事件を元にして作られている作品なので、以下は多めのあらすじ。

秋子は結婚後、息子『周平』を産むが、その後に離婚。秋子はシングルマザーとなる。

元夫から月5万の振り込みがある生活だったが、秋子は仕事をせずパチンコやゲーセンで遊び、家族などに金を借りていた。

ある日、秋子は名古屋のホスト『遼』と出会い『秋子・周平・遼』の3人で生活する。

秋子の妊娠が発覚したことで、遼は自分の子供だと認めずに逃亡。秋子は娘『冬華』を出産する。

3人はホームレス生活をすることになるが、社会的な助けがあり生活保護を受けることが出来、生活が安定する。

しかし、冬華の父親であり逃亡した元ホストの男『遼』が秋子たちの前に『なぜか突然、どこでもドアを使ったのではないかと疑うように』現れたことで、後に周平は殺人事件を起こすことになってしまう。

実際に起きた『殺人事件』を元に作られた作品。どこまでが事実で、架空の話かは分からない。ネットで簡単に調べた程度だけど、終盤で描かれる『殺人事件の経緯』は『恐らく』同じなんではないかと思う。

劇中で、ともかく金、男がすぐ惚れる美人の母、他人に金を借りか盗む、パチンコ、学校へ通う重要性、そんな話が色々描かれたと思うけど何がやりたかったのかはイマイチよく分からず。

様々な事件・ストーリー・アクションが起きるけど、それらが頭に残ることはなく流れるように過ぎていく感じ。

ただ、タイトルの『mother』として考えると本作に違和感が残った点は明確になる。

まず、長澤まさみの演じる母親『mother』は、美人すぎ。美人で綺麗だからこそ成立する話になってるように見える。それはどうなんだろう?違う俳優の方が良かった気がする(実在の事件の母は美人だったのだろうか?)

『mother』の過去をなぜ『キチン』と描かないのか?という疑問もある。

彼女はどんな子供時代で、結婚して失敗したのか?という描き方は『少し』だけ。そのため『mother』がよく分からない女性に見えてしまう。彼女『mother』の子供への(悪い意味での)『継承(分身)』もしくは『継承させようとする』話にも説得力を失わせていたように感じてしまう。

まあ、長澤まさみは美人で劇中で綺麗に魅力的に撮影されていると思う。そのため長澤まさみが好きな人やファンは観てみるのも良いかもしれない。共演に女優『夏帆』が出ているので映画『海街diary』とセットで楽しむのもありかもしれない。

唐突に始まる話とベットシーン、無理した大声の叫び、違和感のある話の繋がり、何をやりたかったのか分からないストーリー、テーマの謎、役所勤めの男が実は死んでなかった!やったー!『え???』話とか色々、俺に『全く合わない』映画だった。