![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/65/f7259eacce06c180ad7a28f9bdbccad9.jpg)
(写真は、沖ノ島を遥かに臨む「沖津宮 遙拝所」)
9月30日~10月7日に熊本へ帰省した帰りに、
世界遺産の宗像大社・辺津宮の境内で、
高宮祭場と神宝館を見学した話しの続きで、
世界遺産宗像大社の最終回です。
世界遺産・宗像大社は、「沖ノ島」の沖津宮、
「大島」の中津宮と遥拝所、「宗像市内」の辺津宮
の三社の総称です。
次頁の航空写真で、宗像市内の辺津宮から
11km離れた大島の「中津宮」、
更に49km離れた沖ノ島の「沖津宮」を
直線で結んだ先には、145km離れた朝鮮半島の
釜山があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ec/d477d817b04fd826ac0cce90224e366a.jpg)
この直線ルートは、古代から、朝鮮半島との政治、
経済、文化の海上路でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ship.gif)
そして、沖津宮のある「沖ノ島」は、九州と朝鮮
半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央にあり、遣隋使や
遣唐使も、この沖ノ島を目印にして渡航していた、
という記録が残っているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
「沖ノ島」は、古来より、「お不言さま(おいわず
さま)」(島に立ち入り見聞きした事は口外
してはいけない)と呼ばれ、島全体が御神体です。
従って、「沖の島」は、昔から女人禁制で、
以前は男性は禊を行って上陸出来ましたが、
世界遺産登録後は、上陸は全面禁止になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
残念!!
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でも「安心して下さい!、ちゃんと遥拝出来ます
よ!」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
「沖ノ島」には行くことが出来ませんが、沖ノ島を
遥拝出来る「大島」までは、我々一般人でも、
気軽に行けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
という訳で、宗像大社・辺津宮の前のバス停から、
路線バスに乗り、約10分の神湊(こうのみなと)
へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0036.gif)
宗像市の沖合い10キロに浮かぶ人口700人の
「大島」へは、ここ神湊の神湊港からフェリー
で25分です。(片道560円)
(客船・しおかぜだと、たったの15分です。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/12/2601723008c464625fec2f99501cd8f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/fd/3a4cbb35af1ecf551b184b7b55b5ede3.jpg)
周囲8キロ、人口900人の島ですが、福岡県では
一番大きい島なので「大島」の名前が付いた
そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
風もなく海は穏やかですが、世界遺産指定から
間もないせいか、フェリーは観光客で超満員です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
大島が見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c5/782e4f1cbe99196d5ddffc45a0a715d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/32/a2910c92c79f0886cf0bad366f3a84cb.jpg)
フェリーが「大島港ターミナル」に着岸すると、
観光バス「グランシマール」が待ち構えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a9/6a9ecd08f00e3dc2a0f3df5191799e3c.jpg)
(300円、1日乗車券700円)
先ずは、観光バスで約10分の島の反対側にある
「沖津宮遙拝所」(おきつみや ようはいしょ)へ
向かいます。
観光バスが峠を下ると、眼下に真っ青な海が
見えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
海岸の近くのバス停で下り、そこから石段を
上ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/60/a02dfa2a4978d5e652574bc8839f5b83.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/39/e447d9b6d29710aa1ccded8f0f06da87.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/76/683feddfaa394fa4903e5caa5e0eb1b2_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/72/ec2a03bb7c94f04fe06ac33cfa8f61ef.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/75/a4673fbe4fbbb6f376c26ba2565c8ad9.jpg)
沖津宮遥拝所に参拝してから、青い海の水平線に
目を凝らします…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/36/d2/55fef83739889250760aa0afbf2b65f9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a0/e760411ce01892c23e1ce6f26d4ffd66.jpg)
天候も良いので、ここ「沖ノ島遥拝所」からは、
前頁の写真の赤線矢印の位置に、ぼんやりと
「沖ノ島」が見えるハズなのですが?
島影さえ見えません・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_3.gif)
念のため、カメラのズームで覗き込んでみますが、
やはり見えません・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
この時期は、中国からのPM2.5の影響で、
見えづらいらしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
沖ノ島の遥拝を諦めて、観光バスで「日本海軍の
砲台跡」へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/1d/6992d400755b9ad95663d96da4dab9ed.jpg)
島の牧場を抜けると、大規模なテーマパーク
の様な絶景が目の前に広がってました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b6/4b52fe0bfa7bcc05baacf56e28b4d744.jpg)
この広々とした草原の一角には、上の写真の
砲台跡が残ってました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b4/98e237c641c306d097b83647eaac1b24.jpg)
ここまでの疲れが吹っ飛ぶ様な素晴らしい景色
です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/91/2847b2ad607d88fd8e328c0203914b57.jpg)
大島観光の際には、ここ風車展望所からの絶景は
絶対に外せません!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/3b/4362c6e28de545939606743687317291.jpg)
最後に、観光バスで、大島ターミナルに戻り、
ターミナルの近くの宗像三神の端津姫神
(たきづ ひめのかみ)を祀る「宗像大社
中津宮」へ歩いて行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ea/feb344148cba6e63fb390f87613eb78a.jpg)
港の横を進んで行くと、数分で「中津宮」に
到着しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/a9/b324fcb5c7baa77ad09890c3d5924a7f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/70/f2854473105ca78e771253a8135ba2e0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/47/140335e3851be23f6dc8d2c3389311cc.jpg)
一つ目の鳥居と二つ目の鳥居をくぐり、石橋を
渡って、急な石段を上っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/3b/790233e9453411b0003385a9780e484b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/0f/77cc898d66c891635a89ba35b6f7d028.jpg)
中津宮の本殿・拝殿に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f1/bbe87e56e7bc9521c832bc4654a17fa1.jpg)
本殿は、宗像氏貞の建立、切妻屋根の拝殿は、
福岡藩主・黒田氏の再建です。
中津宮の本殿・拝殿は、海を隔てて、宗像市内の
辺津宮と向かい合う様に鎮座しています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/0b/08811f9197edbdfa6d07aae81313c2d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/d4/6b385e8890b3cfe1ab946de0d586b1fe.jpg)
中津宮には、鎌倉時代から現代まで、七夕祭が
あり、「七夕伝説」発祥の地といわれています。
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帰り道は、フェリーで神湊へ戻り、神湊から、
西鉄特急バスで1時間、福岡天神へ向かい、
天神から地下鉄で福岡空港へ向かいました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/airplane2.gif)
ps.
フェリー、路線バス、大島島内観光バス、全て
本数が非常に少ないので、上手く時間を合わせ
ないと、全ては回れないので、上手く組み合わせ
が出来ない場合は、一部タクシーを利用するのも
一方法かなと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)