![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/55/ca7ab670180ca6c35cb82d27b7455efb.jpg)
(写真は七里の渡し跡)
鳴海宿から、足を引きずりながら約7キロ、ようやく名古屋
の市街地に入った感じで、東海道の両側には中小のビルが
続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0039.gif)
JRの踏切を渡り、名鉄のガードをくぐると、宮宿(みや
しゅく)の入口である伝馬町商店街に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/20/e8bb4b90d9ec8f9c795d1b0abab46eb0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/6e/df9dc1ac75829bff175de81fe7ed13e1_s.jpg)
でも、裁断橋跡などの史跡の立て札が点在するだけで、宿場町
の面影は残っていません。
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宮宿は、江戸時代には、「七里の渡し」として、次の桑名宿
への海上航路の玄関口であると共に、熱田神宮の門前町
として、旅籠248軒と、桁違いの規模の宿場町だった
そうです。
「七里の渡し」跡がある「宮の渡し公園」に向かいます。
しかし、いくら注意して歩いても、「七里の渡し」や
「宮の渡し公園」の表示が全くありません・・・
右腰の筋肉の痛みと腰痛の再発で、間違った道を戻る
元気はありません!
祈る様な気持で、表示を探しましすが、見当たりません!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)
参ったな~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
高い場所から見回してみよう、と陸橋に登ってみます。
何と!その陸橋を向こう側に降りたところが宮の渡し公園
でした!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
「宮の渡し公園」には、船の出入りの目印となった、冒頭の
写真右の「常夜灯」や、写真左の「時の鐘」などが復元され、
往時が偲ばれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/74/efc9898e2b9ba875dad7e17993737f76_s.jpg)
時の鐘は、出航時刻を告げ、常夜灯は、灯を灯すことで、
逆に渡船禁止の時間帶を示したそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/20/7a1c7528b198b65a85bb3db9e182aca8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/b2/d418a2040da73eeab80f670b56fa9ba1.jpg)
「東海道中膝栗毛」では、弥次さん喜多さんは、宮宿
の鍵屋という旅籠に泊まります。
弥次さんが、宿の主に、”船で桑名に渡るのはいいが、
船から小便するのが怖くてな。”
と相談すると、
主が、”そういう方には、切った竹の筒を差し上げ
ています。”と答えます。
翌朝、桑名に渡る船の中で尿意をもよおした弥次さんは、
早速、周りの人に気付かれない様に、こっそりと
竹筒を取り出します。
本来、この竹筒の使用法は、船べりから竹筒を海に
突き出して、火吹き竹の様に、先に開けてある小さな
穴から海へ流すためのものです。
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ところが、この竹筒を携帯トイレと勘違いした弥次さんは、
竹筒の先の小さな穴に気がつかず、座ったまま用を足して
しまいます。
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(でも、1/12のNHK「ぶらタモリ」では、 江戸の隅田川
では、竹筒を携帯トイレとして使用していたそうです
から、弥次さんが間違えたのも仕方なかったのかも?)
たちまち、船床は水?びたしになり、船の中は、大騒ぎ
になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
竹筒を持ったまま、まごまごしている弥次さんは、船頭に、
”誰だ!小便をしたのは!
船の神様が汚れる! 早く小便を拭いて!”
まくしたてられた弥次さんは、ふんどしを脱いで、床を
拭き始めます。
現在は、海上の「七里の渡し」がないので、東海道を歩く人
の間では、神宮前駅から桑名駅までは、電車に乗ることが
”慣例”になっているそうです。
私もこの慣例に従うことにします。
七里の渡しから歩いて10分位の熱田神宮へ、足を引きずり
ながら寄り道をします。
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熱田神宮の前の名鉄・神宮前駅から電車に乗り、岡崎を
経由して豊橋へ向います。
そして、豊橋でJRに乗り換えて、何とか横浜に戻りました。
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